このページでは、魚の鯖の開き干しを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
鯖の開き干しのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは鯖の開き干しの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 303 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 8.3 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.7 | g | 多い |
脂質 | 28.5 | g | 多い |
食塩相当量 | 1.7 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> (さば類) 加工品 開き干し」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、鯖の開き干しがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
鯖の開き干しはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
鯖の開き干しとは?どんな食材?
鯖の開き干しは、鯖の身を開いて干した魚加工品です。鯖は、青魚の一種であり、豊富な栄養素を含んでいます。開き干しとは、魚を開いて背骨を取り除き、そのまま干すことで風味を引き立てる加工方法です。鯖の開き干しは、鮮度が良く、しっかりとした身が特徴です。
鯖の開き干しの特徴
鯖の開き干しは、鮮度が良いため、魚の旨みや風味が豊かです。また、しっかりとした身があり、食べ応えもあります。鯖は脂が多く、その脂が干すことでより一層引き立ちます。さらに、鯖の開き干しは保存性に優れており、長期間保存することができます。
鯖の開き干しの食べ方
鯖の開き干しは、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用することができます。まずは、そのまま食べる際には、ご飯の上にのせたり、お酒のおつまみとして楽しむことができます。また、鯖の開き干しを使った煮物や焼き物、炒め物など、様々な料理にアレンジすることもできます。鯖の開き干しの風味と旨みを活かした料理を楽しんでみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は鯖の開き干しがダイエットにどう役立つか説明します!
鯖の開き干しはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が豊富
鯖の開き干しは、栄養データからわかるように、タンパク質が18.7gも含まれています。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。タンパク質は筋肉の合成を促進し、健康な筋肉の維持に役立ちます。また、タンパク質は食事を摂ることで満腹感を得ることができ、食欲を抑える効果もあります。そのため、鯖の開き干しは健康的な食事に役立つ食材と言えます。
2. 脂質が多いが、必要な脂質が含まれている
鯖の開き干しは脂質が28.5gも含まれていますが、これは必要な脂質の一部です。脂質はエネルギー源としての役割を果たすだけでなく、脳や神経系の正常な機能を維持するためにも必要です。また、脂質には体温調節やビタミンの吸収を助ける役割もあります。ただし、摂取する脂質の種類には注意が必要です。鯖の開き干しは、オメガ-3脂肪酸が豊富に含まれており、心血管の健康をサポートする効果があります。そのため、適度な量の鯖の開き干しを摂取することで、健康的な食事に役立てることができます。
3. 糖質が低く、食物繊維は無し
鯖の開き干しは糖質が8.3g含まれており、低糖質の食材と言えます。糖質の摂取量を抑えることは、血糖値の上昇をコントロールするために重要です。また、食物繊維は便通を促進し、腸内環境を改善する効果がありますが、鯖の開き干しには食物繊維が含まれていません。そのため、糖質制限や食物繊維摂取に気をつけている方にとって、鯖の開き干しは適した食材と言えます。
おすすめ:鯖の開き干しのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
鯖の開き干しに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが多く含まれている
鯖の開き干しは、可食部100gあたりに680 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や体の浮腫の原因になる可能性があります。そのため、塩分制限が必要な方は注意が必要です。
2. リンや鉄、ヨウ素、セレンが多く含まれている
鯖の開き干しには、リン、鉄、ヨウ素、セレンが豊富に含まれています。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、鉄は酸素を運ぶために必要な栄養素です。また、ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に関与し、セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持に役立つ栄養素です。
3. カリウムやカルシウム、マグネシウムが普通の量含まれている
鯖の開き干しには、カリウム、カルシウム、マグネシウムも含まれていますが、これらの栄養素は普通の量とされています。カリウムは体内の水分バランスや神経・筋肉の正常な働きに関与し、カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素です。また、マグネシウムは骨や筋肉の健康維持に役立つ栄養素です。
以上のように、鯖の開き干しはナトリウムが多く含まれている一方で、リンや鉄、ヨウ素、セレンが豊富に含まれています。また、カリウムやカルシウム、マグネシウムも普通の量含まれています。これらの特徴を考慮して、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
鯖の開き干しに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンA
鯖の開き干しに含まれるビタミンAは、レチノールとレチノール活性当量の2種類です。レチノールは9 μg含まれており、その含有量は多いと言えます。一方、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれていません。レチノール活性当量は9 μgであり、一般的な量と言えます。
2. ビタミンD
鯖の開き干しにはビタミンDが含まれており、その含有量は12 μgと多いです。ビタミンDは骨や歯の形成に関与し、カルシウムの吸収を促進する重要な栄養素です。
3. ビタミンE
鯖の開き干しにはビタミンEが含まれており、その主な成分はα-トコフェロールです。ビタミンEの含有量は2.4 mgであり、多いと言えます。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから身体を守る役割を果たします。
最後に、鯖の開き干しの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「鯖の開き干し」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 303 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 8.3 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.7 | g | 多い |
脂質 | 28.5 | g | 多い |
「鯖の開き干し」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 50.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.5 | g | 多い |
コレステロール | 65 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.7 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「鯖の開き干し」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 680 | mg | 多い |
カリウム | 300 | mg | 普通 |
カルシウム | 25 | mg | 普通 |
マグネシウム | 25 | mg | 普通 |
リン | 200 | mg | 多い |
鉄 | 2.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 110 | μg | 多い |
セレン | 110 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 9 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 9 | μg | 普通 |
ビタミンD | 12.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.13 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.59 | mg | 多い |
ナイアシン | 8.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.42 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 11.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.63 | mg | 多い |
ビオチン | 8.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
廃棄部位: 頭部、骨、ひれ等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
鯖の開き干しと同じ魚の魚加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
真鯵の開き干し | 150 | 5.3 | 20.2 | 8.8 | (0) |
あゆ焼き | 149 | 8.7 | 26.6 | 6.8 | (0) |
いかなごの煮干し | 218 | 12.3 | 43.1 | 6.1 | (0) |
いかなごのつくだ煮 | 271 | 38.2 | 29.4 | 4.6 | (0) |
いかなごのあめ煮 | 268 | 42.6 | 25.6 | 3.7 | (0) |
いとよりだいのすり身 | 90 | 7.5 | 16.7 | 0.4 | (0) |
うるめいわしの丸干し | 219 | 8.0 | 45.0 | 5.1 | (0) |
かたくちいわしの煮干し | 298 | 14.0 | 64.5 | 6.2 | (0) |
かたくちいわしの田作り | 304 | 14.0 | 66.6 | 5.7 | (0) |
めざし焼き | 200 | 11.2 | 23.7 | 15.0 | (0) |
しらす干し | 113 | 6.0 | 24.5 | 2.1 | 0 |
かたくちいわしのみりん干し | 330 | 34.1 | 44.3 | 7.0 | (0) |
まいわしのみりん干し | 314 | 24.6 | 31.4 | 15.7 | (0) |
イワシの水煮缶詰 | 168 | 5.7 | 20.7 | 10.6 | (0) |
うなぎの白焼き | 300 | 6.6 | 20.7 | 25.8 | (0) |
うなぎのかば焼 | 285 | 8.4 | 23.0 | 21.0 | (0) |
うまづらはぎの味付け開き干し | 289 | 20.9 | 58.9 | 1.6 | (0) |
なまり節 | 162 | 8.0 | 38.0 | 1.1 | (0) |
かつお節 | 332 | 14.8 | 77.1 | 2.9 | (0) |
削り節 | 327 | 13.4 | 75.7 | 3.2 | (0) |
かつおの缶詰 | 139 | 14.5 | 18.4 | 2.7 | (0) |
子持ちがれい | 123 | 1.5 | 19.9 | 6.2 | (0) |
干しかれい | 104 | 0.9 | 20.2 | 3.4 | (0) |
かんぱちの三枚おろし | 119 | 4.4 | 21.0 | 4.2 | (0) |
このしろの甘酢漬 | 184 | 11.7 | 19.1 | 10.1 | (0) |
カラフトマスの水煮缶詰 | 145 | 4.3 | 20.7 | 7.2 | (0) |
塩鮭 | 183 | 4.4 | 22.4 | 11.1 | (0) |
鮭の水煮缶詰 | 156 | 4.4 | 21.2 | 8.5 | (0) |
塩さば | 263 | 6.3 | 26.2 | 19.1 | (0) |
鯖の開き干し | 303 | 8.3 | 18.7 | 28.5 | (0) |
しめ鯖 | 292 | 9.1 | 18.6 | 26.9 | (0) |
鯖の缶詰水煮 | 174 | 5.1 | 20.9 | 10.7 | (0) |
鯖の缶詰みそ煮 | 210 | 10.7 | 16.3 | 13.9 | (0) |
さんまの開き干し | 232 | 5.2 | 19.3 | 19.0 | (0) |
さんまのみりん干し | 382 | 28.1 | 23.9 | 25.8 | (0) |
さんまのかば焼の缶詰 | 219 | 12.6 | 17.4 | 13.0 | (0) |
ししゃも干し | 152 | 4.8 | 21.0 | 8.1 | (0) |
からふとししゃも干し | 160 | 5.2 | 15.6 | 11.6 | (0) |
すけとうだらのすり身 | 98 | 9.9 | 17.5 | 0.2 | (0) |
タラコ | 131 | 5.2 | 24.0 | 4.7 | (0) |
辛子明太子 | 121 | 6.6 | 21.0 | 3.3 | (0) |
かずのこ | 139 | 1.7 | 25.2 | 6.7 | (0) |
はぜのつくだ煮 | 277 | 45.1 | 24.3 | 3.0 | (0) |
はぜの甘露煮 | 260 | 44.8 | 21.1 | 2.2 | (0) |
ふなの甘露煮 | 266 | 48.0 | 15.5 | 3.6 | (0) |
塩ほっけ | 113 | 2.9 | 18.1 | 4.9 | (0) |
ほっけの開き干し | 161 | 3.7 | 20.6 | 9.4 | (0) |
ツナの缶詰 | 70 | 3.4 | 16.0 | 0.7 | (0) |
あさりのつくだ煮 | 218 | 36.2 | 20.8 | 2.4 | (0) |
あさりの缶詰水煮 | 102 | 7.8 | 20.3 | 2.2 | (0) |
あわびの水煮缶詰 | 85 | 5.3 | 19.4 | 0.4 | (0) |
エスカルゴの水煮缶詰 | 75 | 6.0 | 16.5 | 1.0 | (0) |
かき 水煮 | 90 | 10.1 | 9.9 | 3.6 | (0) |
牡蠣のくん製油漬缶詰 | 294 | 15.7 | 12.5 | 22.6 | (0) |
はまぐりのつくだ煮 | 211 | 30.2 | 27.0 | 2.8 | (0) |
ホタテ貝の貝柱の水煮缶詰 | 87 | 6.6 | 19.5 | 0.6 | (0) |
さるぼうの味付け缶詰 | 131 | 17.4 | 15.9 | 2.2 | (0) |
干しえび | 213 | 10.4 | 48.6 | 2.8 | - |
海老のつくだ煮 | 239 | 35.6 | 25.9 | 2.2 | - |
ずわいがにの水煮缶詰 | 69 | 4.5 | 16.3 | 0.4 | (0) |
たらばがにの水煮缶詰 | 85 | 5.5 | 20.6 | 0.3 | (0) |
ホタルイカのくん製 | 305 | 39.9 | 43.1 | 7.5 | (0) |
ホタルイカのつくだ煮 | 245 | 34.9 | 27.0 | 6.7 | (0) |
さきいか | 268 | 31.0 | 45.5 | 3.1 | (0) |
イカのくん製 | 202 | 22.3 | 35.2 | 1.5 | (0) |
切りいかあめ煮 | 310 | 53.9 | 22.7 | 4.7 | (0) |
いかあられ | 289 | 55.4 | 20.0 | 1.8 | (0) |
いかの塩辛 | 114 | 11.4 | 15.2 | 3.4 | (0) |
いかの味付け缶詰 | 127 | 14.6 | 21.4 | 1.8 | (0) |
あみのつくだ煮 | 230 | 41.9 | 19.1 | 1.8 | - |
あみの塩辛 | 62 | 5.4 | 12.9 | 1.1 | - |
粒うに | 172 | 22.5 | 17.2 | 5.8 | (0) |
練りうに | 166 | 26.8 | 13.5 | 2.9 | (0) |
なまこのこのわた | 54 | 1.6 | 11.4 | 1.8 | (0) |
ほやの塩辛 | 69 | 4.3 | 11.6 | 1.1 | (0) |
アジフライ | 270 | 12.7 | 20.1 | 18.2 | - |
真鯵のから揚げ | 268 | 9.8 | 24.0 | 18.6 | - |
イワシのフライ | 384 | 17.0 | 20.0 | 30.3 | - |
アンチョビの缶詰 | 157 | 4.4 | 24.2 | 6.8 | (0) |
まこがれい 焼き | 138 | 6.3 | 28.5 | 2.8 | (0) |
きすの天ぷら | 234 | 10.7 | 18.4 | 15.2 | 0.7 |
すけとうだらのフライ | 195 | 9.1 | 19.2 | 11.9 | - |
スルメイカの天ぷら | 175 | 10.2 | 16.7 | 10.8 | 0.8 |
かんぱちの背側 | 95 | 2.9 | 22.2 | 1.2 | (0) |
牡蠣フライ | 256 | 36.0 | 7.6 | 11.1 | - |
釜揚げしらす | 84 | 5.1 | 17.6 | 1.7 | 0 |
桜でんぶ | 351 | 81.6 | 10.6 | 0.5 | 0 |
まぐろの天ぷら | 222 | 8.6 | 25.1 | 12.6 | 0 |
スルメイカフライ | 352 | 13.6 | 24.8 | 23.4 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。