このページでは、魚のかんぱちの背側を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
かんぱちの背側のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはかんぱちの背側の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 95 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 22.2 | g | 多い |
脂質 | 1.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> かんぱち 背側 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、かんぱちの背側がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
かんぱちの背側はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
かんぱちの背側とは?どんな食材?
かんぱちの背側は、魚加工品の一つであり、かんぱちの背中側の部位を指します。かんぱちは、高級魚として知られ、その背側は特に美味とされています。
かんぱちの背側の特徴
かんぱちの背側は、ふっくらとした身が特徴です。脂ののった部位であり、口の中でとろけるような食感があります。また、淡白な味わいでありながらも、上品で豊かな香りが楽しめます。
かんぱちの背側の調理方法
かんぱちの背側は、さまざまな調理方法で楽しむことができます。刺身として食べると、新鮮な魚の旨味が引き立ちます。また、焼き物や煮付けにすると、脂の甘みが引き出され、さらに深い味わいが楽しめます。さらに、寿司のネタとしても人気があります。
まとめ
かんぱちの背側は、高級魚であるかんぱちの背中側の部位であり、ふっくらとした身と口の中でとろけるような食感が特徴です。淡白な味わいに加え、上品で豊かな香りが楽しめます。さまざまな調理方法で楽しむことができるため、刺身や焼き物、煮付け、寿司のネタなど、幅広い料理に利用することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はかんぱちの背側がダイエットにどう役立つか説明します!
かんぱちの背側はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
「かんぱちの背側」は100gあたり95kcalと、やや低いカロリーです。この低カロリーな食材は、ダイエット中の方にとって非常に役立ちます。摂取するカロリーを制限しながら、満腹感を得ることができるため、健康的な食事を継続することができます。
2. 高タンパク質であるため、筋肉の維持や修復に効果的
「かんぱちの背側」は100gあたり22.2gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の主要な構成要素であり、筋肉の成長や修復に重要な役割を果たします。特に運動をしている方や筋力トレーニングを行っている方にとっては、タンパク質の摂取は欠かせません。その点で、「かんぱちの背側」は多いタンパク質を含んでいるため、筋肉の維持や修復に効果的な食材と言えます。
3. 低脂質であるため、心血管疾患の予防に貢献する
「かんぱちの背側」は100gあたり1.2gの脂質を含んでおり、低脂質です。過剰な脂質の摂取は、心血管疾患のリスクを高めることが知られています。そのため、心血管疾患の予防を考える上で、脂質の摂取量を適切に管理することが重要です。低脂質な「かんぱちの背側」は、心血管疾患の予防に貢献する健康的な食材と言えます。
以上のように、「かんぱちの背側」は低カロリーでありながら、高タンパク質であり、さらに低脂質であるため、ダイエットや筋肉の維持・修復、心血管疾患の予防に役立つ食材と言えます。毎日の食事に取り入れることで、健康的な食生活を送ることができるでしょう。
おすすめ:かんぱちの背側のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
かんぱちの背側に含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムとリンが多い
かんぱちの背側は、可食部100gあたりにおいてカリウムとリンが多く含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。また、リンは骨や歯の形成に関与し、エネルギー代謝やDNA合成にも関わる重要な栄養素です。
2. ナトリウムが普通
かんぱちの背側に含まれるナトリウムは、可食部100gあたりで54 mgと普通の量です。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与していますが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。かんぱちの背側はナトリウムの摂取量を適度に抑えることができる食材と言えます。
3. カルシウムが低い
かんぱちの背側には、可食部100gあたりでわずか6 mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に不可欠な栄養素であり、神経や筋肉の正常な機能にも関与しています。しかし、かんぱちの背側はカルシウムの供給源としてはあまり適していないため、他の食材とのバランスを考えて摂取する必要があります。
かんぱちの背側に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンA
かんぱちの背側に含まれるビタミンAは、レチノールとレチノール活性当量の2つがあります。レチノールは4 μg含まれており、量としては多いです。一方、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれていません。レチノール活性当量も4 μg含まれており、量としては普通です。
2. ビタミンD
かんぱちの背側にはビタミンDが1.4 μg含まれています。量としては多いです。
3. ビタミンE
かんぱちの背側に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールのみが含まれており、1.1 mg含まれています。量としては多いです。β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
その他のビタミンについては、ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12は多く含まれており、ビタミンB2、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCは普通の量が含まれています。ビタミンKや葉酸は含まれていません。
最後に、かんぱちの背側の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「かんぱちの背側」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 95 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 22.2 | g | 多い |
脂質 | 1.2 | g | 低い |
「かんぱちの背側」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 76.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 48 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「かんぱちの背側」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 54 | mg | 普通 |
カリウム | 470 | mg | 多い |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | 53 | μg | 多い |
セレン | 63 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 1.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.08 | mg | 普通 |
ナイアシン | 10 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.56 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.28 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
三枚におろした後、腹側を除いたもの/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 80 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
かんぱちの背側と同じ魚の魚加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
真鯵の開き干し | 150 | 5.3 | 20.2 | 8.8 | (0) |
あゆ焼き | 149 | 8.7 | 26.6 | 6.8 | (0) |
いかなごの煮干し | 218 | 12.3 | 43.1 | 6.1 | (0) |
いかなごのつくだ煮 | 271 | 38.2 | 29.4 | 4.6 | (0) |
いかなごのあめ煮 | 268 | 42.6 | 25.6 | 3.7 | (0) |
いとよりだいのすり身 | 90 | 7.5 | 16.7 | 0.4 | (0) |
うるめいわしの丸干し | 219 | 8.0 | 45.0 | 5.1 | (0) |
かたくちいわしの煮干し | 298 | 14.0 | 64.5 | 6.2 | (0) |
かたくちいわしの田作り | 304 | 14.0 | 66.6 | 5.7 | (0) |
めざし焼き | 200 | 11.2 | 23.7 | 15.0 | (0) |
しらす干し | 113 | 6.0 | 24.5 | 2.1 | 0 |
かたくちいわしのみりん干し | 330 | 34.1 | 44.3 | 7.0 | (0) |
まいわしのみりん干し | 314 | 24.6 | 31.4 | 15.7 | (0) |
イワシの水煮缶詰 | 168 | 5.7 | 20.7 | 10.6 | (0) |
うなぎの白焼き | 300 | 6.6 | 20.7 | 25.8 | (0) |
うなぎのかば焼 | 285 | 8.4 | 23.0 | 21.0 | (0) |
うまづらはぎの味付け開き干し | 289 | 20.9 | 58.9 | 1.6 | (0) |
なまり節 | 162 | 8.0 | 38.0 | 1.1 | (0) |
かつお節 | 332 | 14.8 | 77.1 | 2.9 | (0) |
削り節 | 327 | 13.4 | 75.7 | 3.2 | (0) |
かつおの缶詰 | 139 | 14.5 | 18.4 | 2.7 | (0) |
子持ちがれい | 123 | 1.5 | 19.9 | 6.2 | (0) |
干しかれい | 104 | 0.9 | 20.2 | 3.4 | (0) |
かんぱちの三枚おろし | 119 | 4.4 | 21.0 | 4.2 | (0) |
このしろの甘酢漬 | 184 | 11.7 | 19.1 | 10.1 | (0) |
カラフトマスの水煮缶詰 | 145 | 4.3 | 20.7 | 7.2 | (0) |
塩鮭 | 183 | 4.4 | 22.4 | 11.1 | (0) |
鮭の水煮缶詰 | 156 | 4.4 | 21.2 | 8.5 | (0) |
塩さば | 263 | 6.3 | 26.2 | 19.1 | (0) |
鯖の開き干し | 303 | 8.3 | 18.7 | 28.5 | (0) |
しめ鯖 | 292 | 9.1 | 18.6 | 26.9 | (0) |
鯖の缶詰水煮 | 174 | 5.1 | 20.9 | 10.7 | (0) |
鯖の缶詰みそ煮 | 210 | 10.7 | 16.3 | 13.9 | (0) |
さんまの開き干し | 232 | 5.2 | 19.3 | 19.0 | (0) |
さんまのみりん干し | 382 | 28.1 | 23.9 | 25.8 | (0) |
さんまのかば焼の缶詰 | 219 | 12.6 | 17.4 | 13.0 | (0) |
ししゃも干し | 152 | 4.8 | 21.0 | 8.1 | (0) |
からふとししゃも干し | 160 | 5.2 | 15.6 | 11.6 | (0) |
すけとうだらのすり身 | 98 | 9.9 | 17.5 | 0.2 | (0) |
タラコ | 131 | 5.2 | 24.0 | 4.7 | (0) |
辛子明太子 | 121 | 6.6 | 21.0 | 3.3 | (0) |
かずのこ | 139 | 1.7 | 25.2 | 6.7 | (0) |
はぜのつくだ煮 | 277 | 45.1 | 24.3 | 3.0 | (0) |
はぜの甘露煮 | 260 | 44.8 | 21.1 | 2.2 | (0) |
ふなの甘露煮 | 266 | 48.0 | 15.5 | 3.6 | (0) |
塩ほっけ | 113 | 2.9 | 18.1 | 4.9 | (0) |
ほっけの開き干し | 161 | 3.7 | 20.6 | 9.4 | (0) |
ツナの缶詰 | 70 | 3.4 | 16.0 | 0.7 | (0) |
あさりのつくだ煮 | 218 | 36.2 | 20.8 | 2.4 | (0) |
あさりの缶詰水煮 | 102 | 7.8 | 20.3 | 2.2 | (0) |
あわびの水煮缶詰 | 85 | 5.3 | 19.4 | 0.4 | (0) |
エスカルゴの水煮缶詰 | 75 | 6.0 | 16.5 | 1.0 | (0) |
かき 水煮 | 90 | 10.1 | 9.9 | 3.6 | (0) |
牡蠣のくん製油漬缶詰 | 294 | 15.7 | 12.5 | 22.6 | (0) |
はまぐりのつくだ煮 | 211 | 30.2 | 27.0 | 2.8 | (0) |
ホタテ貝の貝柱の水煮缶詰 | 87 | 6.6 | 19.5 | 0.6 | (0) |
さるぼうの味付け缶詰 | 131 | 17.4 | 15.9 | 2.2 | (0) |
干しえび | 213 | 10.4 | 48.6 | 2.8 | - |
海老のつくだ煮 | 239 | 35.6 | 25.9 | 2.2 | - |
ずわいがにの水煮缶詰 | 69 | 4.5 | 16.3 | 0.4 | (0) |
たらばがにの水煮缶詰 | 85 | 5.5 | 20.6 | 0.3 | (0) |
ホタルイカのくん製 | 305 | 39.9 | 43.1 | 7.5 | (0) |
ホタルイカのつくだ煮 | 245 | 34.9 | 27.0 | 6.7 | (0) |
さきいか | 268 | 31.0 | 45.5 | 3.1 | (0) |
イカのくん製 | 202 | 22.3 | 35.2 | 1.5 | (0) |
切りいかあめ煮 | 310 | 53.9 | 22.7 | 4.7 | (0) |
いかあられ | 289 | 55.4 | 20.0 | 1.8 | (0) |
いかの塩辛 | 114 | 11.4 | 15.2 | 3.4 | (0) |
いかの味付け缶詰 | 127 | 14.6 | 21.4 | 1.8 | (0) |
あみのつくだ煮 | 230 | 41.9 | 19.1 | 1.8 | - |
あみの塩辛 | 62 | 5.4 | 12.9 | 1.1 | - |
粒うに | 172 | 22.5 | 17.2 | 5.8 | (0) |
練りうに | 166 | 26.8 | 13.5 | 2.9 | (0) |
なまこのこのわた | 54 | 1.6 | 11.4 | 1.8 | (0) |
ほやの塩辛 | 69 | 4.3 | 11.6 | 1.1 | (0) |
アジフライ | 270 | 12.7 | 20.1 | 18.2 | - |
真鯵のから揚げ | 268 | 9.8 | 24.0 | 18.6 | - |
イワシのフライ | 384 | 17.0 | 20.0 | 30.3 | - |
アンチョビの缶詰 | 157 | 4.4 | 24.2 | 6.8 | (0) |
まこがれい 焼き | 138 | 6.3 | 28.5 | 2.8 | (0) |
きすの天ぷら | 234 | 10.7 | 18.4 | 15.2 | 0.7 |
すけとうだらのフライ | 195 | 9.1 | 19.2 | 11.9 | - |
スルメイカの天ぷら | 175 | 10.2 | 16.7 | 10.8 | 0.8 |
かんぱちの背側 | 95 | 2.9 | 22.2 | 1.2 | (0) |
牡蠣フライ | 256 | 36.0 | 7.6 | 11.1 | - |
釜揚げしらす | 84 | 5.1 | 17.6 | 1.7 | 0 |
桜でんぶ | 351 | 81.6 | 10.6 | 0.5 | 0 |
まぐろの天ぷら | 222 | 8.6 | 25.1 | 12.6 | 0 |
スルメイカフライ | 352 | 13.6 | 24.8 | 23.4 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。