このページでは乳のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
乳のカロリーはkcal(100gあたり)!これってどうなの?
乳の可食部100gあたりのカロリーは、kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、件中位です。これは多い順にすると上位%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「」です。
また、日本食品標準成分表の「」ジャンルので乳のカロリーを評価すると、件中位です。これは上位から%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | Kcal |
全体での評価 | 位 / 件中(上位%…) |
「」ジャンル内での評価 | 位 / 件中(上位%…高い) |
乳はカロリーがという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ乳のカロリーはの?なにが含まれているの?
「乳」の栄養データ(可食部100gあたり)
カロリー:kcal()
糖質:g()
食物繊維:g()
タンパク質:g()
脂質:g()
「乳」のカロリーは、可食部100gあたりkcalで評価されています。乳製品は一般的に他の食材と比較してカロリーが高い傾向にあります。その理由には、以下の栄養データが関係しています。
カロリー
乳のカロリーは、他の食材と比較して高めです。これは、乳に含まれる脂質やタンパク質の量が多いためです。脂質は1gあたり9kcal、タンパク質は1gあたり4kcalという高いエネルギー価値を持っています。乳はこれらの栄養素を豊富に含んでいるため、カロリーも比較的高くなります。
糖質
乳には糖質も含まれていますが、他の食材と比較すると比較的少ない傾向にあります。糖質の量は乳製品の種類や加工方法によって異なりますが、一般的には乳糖という糖分が主な成分となっています。乳糖は消化吸収が比較的ゆっくりと行われるため、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。
食物繊維
乳にはほとんど食物繊維が含まれていません。食物繊維は主に植物性食品に多く含まれており、乳は動物性食品であるため、食物繊維の量が少ないのです。
タンパク質
乳には豊富なタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素です。乳に含まれるタンパク質は、必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、栄養価の高いタンパク質源として評価されています。
脂質
乳には脂質も含まれています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、体温調節や細胞の構成要素としても重要な役割を果たしています。ただし、乳に含まれる脂質は飽和脂肪酸が比較的多く、摂取量には注意が必要です。
以上のように、乳のカロリーは他の食材と比較して高い傾向にあります。これは乳に含まれる脂質やタンパク質の量が多いためです。また、乳には糖質は含まれていますが、食物繊維はほとんど含まれていません。乳は栄養価の高い食材であり、バランスの良い食事に取り入れることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「乳」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | g | 4 | 0kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | g | 4 | 0kcal |
脂質 | g | 9 | 0kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「乳」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、0kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
乳は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
乳は、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットは、最近注目されている健康法の一つです。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促進すると言われています。しかし、低糖質ダイエットを実践する際には、何を食べても良いわけではありません。食品の糖質量を考慮する必要があります。
乳の糖質量は?
では、乳製品は低糖質ダイエットに適しているのでしょうか?乳製品には乳糖という糖質が含まれていますが、その量はどのくらいなのでしょうか?一般的な牛乳には100mlあたり約5gの糖質が含まれています。一方、低脂肪乳や無脂肪乳は、乳脂肪分が減っているため、糖質量も若干低くなっています。また、乳製品には乳糖以外の糖質も含まれている場合がありますので、製品ごとに確認することが必要です。
乳は低糖質ダイエットに特に効果的
乳製品は低糖質ダイエットにおいて特に効果的な食品と言えます。なぜなら、乳製品にはタンパク質やカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれており、満腹感を与えることができるからです。また、乳糖は他の糖質と比べて吸収が遅いため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。さらに、乳製品には脂肪も含まれており、脂肪の摂取量を調整することでエネルギー源として活用することもできます。
ただし、乳製品を摂取する際には注意が必要です。糖質量を把握し、適量を守ることが重要です。また、乳製品には個人差がありますので、自身の体質やダイエット目標に合わせて摂取量を調整することが大切です。
まとめ
乳は低糖質ダイエットにおいて効果的な食品と言えます。乳製品には栄養素が豊富に含まれており、満腹感を与えることができます。また、乳糖の吸収が遅いため、血糖値の上昇を抑えることができます。しかし、摂取量を適切に調整することが重要です。個人の体質やダイエット目標に合わせて、乳製品を上手に活用しましょう。
乳は、低脂質ダイエットに使える!?
乳は、低脂質ダイエットに使える?
「乳は低脂質ダイエットに特に効果的」ということをご存知でしょうか。乳製品は、その栄養価の高さから、健康的な食生活には欠かせない存在です。しかし、ダイエットをしている方にとっては、脂肪分が気になるものです。
乳の脂肪分は低い
まず、乳製品の脂肪分について考えてみましょう。乳は、一般的には脂肪分が含まれていると思われがちですが、実はそれほど高くありません。例えば、牛乳100mlあたりの脂肪分は約2.5g程度です。これは、他の高脂肪食品と比べると非常に低い数値です。
乳に含まれる栄養素
また、乳には様々な栄養素が含まれています。たんぱく質やカルシウム、ビタミンDなど、健康に必要な成分がバランスよく含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中にも十分に摂取する必要があります。
乳のダイエット効果
乳は、低脂質でありながら、栄養価の高い食品です。そのため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。乳に含まれるたんぱく質は、筋肉の形成や修復に重要な役割を果たします。さらに、カルシウムやビタミンDは、骨の健康維持に不可欠な成分です。
乳を上手に活用しよう
乳は、低脂質ダイエットにおいて非常に有用な食品です。しかし、過剰に摂取することは避けるべきです。バランスの取れた食事を心掛け、乳を上手に活用しましょう。朝食にヨーグルトや牛乳を取り入れる、スムージーやサラダに乳製品を加えるなど、工夫次第で様々な料理に活用することができます。
まとめ
乳は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品です。脂肪分が低く、栄養価が高いため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。バランスの取れた食事に乳製品を取り入れ、健康的なダイエットを実践しましょう。
乳ジャンルの食材で栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ジャージー種の牛乳 | 77 | 5.1 | 3.9 | 5.2 | (0) |
ホルスタイン種の牛乳 | 63 | 4.9 | 3.2 | 3.7 | (0) |
牛乳 | 61 | 5.3 | 3.3 | 3.8 | (0) |
低脂肪牛乳 | 42 | 5.7 | 3.8 | 1.0 | (0) |
脱脂乳 | 31 | 5.0 | 3.4 | 0.1 | (0) |
コーヒー牛乳 | 56 | 7.4 | 2.2 | 2.0 | (0) |
フルーツ牛乳 | 46 | 9.9 | 1.2 | 0.2 | (0) |
全粉乳 | 490 | 41.5 | 25.5 | 26.2 | (0) |
脱脂粉乳 | 354 | 55.2 | 34.0 | 1.0 | (0) |
乳児用調製粉乳 | 510 | 57.9 | 12.4 | 26.8 | (0) |
無糖練乳 | 135 | 12.2 | 6.8 | 7.9 | (0) |
加糖練乳 | 314 | 56.5 | 7.7 | 8.5 | (0) |
生クリーム(乳脂肪) | 404 | 10.1 | 1.9 | 43.0 | 0 |
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 388 | 5.4 | 4.4 | 42.1 | (0) |
生クリーム(植物性脂肪) | 353 | 5.2 | 1.3 | 39.5 | 0 |
ホイップクリーム(乳脂肪) | 409 | 16.2 | 1.8 | 40.7 | (0) |
ホイップクリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 394 | 15.0 | 4.0 | 38.4 | (0) |
ホイップクリーム(植物性脂肪) | 399 | 13.9 | 6.3 | 36.1 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪) | 205 | 6.4 | 5.2 | 18.3 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪・植物性脂肪) | 227 | 4.6 | 4.8 | 21.6 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 植物性脂肪) | 244 | 2.5 | 4.3 | 24.8 | (0) |
コーヒーホワイトナー(粉末状 乳脂肪) | 504 | 64.5 | 7.6 | 27.3 | 0 |
コーヒーホワイトナー(粉末状 植物性脂肪) | 542 | 59.4 | 2.1 | 36.2 | 0 |
ヨーグルト(無糖) | 56 | 4.6 | 3.6 | 3.0 | (0) |
ヨーグルト(脱脂加糖) | 65 | 11.3 | 4.3 | 0.2 | (0) |
飲むヨーグルト | 64 | 11.5 | 2.9 | 0.5 | (0) |
乳酸菌飲料 | 64 | 16.0 | 1.1 | 0.1 | (0) |
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
アイスクリーム | 205 | 23.6 | 3.5 | 12.0 | 0.1 |
アイスミルク | 167 | 24.1 | 3.4 | 6.4 | (0) |
ラクトアイス | 217 | 21.8 | 3.1 | 13.6 | 0.1 |
ソフトクリーム | 146 | 20.5 | 3.8 | 5.6 | (0) |
カゼイン | 358 | 2.8 | 86.2 | 1.5 | (0) |
シャーベット | 128 | 28.7 | 0.9 | 1.0 | (0) |
チーズホエーパウダー | 339 | 76.5 | 12.5 | 1.2 | (0) |
人乳 | 61 | 7.3 | 1.1 | 3.5 | (0) |
やぎ乳 | 57 | 5.4 | 3.1 | 3.6 | (0) |
ヨーグルト(低脂肪無糖) | 40 | 4.8 | 3.7 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(無脂肪無糖) | 37 | 4.9 | 4.0 | 0.3 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
赤ちゃん用ミルク | 66 | 7.1 | 1.5 | 3.6 | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。