このページでは、乳のカテージチーズを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
カテージチーズのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはカテージチーズの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 99 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 1.9 | g | |
└糖質 | 2.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.3 | g | 多い |
脂質 | 4.5 | g | 普通 |
食塩相当量 | 1.0 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、乳分類に所属する正式名称「<牛乳及び乳製品> (チーズ類) ナチュラルチーズ カテージ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、カテージチーズがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
カテージチーズはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
カテージチーズとは?どんな食材?
カテージチーズは、乳(チーズ)の一種であり、その特徴は以下の3つに絞ることができます。
1. 粒状の柔らかいテクスチャー
カテージチーズは、乳を凝固させて作られるため、粒状の柔らかいテクスチャーを持っています。そのため、口の中で崩れやすく、滑らかな食感を楽しむことができます。
2. 塩味の少ない風味
カテージチーズは、他のチーズと比べて塩味が少ない特徴があります。そのため、様々な料理に使われることがあり、塩味を控えたい場合にも適しています。また、その風味は比較的軽やかであり、他の食材との相性も良いと言えます。
3. 高タンパクで低脂肪
カテージチーズは、高タンパクでありながら低脂肪な食材です。そのため、ダイエットや健康志向の人にとっても適した選択肢となります。また、タンパク質は筋肉の形成や修復に必要な栄養素であり、カテージチーズはその供給源としても優れています。
以上の特徴から、カテージチーズは粒状の柔らかいテクスチャー、塩味の少ない風味、高タンパクで低脂肪という特性を持つ食材と言えます。様々な料理に利用されることで、美味しさと栄養を提供してくれる存在です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はカテージチーズがダイエットにどう役立つか説明します!
カテージチーズはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
カテージチーズは可食部100gあたり99kcalと、やや低いカロリーです。これは、ダイエット中の方にとって魅力的な特徴です。カロリー摂取を抑えながら、満腹感を得ることができるため、健康的な食事に取り入れることができます。
2. 糖質がかなり低く、血糖値の上昇を抑える
カテージチーズは糖質が2.2gと、かなり低いです。糖質の摂取を控えたい方や糖尿病の方にも適しています。また、糖質の摂取を抑えることで血糖値の上昇を抑えることができます。血糖値の急激な上昇を防ぐことは、健康な体を維持する上で重要です。
3. タンパク質が豊富で筋肉の形成に役立つ
カテージチーズはタンパク質が13.3gと、多いです。タンパク質は筋肉の形成や修復に重要な栄養素です。特に運動をしている方や筋力をつけたい方にとっては、カテージチーズは良い選択肢となります。タンパク質を摂取することで、健康的な体を維持することができます。
おすすめ:カテージチーズのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
カテージチーズに含まれる無機質の栄養を解説!
カテージチーズの特徴
カテージチーズは、乳製品の一種であり、以下の特徴があります。
1. カルシウムとヨウ素が豊富
カテージチーズは、カルシウムとヨウ素が豊富に含まれています。可食部100gあたりのカルシウム含有量は55 mgであり、ヨウ素含有量は9 μgです。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に関与しています。カテージチーズの摂取により、これらの栄養素を効果的に摂取することができます。
2. ナトリウムが多く含まれる
カテージチーズには、ナトリウムが多く含まれています。可食部100gあたりのナトリウム含有量は400 mgです。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与していますが、摂取しすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。カテージチーズを摂取する際は、適量を守るように注意が必要です。
3. リンと亜鉛が普通の量含まれる
カテージチーズには、リンと亜鉛が普通の量含まれています。可食部100gあたりのリン含有量は130 mgであり、亜鉛含有量は0.5 mgです。リンは骨や歯の形成に関与し、亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に重要な役割を果たします。カテージチーズの摂取により、これらの栄養素を適切な量で摂取することができます。
以上のように、カテージチーズはカルシウムとヨウ素が豊富であり、ナトリウムが多く含まれる一方で、リンと亜鉛は普通の量含まれています。適切な量を守りながらカテージチーズを摂取することで、栄養バランスを保つことができます。
カテージチーズに含まれるビタミンを解説!
「カテージチーズ」のビタミン含有量(可食部100gあたり)
ビタミンA
・レチノール:35 μg(多い)
・α-カロテン:0 μg(無し)
・β-カロテン:0 μg(無し)
・β-クリプトキサンチン:0 μg(無し)
・β-カロテン当量:20 μg(多い)
・レチノール活性当量:37 μg(多い)
ビタミンE
・α-トコフェロール:0.1 mg(低い)
・β-トコフェロール:0 mg(無し)
・γ-トコフェロール:0 mg(無し)
・δ-トコフェロール:0 mg(無し)
その他のビタミン含有量
・ビタミンK:2 μg(普通)
・ビタミンB1:0.02 mg(低い)
・ビタミンB2:0.15 mg(多い)
・ナイアシン:0.1 mg(低い)
・ビタミンB6:0.03 mg(低い)
・ビタミンB12:1 μg(多い)
・パントテン酸:0.48 mg(普通)
・ビオチン:2.2 μg(普通)
「カテージチーズ」に含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
ビタミンA
ビタミンAは「カテージチーズ」に多く含まれています。レチノールは35 μg、レチノール活性当量は37 μgです。また、β-カロテン当量も20 μgと多いです。ビタミンAは視力の維持や免疫力の向上に役立つ栄養素です。
ビタミンE
「カテージチーズ」にはビタミンEがほとんど含まれていません。α-トコフェロールは0.1 mgですが、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。
その他のビタミン
「カテージチーズ」にはビタミンB2が多く含まれています。ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6は低い量ですが、ビタミンB12は多い量が含まれています。また、ビタミンK、パントテン酸、ビオチンは普通の量が含まれています。これらのビタミンはエネルギー代謝や血液の健康に関与しています。
最後に、カテージチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「カテージチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 99 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 1.9 | g | |
└糖質 | 2.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.3 | g | 多い |
脂質 | 4.5 | g | 普通 |
「カテージチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 79.0 | g | 普通 |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 20 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 1.0 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「カテージチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 400 | mg | 多い |
カリウム | 50 | mg | 低い |
カルシウム | 55 | mg | 多い |
マグネシウム | 4 | mg | 低い |
リン | 130 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 9 | μg | 多い |
セレン | 14 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 4 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 35 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 20 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 37 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 1.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.48 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
クリーム入りを含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
カテージチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。