このページではカテージチーズのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
カテージチーズのカロリーは99kcal(100gあたり)!これってどうなの?
カテージチーズの可食部100gあたりのカロリーは、99kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中971位です。これは多い順にすると上位60%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「乳」ジャンルのでカテージチーズのカロリーを評価すると、54件中38位です。これは上位から70%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 99Kcal |
全体での評価 | 971位 / 1592件中(上位60%…やや低い) |
「乳」ジャンル内での評価 | 38位 / 54件中(上位70%…やや低い) |
カテージチーズはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜカテージチーズのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
カテージチーズのカロリーがやや低い理由
カテージチーズは、可食部100gあたりのカロリーが99kcalと、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質がかなり低い
カテージチーズは、可食部100gあたりの糖質が2.2gと「かなり低い」です。糖質はエネルギー源となるため、糖質が少ないほどカロリーも低くなります。カテージチーズは糖質が少ないため、カロリーも比較的低いのです。
食物繊維は無し
カテージチーズには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、満腹感を与える働きがあります。食物繊維が少ないため、カテージチーズはカロリーが低いと言えます。
タンパク質が多い
カテージチーズは、可食部100gあたりのタンパク質が13.3gと「多い」です。タンパク質は筋肉の構成要素であり、代謝にも関与しています。タンパク質は糖質よりもエネルギー効率が良く、カロリーを抑える効果があります。そのため、カテージチーズはカロリーがやや低いのです。
脂質は普通
カテージチーズの脂質は、可食部100gあたりの脂質が4.5gと「普通」です。脂質はカロリーを高める要因となりますが、カテージチーズの脂質量は他のチーズに比べて控えめです。そのため、カロリーもやや低くなっています。
以上の栄養データから、カテージチーズのカロリーがやや低い理由が分かりました。糖質が少なく、食物繊維が無く、タンパク質が多いことがカロリーを抑える要因となっています。カテージチーズは、ヘルシーな食材として選ばれる理由の一つと言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「カテージチーズ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.2g | 4 | 8.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 13.3g | 4 | 53.2kcal |
脂質 | 4.5g | 9 | 40.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「カテージチーズ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、53.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
カテージチーズは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
カテージチーズは、低糖質ダイエットに使える?
「カテージチーズは低糖質ダイエットに少し効果的」と言われていますが、本当でしょうか?乳製品の一種であるカテージチーズは、糖質量が2.2gと非常に低いため、糖質制限を行う際に利用されることがあります。
カテージチーズの糖質量は2.2g
カテージチーズは、乳(チーズ)から作られるため、乳製品の一種です。そのため、糖質量も非常に低く、一般的には2.2g程度と言われています。この低糖質量は、糖質制限を行う際に非常に魅力的な要素となります。
低糖質ダイエットに効果的な理由
カテージチーズが低糖質ダイエットに効果的な理由は、その糖質量の低さにあります。糖質制限を行う際には、摂取する糖質量を制限する必要がありますが、カテージチーズを選ぶことで、満足感を得ながら糖質の摂取を抑えることができます。
また、カテージチーズにはタンパク質も豊富に含まれており、ダイエット中に必要な栄養素を摂取することができます。タンパク質は筋肉の形成に関与するため、適切な量を摂取することで、ダイエットの効果を高めることができます。
カテージチーズの摂取方法
カテージチーズを低糖質ダイエットに活用するためには、適切な摂取方法を心掛ける必要があります。まず、カテージチーズはそのまま食べるだけでなく、サラダやスムージーのトッピングとしても利用することができます。
また、カテージチーズは他の食材との相性も良いため、オムレツやパンケーキの材料としても使用することができます。その際には、糖質量の高い食材との組み合わせには注意が必要ですが、工夫次第で美味しい料理を楽しむことができます。
まとめ
カテージチーズは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。その糖質量の低さとタンパク質の豊富さが、糖質制限を行う際に役立つ要素となります。適切な摂取方法を心掛けることで、美味しく食べながらダイエットの効果を高めることができます。
カテージチーズは、低脂質ダイエットに使える!?
カテージチーズは、低脂質ダイエットに使える?
カテージチーズは、低脂質が4.5gであることがわかりました。しかし、低脂質ダイエットにおいては、カテージチーズはどちらかと言えば不向きな食品とされています。ただし、脂質の量は他のチーズに比べて控えめです。
カテージチーズの低脂質性について
カテージチーズは、乳製品の一種であり、低脂質ダイエットを行っている方にとっては、一見すると適した食品のように思えるかもしれません。しかし、実際にはカテージチーズは低脂質ダイエットにはあまり適していないとされています。
低脂質ダイエットでは、脂質の摂取量を制限することが重要です。カテージチーズは、4.5gの脂質を含んでいるため、他の食品に比べては低脂質とは言えますが、それでもダイエットに適した食品とは言い難いのです。
カテージチーズの脂質量の控えめさ
一方で、カテージチーズは他のチーズに比べて脂質の量が控えめであると言えます。一般的なチーズには、脂質が多く含まれているため、低脂質ダイエットにはあまり適していません。しかし、カテージチーズはその点で他のチーズと比べて優れています。
カテージチーズは、乳を凝固させて作られるため、脂肪分が少ないのです。そのため、他のチーズと比べて脂質の量が少なくなっています。低脂質ダイエットを行っている方が、チーズを摂取したい場合には、カテージチーズを選ぶことがおすすめです。
まとめ
カテージチーズは、低脂質ダイエットにおいてはどちらかと言えば不向きな食品ですが、脂質の量は他のチーズに比べて控えめです。低脂質ダイエットを行っている方が、チーズを摂取したい場合には、カテージチーズを選ぶことがおすすめです。
最後に、カテージチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「カテージチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 99 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 1.9 | g | |
└糖質 | 2.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.3 | g | 多い |
脂質 | 4.5 | g | 普通 |
「カテージチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 79.0 | g | 普通 |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 20 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 1.0 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「カテージチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 400 | mg | 多い |
カリウム | 50 | mg | 低い |
カルシウム | 55 | mg | 多い |
マグネシウム | 4 | mg | 低い |
リン | 130 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 9 | μg | 多い |
セレン | 14 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 4 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 35 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 20 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 37 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 1.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.48 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
クリーム入りを含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
カテージチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。