このページでは、乳のエメンタールチーズを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
エメンタールチーズのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはエメンタールチーズの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 398 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 1.6 | g | |
└糖質 | 5.8 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 27.3 | g | 多い |
脂質 | 33.6 | g | 多い |
食塩相当量 | 1.3 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、乳分類に所属する正式名称「<牛乳及び乳製品> (チーズ類) ナチュラルチーズ エメンタール」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、エメンタールチーズがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
エメンタールチーズはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
エメンタールチーズとは?どんな食材?
エメンタールチーズは、スイスを代表する乳製品であり、世界的にも有名なチーズの一つです。その特徴的な穴がある外観と、クリーミーでコクのある味わいが特徴です。
エメンタールチーズの原料と製法
エメンタールチーズは、主に牛乳を使用して作られます。厳選された新鮮な牛乳を加熱し、凝固剤を加えてチーズカードと呼ばれる大きなチーズの塊を作ります。その後、カードを切り分けて固め、塩水に浸して熟成させます。
エメンタールチーズの特徴と使い方
エメンタールチーズは、その特徴的な穴がある外観からもわかるように、柔らかくて弾力性のある食感を持っています。また、クリーミーでまろやかな味わいがあり、料理に幅広く活用することができます。
エメンタールチーズは、単体で食べるだけでなく、サンドイッチやパスタ、ピザなどのトッピングとしても人気があります。また、チーズフォンデュやグラタンなど、溶かして使う料理にも最適です。そのまま食べるだけでなく、料理のアクセントとしても活躍すること間違いありません。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はエメンタールチーズがダイエットにどう役立つか説明します!
エメンタールチーズはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. エメンタールチーズはタンパク質が多いため、筋肉の合成や修復に役立ちます。
エメンタールチーズは可食部100gあたり27.3gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体内で筋肉の合成や修復に必要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。エメンタールチーズのタンパク質の量は多いため、筋肉の合成や修復をサポートする上で役立ちます。
2. エメンタールチーズは糖質が低いため、糖質制限を行っている人に適しています。
エメンタールチーズは可食部100gあたり1.6gの炭水化物を含んでいますが、そのうちの5.8gが糖質です。糖質制限を行っている人にとっては、糖質の摂取量を抑えることが重要です。エメンタールチーズの糖質量は低いため、糖質制限を行っている人に適した食材と言えます。
3. エメンタールチーズはカルシウムやビタミンDを含んでいるため、骨や歯の健康に役立ちます。
エメンタールチーズはカルシウムやビタミンDを含んでいます。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける役割を担っています。エメンタールチーズの摂取によって、骨や歯の健康をサポートすることができます。
以上のように、エメンタールチーズはタンパク質が多く、糖質が低いため糖質制限にも適しており、さらにカルシウムやビタミンDを含んでいるため骨や歯の健康にも役立つ食材と言えます。
おすすめ:エメンタールチーズのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
エメンタールチーズに含まれる無機質の栄養を解説!
エメンタールチーズの特徴
エメンタールチーズは、無機質栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. カルシウムが多い
エメンタールチーズは、可食部100gあたりにおいてカルシウムが1200 mg含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エメンタールチーズの摂取は骨密度を高める助けとなります。
2. ナトリウムが多い
エメンタールチーズにはナトリウムが500 mg含まれています。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂り過ぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。そのため、エメンタールチーズを摂取する際には適量に気をつける必要があります。
3. 亜鉛と銅が多い
エメンタールチーズには亜鉛が4.3 mg、銅が0.76 mg含まれています。亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に関与し、銅は酵素の働きをサポートする役割を果たします。エメンタールチーズの摂取はこれらの栄養素の補給に役立ちます。
以上のように、エメンタールチーズはカルシウムや亜鉛、銅などの栄養素が豊富に含まれていますが、ナトリウムの摂取には注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけるために、エメンタールチーズを適量で楽しむことが大切です。
エメンタールチーズに含まれるビタミンを解説!
エメンタールチーズのビタミン含有量の特徴
エメンタールチーズに含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの多さ
エメンタールチーズにはビタミンAが豊富に含まれています。具体的には、レチノールが200 μg、β-カロテン当量が180 μg、レチノール活性当量が220 μgとなっています。これらの数値は他の食品と比較しても高い値であり、エメンタールチーズを摂取することでビタミンAを効果的に摂取することができます。
2. ビタミンDの多さ
エメンタールチーズにはビタミンDも多く含まれています。可食部100gあたりのビタミンDの含有量は0.1 μgとなっており、他のチーズと比較しても高い値です。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける役割があり、骨の健康に重要な栄養素です。エメンタールチーズを摂取することでビタミンDを効果的に摂取することができます。
3. ビタミンKの多さ
エメンタールチーズにはビタミンKも多く含まれています。可食部100gあたりのビタミンKの含有量は8 μgとなっており、他のチーズと比較しても高い値です。ビタミンKは血液の凝固を助ける役割があり、骨の健康や心血管の健康にも関与しています。エメンタールチーズを摂取することでビタミンKを効果的に摂取することができます。
以上のように、エメンタールチーズはビタミンA、ビタミンD、ビタミンKの含有量が多いことが特徴です。これらのビタミンをバランスよく摂取することで、健康な体を維持することができます。
最後に、エメンタールチーズの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「エメンタールチーズ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 398 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 1.6 | g | |
└糖質 | 5.8 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 27.3 | g | 多い |
脂質 | 33.6 | g | 多い |
「エメンタールチーズ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 33.5 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.0 | g | 多い |
コレステロール | 85 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「エメンタールチーズ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 500 | mg | 多い |
カリウム | 110 | mg | 普通 |
カルシウム | 1200 | mg | 多い |
マグネシウム | 32 | mg | 普通 |
リン | 720 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 4.3 | mg | 多い |
銅 | 0.76 | mg | 多い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 200 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 180 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 220 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 8 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.48 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.72 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
エメンタールチーズと同じ乳のチーズジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
エダムチーズ | 321 | 3.2 | 28.9 | 25.0 | (0) |
エメンタールチーズ | 398 | 5.8 | 27.3 | 33.6 | (0) |
カテージチーズ | 99 | 2.2 | 13.3 | 4.5 | (0) |
カマンベールチーズ | 291 | 4.2 | 19.1 | 24.7 | (0) |
クリームチーズ | 313 | 5.3 | 8.2 | 33.0 | (0) |
ゴーダチーズ | 356 | 3.7 | 25.8 | 29.0 | (0) |
チェダーチーズ | 390 | 3.7 | 25.7 | 33.8 | (0) |
パルメザンチーズ | 445 | 8.0 | 44.0 | 30.8 | (0) |
ブルーチーズ | 326 | 5.3 | 18.8 | 29.0 | (0) |
プロセスチーズ | 313 | 2.4 | 22.7 | 26.0 | (0) |
チーズスプレッド | 284 | 3.2 | 15.9 | 25.7 | (0) |
マスカルポーネチーズ | 273 | 7.2 | 4.4 | 28.2 | (0) |
モッツァレラチーズ | 269 | 4.2 | 18.4 | 19.9 | (0) |
ヤギチーズ | 280 | 5.9 | 20.6 | 21.7 | (0) |
リコッタチーズ | 159 | 6.7 | 7.1 | 11.5 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。