このページでは、乳の脱脂粉乳を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
脱脂粉乳のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは脱脂粉乳の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 354 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 53.3 | g | |
└糖質 | 55.2 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 34.0 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、乳分類に所属する正式名称「<牛乳及び乳製品> (粉乳類) 脱脂粉乳」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、脱脂粉乳がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
脱脂粉乳はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
脱脂粉乳とは?どんな食材?
脱脂粉乳は、乳(乳粉)の一種であり、乳から脂肪分を取り除いた粉末状の食材です。乳には脂肪分が含まれており、脱脂粉乳はその脂肪分を取り除いたものです。脱脂粉乳は乳製品として利用されることがあり、さまざまな料理や飲み物の材料として使用されます。
脱脂粉乳の特徴
脱脂粉乳は、乳から脂肪分を取り除いたことにより、脂肪含有量が低くなっています。そのため、低脂肪食やダイエットを意識している人にとっては適した食材と言えます。また、脱脂粉乳は長期保存が可能であり、常温で保管することができるため、非常に便利です。
脱脂粉乳の利用方法
脱脂粉乳は、さまざまな料理や飲み物に利用することができます。例えば、ヨーグルトやアイスクリーム、ケーキなどの乳製品を作る際に使用することができます。また、コーヒーや紅茶に加えることで、風味を豊かにすることもできます。さらに、パンやクッキー、パンケーキなどの焼き菓子にも利用することができます。脱脂粉乳は多様な料理や飲み物に使用できるため、食品のバリエーションを広げるのに役立ちます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は脱脂粉乳がダイエットにどう役立つか説明します!
脱脂粉乳はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
脱脂粉乳の栄養データ
可食部100gあたり
カロリー
脱脂粉乳はカロリーが354kcalと高いです。
炭水化物
脱脂粉乳には炭水化物が53.3g含まれています。
糖質は55.2gであり、多いです。
タンパク質
脱脂粉乳には34gのタンパク質が含まれており、多いです。
脂質
脱脂粉乳には脂質が1g含まれており、低いです。
塩分
脱脂粉乳には1.4gの塩分が含まれており、多いです。
おすすめ:脱脂粉乳のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
脱脂粉乳に含まれる無機質の栄養を解説!
1. 多くの無機質を含む
脱脂粉乳は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなど、多くの無機質を含んでいます。特にカリウム、カルシウム、リンの含有量は多く、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
2. ミネラルバランスに優れる
脱脂粉乳に含まれる無機質は、バランスよく含まれています。カルシウムとリンの比率は1:10であり、骨や歯の形成に必要なバランスの良い組み合わせです。また、ナトリウムとカリウムの含有量もバランスが取れており、血圧の調整や神経伝達に関与します。
3. 鉄や銅の含有量は普通
脱脂粉乳に含まれる鉄や銅の含有量は普通です。鉄は赤血球の生成に関与し、銅は酵素の働きを助ける役割があります。脱脂粉乳はこれらの栄養素を十分に摂取するための手段として利用できます。
以上、脱脂粉乳の特徴として、多くの無機質を含み、ミネラルバランスに優れていること、鉄や銅の含有量が普通であることを挙げることができます。これらの特徴から、脱脂粉乳は健康な食生活において重要な栄養源となり得る食材です。
脱脂粉乳に含まれるビタミンを解説!
脱脂粉乳のビタミンの特徴
脱脂粉乳に含まれるビタミンの特徴は以下の3つです。
1. ビタミンAの含有量が多い
脱脂粉乳に含まれるビタミンAは、主にレチノールとして6 μg含まれています。この量は可食部100gあたりの値であり、他のビタミンと比較して多いです。
2. ビタミンB群の含有量が多い
脱脂粉乳にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチンが多く含まれています。これらのビタミンB群は、エネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たします。
3. ビタミンCの含有量が多い
脱脂粉乳にはビタミンCが5 mg含まれています。ビタミンCは抗酸化作用や免疫機能の向上に寄与するため、健康維持に必要な栄養素です。
最後に、脱脂粉乳の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「脱脂粉乳」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 354 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 53.3 | g | |
└糖質 | 55.2 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 34.0 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
「脱脂粉乳」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 3.8 | g | 低い |
有機酸 | 1.8 | g | 多い |
灰分 | 7.9 | g | 多い |
コレステロール | 25 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「脱脂粉乳」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 570 | mg | 多い |
カリウム | 1800 | mg | 多い |
カルシウム | 1100 | mg | 多い |
マグネシウム | 110 | mg | 多い |
リン | 1000 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 3.9 | mg | 多い |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 120 | μg | 多い |
セレン | 27 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 35 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 6 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 6 | μg | 普通 |
ビタミンD | Tr | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.30 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 1.60 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.1 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.27 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 4.17 | mg | 多い |
ビオチン | 19.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 5 | mg | 多い |
別名: スキムミルク/(100 g:222mL、100 mL:45g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
脱脂粉乳と同じ乳の乳粉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
全粉乳 | 490 | 41.5 | 25.5 | 26.2 | (0) |
脱脂粉乳 | 354 | 55.2 | 34.0 | 1.0 | (0) |
乳児用調製粉乳 | 510 | 57.9 | 12.4 | 26.8 | (0) |
カゼイン | 358 | 2.8 | 86.2 | 1.5 | (0) |
チーズホエーパウダー | 339 | 76.5 | 12.5 | 1.2 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。