新着記事
  • 栄養
  • カロリー
  • カゼイン

カゼインのカロリー・栄養を徹底解説!糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

カロリー調査隊

このページでは、乳のカゼインを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。

カゼインのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!

まずはカゼインの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー358Kcal高い
炭水化物0g
└糖質2.8gかなり低い
└食物繊維(0)g無し
たんぱく質86.2g多い
脂質1.5g低い
食塩相当量0mg無し

データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、乳分類に所属する正式名称「<牛乳及び乳製品> (その他) カゼイン」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、カゼインがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!

カゼインはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介

カゼインとは?どんな食材?


カゼインとは、乳(乳粉)に含まれるタンパク質の一種です。乳製品や加工食品に広く使用されており、その特性から様々な食品に利用されています。

カゼインの特徴


カゼインは、乳の中で最も主要なタンパク質成分であり、乳清と共に乳のタンパク質の約80%を占めています。その特徴的な性質として、水に溶けにくく、加熱にも強いという点が挙げられます。

カゼインの利用方法


カゼインは、その水に溶けにくい性質を活かして、チーズやヨーグルト、アイスクリームなどの乳製品の製造に使用されます。また、乳化剤や安定剤としても利用され、食品の質感や安定性を向上させる役割を果たしています。

まとめ


カゼインは乳(乳粉)に含まれるタンパク質であり、乳製品や加工食品の製造に広く利用されています。その特徴的な性質から、食品の製造や加工において重要な役割を果たしています。
Character Image

ざっくり説明するとこんな感じです!次はカゼインがダイエットにどう役立つか説明します!

カゼインはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!

1. 高タンパク質であるため、筋肉の成長や修復に役立つ


カゼインは、可食部100gあたり86.2gのタンパク質を含んでいます。この高タンパク質の特性により、筋肉の成長や修復に役立つと言われています。筋肉は日常の動作や運動において重要な役割を果たしており、十分なタンパク質の摂取は健康的な筋肉の維持に不可欠です。カゼインはタンパク質の摂取に適した食材であり、健康的な食事に取り入れることで筋肉の成長や修復をサポートすることができます。

2. 糖質がかなり低いため、糖質制限の食事に適している


カゼインは、可食部100gあたり2.8gの糖質を含んでいます。この糖質量はかなり低いため、糖質制限の食事に適していると言えます。糖質制限の食事は、血糖値の上昇を抑えることや体重管理をサポートすることが期待されています。カゼインを摂取することで、糖質制限の食事を実践する際にバランスの取れた食事を摂ることができ、健康的な食事習慣の維持に役立ちます。

3. 脂質が低いため、低脂肪の食事に適している


カゼインは、可食部100gあたり1.5gの脂質を含んでいます。この脂質量は低いため、低脂肪の食事に適していると言えます。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰な摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。カゼインを摂取することで、低脂肪の食事を実践する際にバランスの取れた食事を摂ることができ、健康的な体重管理や生活習慣病予防に役立ちます。

おすすめカゼインのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!

カゼインに含まれる無機質の栄養を解説!

1. 栄養バランスが良い


カゼインは、無機質栄養素の中でもバランスが良い食材です。カルシウムやリンなどのミネラルを豊富に含んでおり、特に亜鉛やヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの微量元素も多く含まれています。これらの栄養素は、体内の代謝や酵素反応に必要な役割を果たしており、健康維持に欠かせないものです。

2. カルシウムの摂取源として適している


カゼインはカルシウムを豊富に含んでいるため、カルシウムの摂取源として適しています。カルシウムは骨や歯の形成に不可欠な栄養素であり、成長期の子供や骨密度の低下が懸念される高齢者にとって特に重要です。カゼインを摂取することで、カルシウムの適切な摂取量を確保することができます。

3. ナトリウムやマグネシウムの含有量が低い


カゼインに含まれるナトリウムやマグネシウムの含有量は比較的低いです。ナトリウムは高血圧やむくみの原因となることがあり、摂取量を制限する必要がある場合があります。また、マグネシウムは体内の酵素反応やエネルギー代謝に関与していますが、過剰摂取は下痢や腹痛の原因となる可能性があります。カゼインはこれらのミネラルの摂取量を抑えることができるため、バランスの取れた食事を心掛ける際に選ばれることがあります。

カゼインに含まれるビタミンを解説!

カゼインに含まれるビタミンの特徴



カゼインに含まれるビタミンは、以下の3つの特徴があります。

1. ビタミンB6の含有量は低い


カゼインに含まれるビタミンB6は、可食部100gあたり0.01 mgと非常に少ないです。ビタミンB6は体内でタンパク質の代謝に関与し、免疫機能や神経機能の正常化にも重要な役割を果たしています。

2. ビタミンB12の含有量は多い


一方、カゼインに含まれるビタミンB12は、可食部100gあたり2.3 μgと比較的多いです。ビタミンB12は赤血球の生成や神経系の正常な機能に必要な栄養素であり、不足すると貧血や神経障害などの健康問題が起こる可能性があります。

3. パントテン酸とビオチンの含有量は普通


カゼインに含まれるパントテン酸とビオチンは、可食部100gあたりそれぞれ0.17 mgと2.4 μgであり、一般的な範囲です。パントテン酸はエネルギー代謝に関与し、ビオチンは脂肪および糖の代謝に関与しています。

Character Image

最後に、カゼインの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。

「カゼイン」の主な栄養情報(可食部100gあたり)

カロリー358Kcal高い
炭水化物0g
└糖質2.8gかなり低い
└食物繊維(0)g無し
たんぱく質86.2g多い
脂質1.5g低い

「カゼイン」のその他栄養情報

廃棄率0%特になし
水分10.6g低い
有機酸-g無し
灰分1.7g普通
コレステロール26mg普通
食塩相当量0mg無し
アルコール-g無し

「カゼイン」のビタミン・無機質等

ナトリウム10mg普通
カリウム2mg低い
カルシウム26mg普通
マグネシウム3mg低い
リン120mg普通
0.8mg普通
亜鉛2.6mg多い
0.09mg普通
マンガン0.02mg低い
ヨウ素7μg多い
セレン40μg多い
クロム1μg多い
モリブデン14μg多い
ビタミンA
└レチノールTrμg無し
└α-カロテン-μg無し
└β-カロテン-μg無し
└β-クリプトキサンチン-μg無し
└β-カロテン当量(0)μg無し
└レチノール活性当量(Tr)μg無し
ビタミンDTrμg無し
ビタミンE
└α-トコフェロールTrmg無し
└β-トコフェロール0mg無し
└γ-トコフェロールTrmg無し
└δ-トコフェロール0mg無し
ビタミンKTrμg無し
ビタミンB1Trmg無し
ビタミンB2Trmg無し
ナイアシンTrmg無し
ビタミンB60.01mg低い
ビタミンB122.3μg多い
葉酸μg無し
パントテン酸0.17mg普通
ビオチン2.4μg普通
ビタミンC(0)mg無し

試料: 酸カゼイン

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

カゼインと同じ乳の乳粉ジャンルで栄養素を比較!

名前カロリー糖質タンパク質脂質食物繊維
全粉乳49041.525.526.2(0)
脱脂粉乳35455.234.01.0(0)
乳児用調製粉乳51057.912.426.8(0)
カゼイン3582.886.21.5(0)
チーズホエーパウダー33976.512.51.2(0)

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。

カロリー・栄養カテゴリー一覧