このページでは、乳の生クリーム(乳脂肪)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
生クリーム(乳脂肪)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは生クリーム(乳脂肪)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 404 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 6.5 | g | |
└糖質 | 10.1 | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 1.9 | g | 低い |
脂質 | 43.0 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、乳分類に所属する正式名称「<牛乳及び乳製品> (クリーム類) クリーム 乳脂肪」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、生クリーム(乳脂肪)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
生クリーム(乳脂肪)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
生クリーム(乳脂肪)とは?どんな食材?
生クリーム(乳脂肪)は、乳から取り出される乳脂肪分を濃縮した食材です。乳脂肪は乳に含まれる主要な栄養素であり、クリーミーな風味と豊かな口当たりをもたらします。生クリームは料理やお菓子作りに広く使用され、その豊かな味わいはさまざまな料理に深みとコクを与えます。
生クリーム(乳脂肪)の特徴
生クリーム(乳脂肪)は、乳脂肪分を高濃度で含んでおり、一般的には35%以上の脂肪分を含んでいます。これにより、生クリームは濃厚でクリーミーなテクスチャーを持ち、料理やデザートに豊かな風味を与えることができます。また、生クリームは乳脂肪によって乳白色をしており、見た目にも美しい仕上がりをもたらします。
生クリーム(乳脂肪)の使い方
生クリーム(乳脂肪)は、さまざまな料理やお菓子作りで幅広く使用されます。料理の場合、生クリームはソースやスープのベースとして使われることがあります。また、パスタやグラタンなどの料理に生クリームを加えることで、コクとまろやかさをプラスすることができます。お菓子作りでは、生クリームはクリームやケーキの生地に混ぜ込まれることがあり、ふんわりとした食感やリッチな味わいを演出します。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は生クリーム(乳脂肪)がダイエットにどう役立つか説明します!
生クリーム(乳脂肪)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. エネルギー源としての役割
生クリーム(乳脂肪)はカロリーが高いため、エネルギー源としての役割を果たします。体に必要なエネルギーを補給することで、日々の活動や運動に必要なパワーを得ることができます。
2. 栄養素の吸収を助ける役割
生クリーム(乳脂肪)には炭水化物やタンパク質が含まれています。これらの栄養素は、脂質と一緒に摂取することで吸収が助けられます。脂質は消化を遅らせ、栄養素の吸収をスムーズにするため、他の食材と一緒に摂ることで栄養の効率的な摂取が期待できます。
3. 味付けや食材のバランスを考えた利用
生クリーム(乳脂肪)は脂質が多いため、食材のバランスを考えながら利用することが重要です。例えば、野菜や魚介類と組み合わせることで、栄養バランスの良い食事を作ることができます。また、味付けに使うことで、料理の風味を豊かにし、食事の満足感を高めることができます。
おすすめ:生クリーム(乳脂肪)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
生クリーム(乳脂肪)に含まれる無機質の栄養を解説!
生クリーム(乳脂肪)の特徴
1. ミネラルバランスが良い
生クリーム(乳脂肪)は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、リン、セレンなどのミネラルを含んでいます。特に、カリウムやカルシウムは普通の量が含まれており、健康な体の機能を維持するために必要な栄養素です。
2. 低い鉄やマグネシウム含有量
生クリーム(乳脂肪)には鉄やマグネシウムが低い量しか含まれていません。これらのミネラルは体内の酸素運搬や骨の健康に重要な役割を果たしていますが、生クリームからは十分な量を摂取することはできません。
3. ヨウ素やクロム、モリブデンが多く含まれる
生クリーム(乳脂肪)には、ヨウ素、クロム、モリブデンなどの微量元素が多く含まれています。これらの栄養素は、甲状腺機能や血糖コントロールに関与しており、健康な体の維持に役立ちます。
生クリーム(乳脂肪)はミネラルバランスが良く、ヨウ素やクロム、モリブデンなどの微量元素も含んでいますが、鉄やマグネシウムの含有量は低いです。適度な量を摂取することで、健康な体の機能を維持することができます。
生クリーム(乳脂肪)に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
生クリーム(乳脂肪)に含まれるビタミンAは、レチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量の形で存在しています。これらのビタミンAは、生クリームにおいて多く含まれています。ビタミンAは視力の維持や免疫機能の向上に重要な役割を果たす栄養素です。
2. ビタミンDの特徴
生クリーム(乳脂肪)に含まれるビタミンDは、0.3 μg含まれています。ビタミンDは骨の健康維持に不可欠な栄養素であり、カルシウムの吸収を助ける役割を果たします。生クリームにはビタミンDが多く含まれているため、骨の健康を考える上で生クリームは有益な食品と言えます。
3. ビタミンEの特徴
生クリーム(乳脂肪)に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールの形で存在しています。生クリームに含まれるビタミンEの量は普通です。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから守る働きがあります。また、ビタミンEは血液循環を促進し、心臓の健康をサポートする効果もあります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は生クリーム(乳脂肪)の使用例としてレシピをご紹介します。
生クリーム(乳脂肪)を使ったレシピ20選!
#1 生クリーム不使用で本格スパイスカレーのレシピ!炒め玉ねぎとヨーグルトの風味が相性ピッタリ
鶏もも肉、玉ねぎ、バター、ヨーグルト、トマト缶、ブラックペッパー、クミンパウダー、クローブ、ターメリック、等
鶏もも肉を使った、炒め玉ねぎとヨーグルトで作る本格スパイスカレーのレシピ。玉ねぎをじっくり炒めて飴色にし、鶏もも肉に下味をつけて炒めます。…
レシピを見る#2 思っている以上に手軽!生クリームなしでも濃厚なめらかなプリン
牛乳、砂糖、バニラオイル、砂糖
卵と牛乳を使った、生クリームなしでも濃厚でなめらかなプリンのレシピ。卵液を作り、茶こしでこして容器に流し入れます。…
レシピを見る#3 生クリームの大量消費にも!材料4つで簡単!生きな粉
生クリーム、きな粉、きび砂糖、仕上げ用きな粉
生クリームときな粉を使った、簡単な生きな粉のレシピ。生クリームを温めて冷まし、砂糖、塩、きな粉を混ぜ合わせます。…
レシピを見る#4 基本のかぼちゃスープのレシピ!生クリームなしでも濃厚な味わいで子ども絶賛の一品
かぼちゃ、玉ねぎ、牛乳、バター、コンソメ、小麦粉、胡椒、パセリ
かぼちゃを使った、基本のかぼちゃスープのレシピ。かぼちゃと玉ねぎを切り、バターで炒めます。…
レシピを見る#5 生クリームとトマトの酸味が濃厚なリガトーニ・アル・ボロネーゼ
パスタ、ミートソース、トマトの缶詰(ホール)、生クリーム、バター、パルミジャーノチーズ、イタリアンパセリ
ショートパスタのリガトーニとミートソースを活用したレシピ。ミートソースに生クリームとトマトを加えてより濃厚な味わいにすることがポイント。…
レシピを見る#6 生クリーム不使用でもなめらか マシュマロチョコムース
マシュマロ、牛乳、ココアパウダー、いちご、ミントの葉
マシュマロで作るムースのレシピ。生クリームやゼラチンを使わずに作ります。…
レシピを見る#7 生クリーム不要でお手軽!チキンのトマトクリーム煮
鶏もも肉、こしょう、小麦粉、玉ねぎ、しめじ、にんにく、オリーブオイル、牛乳、パセリ(みじん切り)、等
鶏もも肉を使ったトマトクリーム煮のレシピ。最初ににんにくを火にかけることでコクの深い味わいになります。…
レシピを見る#8 生クリームたっぷりでリッチな味わいの"そら豆と海老のキッシュ風グラタン"
そら豆、むき海老、玉ねぎ、バター、胡椒、グリュイエールチーズ(すりおろすまたはピザ用チーズ)、生クリーム、カイエンペッパー
そら豆と海老を使った、パイ生地のいらないキッシュ風グラタンのレシピ。卵液は生クリームをたっぷり使って、濃厚な風味を楽しみます。…
レシピを見る#9 マヨネーズと生クリームのソースがこってり旨い"サバグラタン"
サバ缶、ブロッコリー、生クリーム、マヨネーズ、胡椒、ピザ用チーズ
サバ缶を活用したグラタンのレシピ。味付けの主役はサバ缶に。…
レシピを見る#10 生クリーム不使用♪ネギおかかカルボナーラ
パスタ、粉チーズ、白ごま(すったもの)、かつお節、ねぎ(刻んだもの)
包丁を使わずに作れるネギおかかのカルボナーラレシピ。ベーコンの代わりにかつお節を使った和風カルボナーラで、「チーズやかつお節で旨みも出ておいしそう」と評判です。…
レシピを見る#11 生クリームのコクが決め手のスウェーデンの定番料理"ヤンソンの誘惑"
じゃがいも、玉ねぎ、にんにく、アンチョビ、サラダ油、生クリーム
細切りじゃがいもとアンチョビ、生クリームでつくるスウェーデンのグラタン料理のレシピ。じゃがいもとアンチョビを交互に重ねて焼き上げることで、アンチョビの風味をより感じられます。…
レシピを見る#12 生クリーム不使用! 本格カルボナーラ
オリーブオイル、黒こしょう(仕上げ用)、黒こしょう
おうちで本格カルボナーラ。生クリームを使いませんが、しっかり濃厚に仕上がります。…
レシピを見る#13 銀鮭のクリーム煮 生クリーム不要
銀鮭、ぶなしめじ、牛乳、小麦粉、コンソメ、にんにくチューブ
生クリームを使わず牛乳で仕上げる、銀鮭を使ったクリーム煮のレシピ。にんにくを入れることで、コクがアップ。…
レシピを見る#14 マンマ直伝♪本当のカルボナーラ《生クリーム不要で簡単》
スパゲッティ、ベーコン、粉チーズ(パルミジャーノチーズ)、卵黄、スパゲッティの茹で汁、こしょう
生クリームを使わない、本場イタリアのカルボナーラレシピ。ベーコンの旨味を出して、卵とチーズでクリーミーさを出します。…
レシピを見る#15 生クリームなしでヘルシー❢ブルーベリーレアチーズケーキ
ボトム、クラッカー、無塩バター、ブルーベリーソース、ブルーベリー、砂糖、レモン汁、レアチーズ生地、クリームチーズ、等
生クリームの代わりにヨーグルトで作る、ヘルシーなレアチーズケーキのレシピ。ヨーグルトとブルーベリーで、爽やかな酸味とキレイな色味のひんやりデザートレシピ。…
レシピを見る#16 【レンジでお手軽♡濃厚カルボナーラ】生クリームなし
パスタ(7分茹でのもの)、ベーコン、にんにく、オリーブオイル、粉チーズ、粗挽き黒こしょう
生クリームを使わない、お手軽に作れるカルボナーラのレシピ。卵と粉チーズで濃厚な味に仕上げる一品です。…
レシピを見る#18 低糖質! 簡単さつまいものチーズケーキ 生クリーム不使用!
さつまいも、クリームチーズ、豆乳、バニラオイル、ラカント
食物繊維やビタミン豊富なさつまいもを使ったチーズケーキのレシピ。フードプロセッサーを使うことで、混ぜて焼くだけで簡単にチーズケーキができあがります。…
レシピを見る#19 生クリームなしで濃厚♡ ブロッコリーの明太クリームパスタ
辛子明太子、有塩バター、コンソメ
ブロッコリーを使用した、クリームパスタのレシピ。牛乳で濃厚クリームを作るコツが分かりやすく記載されています。…
レシピを見る#20 生クリーム不要!なめらかプリンケーキ
グラニュー糖、お湯、バニラオイル、牛乳、薄力粉、バター
スポンジとプリンの2層がやみつきになる、ケーキのレシピ。生クリームなしでもしっとりコクのある仕上がりに。…
レシピを見る最後に、生クリーム(乳脂肪)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「生クリーム(乳脂肪)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 404 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 6.5 | g | |
└糖質 | 10.1 | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 1.9 | g | 低い |
脂質 | 43.0 | g | 多い |
「生クリーム(乳脂肪)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 48.2 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 64 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「生クリーム(乳脂肪)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 43 | mg | 普通 |
カリウム | 76 | mg | 低い |
カルシウム | 49 | mg | 普通 |
マグネシウム | 5 | mg | 低い |
リン | 84 | mg | 普通 |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 8 | μg | 多い |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 14 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 150 | μg | 多い |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 110 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 110 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 160 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 14 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.13 | mg | 普通 |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0.2 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.13 | mg | 低い |
ビオチン | 1.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名:生クリーム、フレッシュクリーム/(100 g:95mL、100 mL:105g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
生クリーム(乳脂肪)と同じ乳のクリームジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
生クリーム(乳脂肪) | 404 | 10.1 | 1.9 | 43.0 | 0 |
生クリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 388 | 5.4 | 4.4 | 42.1 | (0) |
生クリーム(植物性脂肪) | 353 | 5.2 | 1.3 | 39.5 | 0 |
ホイップクリーム(乳脂肪) | 409 | 16.2 | 1.8 | 40.7 | (0) |
ホイップクリーム(乳脂肪・植物性脂肪) | 394 | 15.0 | 4.0 | 38.4 | (0) |
ホイップクリーム(植物性脂肪) | 399 | 13.9 | 6.3 | 36.1 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪) | 205 | 6.4 | 5.2 | 18.3 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 乳脂肪・植物性脂肪) | 227 | 4.6 | 4.8 | 21.6 | (0) |
コーヒーホワイトナー(液状 植物性脂肪) | 244 | 2.5 | 4.3 | 24.8 | (0) |
コーヒーホワイトナー(粉末状 乳脂肪) | 504 | 64.5 | 7.6 | 27.3 | 0 |
コーヒーホワイトナー(粉末状 植物性脂肪) | 542 | 59.4 | 2.1 | 36.2 | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。