このページでは、乳の乳酸菌飲料を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
乳酸菌飲料のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは乳酸菌飲料の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 64 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.4 | g | |
└糖質 | 16.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、乳分類に所属する正式名称「<牛乳及び乳製品> (発酵乳・乳酸菌飲料) 乳酸菌飲料 乳製品」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、乳酸菌飲料がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
乳酸菌飲料はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
乳酸菌飲料とは?どんな食材?
乳酸菌飲料とは、乳(乳製品)を主成分とした飲み物であり、乳製品の一種です。乳酸菌飲料は、乳酸菌と呼ばれる微生物が発酵させた乳製品であり、その特徴的な酸味が特徴です。乳酸菌飲料は、健康に良いとされる乳酸菌を摂取することができるため、多くの人々に親しまれています。
乳酸菌飲料の主な成分
乳酸菌飲料には、乳(乳製品)が主成分となっています。乳は、タンパク質、脂肪、糖質などの栄養素を含んでおり、人間の健康に必要な栄養を補給することができます。また、乳酸菌飲料には、乳酸菌と呼ばれる微生物が含まれており、これが乳を発酵させることで酸味を生み出しています。
乳酸菌飲料の効果と利点
乳酸菌飲料には、乳酸菌という有益な菌が含まれているため、消化器系の健康に良いとされています。乳酸菌は腸内環境を整え、善玉菌の増殖を促す効果があります。また、乳酸菌飲料には、乳に含まれる栄養素も豊富に含まれており、カルシウムやたんぱく質などを摂取することができます。さらに、乳酸菌飲料は、風味や飲み口の爽やかさもあり、飲みやすい点も利点として挙げられます。
以上のように、乳酸菌飲料は乳(乳製品)を主成分とした飲み物であり、乳酸菌という有益な菌が含まれています。その効果と利点から、多くの人々に愛飲されている食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は乳酸菌飲料がダイエットにどう役立つか説明します!
乳酸菌飲料はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
乳酸菌飲料は、可食部100gあたり64kcalと低カロリーです。カロリー摂取を制限したい方やダイエット中の方にとって、乳酸菌飲料は良い選択肢となります。低カロリーながらもおいしさを楽しむことができるため、食事制限中でも満足感を得ることができます。
2. 糖質が普通であり、エネルギー源として利用できる
乳酸菌飲料は、糖質が16g含まれています。糖質は私たちの体にとって主要なエネルギー源となります。適切な糖質摂取は、体の機能を維持するために重要です。乳酸菌飲料は糖質を含んでいるため、エネルギー補給に役立ちます。
3. 乳酸菌が含まれており、腸内環境の改善に寄与する
乳酸菌飲料には、乳酸菌が含まれています。乳酸菌は腸内環境を改善する効果があり、腸内の善玉菌を増やすことで腸の健康をサポートします。腸内環境が整うことで、免疫力の向上や便通の改善にも繋がります。乳酸菌飲料を摂取することで、腸内環境の改善に役立つことが期待できます。
おすすめ:乳酸菌飲料のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
乳酸菌飲料に含まれる無機質の栄養を解説!
1. ミネラルバランスが良い
乳酸菌飲料は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、亜鉛、セレン、モリブデンなどのミネラルを含んでいます。特にカリウムやカルシウムは普通の量が含まれており、ミネラルバランスが良い食材と言えます。これらのミネラルは、体内の機能を正常に保つために必要な栄養素です。
2. ナトリウムやリンが低い
乳酸菌飲料は、ナトリウムやリンの含有量が低い特徴があります。ナトリウムは過剰摂取すると高血圧や水分代謝の乱れを引き起こす可能性がありますが、乳酸菌飲料はその心配が少ないです。また、リンも過剰摂取するとカルシウムの吸収を妨げるため、乳酸菌飲料はカルシウムの吸収に影響を与えることが少ないと言えます。
3. ヨウ素が多い
乳酸菌飲料には、ヨウ素が多く含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、甲状腺機能の正常化に役立ちます。乳酸菌飲料を摂取することで、ヨウ素の適切な摂取量を確保することができます。ただし、摂りすぎには注意が必要です。
以上のように、乳酸菌飲料はミネラルバランスが良く、ナトリウムやリンが低く、ヨウ素が多いという特徴を持っています。バランスの良い栄養素を摂取したい方やヨウ素不足の心配がある方にとって、乳酸菌飲料はおすすめの食材と言えます。
乳酸菌飲料に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンB1の含有量は低い
乳酸菌飲料に含まれるビタミンB1の含有量は0.01 mgで、比較的低いです。ビタミンB1はエネルギー代謝に関与し、神経系の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。しかし、乳酸菌飲料には他のビタミンB群の成分が豊富に含まれているため、ビタミンB1の低い含有量はあまり問題ではありません。
2. ビタミンB2の含有量は普通
乳酸菌飲料に含まれるビタミンB2の含有量は0.05 mgで、普通の範囲です。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、体内の酸化ストレスを軽減する働きがあります。乳酸菌飲料は他のビタミンB群の成分も含んでいるため、ビタミンB2の普通の含有量は栄養バランスを保つ上で適切です。
3. パントテン酸の含有量は低い
乳酸菌飲料に含まれるパントテン酸の含有量は0.11 mgで、低いです。パントテン酸はエネルギー代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康を保つために必要な栄養素です。乳酸菌飲料には他のビタミンB群の成分が含まれているため、パントテン酸の低い含有量はあまり問題ではありませんが、他の食品からもバランスよくパントテン酸を摂取することが大切です。
以上のように、乳酸菌飲料に含まれるビタミンの特徴は、ビタミンB1とパントテン酸の含有量が低いこと、ビタミンB2の含有量が普通であることです。これらの特徴を考慮しながら、乳酸菌飲料を摂取することで他の食品とのバランスを取りながら、必要な栄養素を摂取することが重要です。
最後に、乳酸菌飲料の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「乳酸菌飲料」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 64 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.4 | g | |
└糖質 | 16.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「乳酸菌飲料」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 82.1 | g | 多い |
有機酸 | 0.6 | g | 多い |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「乳酸菌飲料」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 18 | mg | 普通 |
カリウム | 48 | mg | 低い |
カルシウム | 43 | mg | 普通 |
マグネシウム | 5 | mg | 低い |
リン | 30 | mg | 低い |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 6 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.11 | mg | 低い |
ビオチン | 0.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
無脂乳固形分3.0 %以上/(100 g: 92.9 mL、100 mL: 107.6 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
乳酸菌飲料と同じ乳の乳製品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
無糖練乳 | 135 | 12.2 | 6.8 | 7.9 | (0) |
加糖練乳 | 314 | 56.5 | 7.7 | 8.5 | (0) |
ヨーグルト(無糖) | 56 | 4.6 | 3.6 | 3.0 | (0) |
ヨーグルト(脱脂加糖) | 65 | 11.3 | 4.3 | 0.2 | (0) |
飲むヨーグルト | 64 | 11.5 | 2.9 | 0.5 | (0) |
乳酸菌飲料 | 64 | 16.0 | 1.1 | 0.1 | (0) |
アイスクリーム | 205 | 23.6 | 3.5 | 12.0 | 0.1 |
アイスミルク | 167 | 24.1 | 3.4 | 6.4 | (0) |
ラクトアイス | 217 | 21.8 | 3.1 | 13.6 | 0.1 |
ソフトクリーム | 146 | 20.5 | 3.8 | 5.6 | (0) |
シャーベット | 128 | 28.7 | 0.9 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(低脂肪無糖) | 40 | 4.8 | 3.7 | 1.0 | (0) |
ヨーグルト(無脂肪無糖) | 37 | 4.9 | 4.0 | 0.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。