加糖練乳のカロリー・栄養を徹底解説！糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

加糖練乳のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら！

まずは加糖練乳の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー	314	Kcal	高い
炭水化物	56.0	g
└糖質	56.5	g	多い
└食物繊維	(0)	g	無し
たんぱく質	7.7	g	普通
脂質	8.5	g	普通
食塩相当量	0.2	mg	普通

データは「日本食品標準成分表（八訂）増補2023年」より、乳分類に所属する正式名称「＜牛乳及び乳製品＞　（練乳類）　加糖練乳」の値を表示。評価（普通、低い、多い等）は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、加糖練乳がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています！

加糖練乳はどんな食材？用途や使い道をざっくり紹介

加糖練乳とは？どんな食材？

加糖練乳は、乳（乳製品）の一種であり、砂糖を加えて煮詰めた甘い調味料です。乳製品の中でも特に甘く、滑らかな食感が特徴です。

加糖練乳の主な成分

加糖練乳には、主に以下の成分が含まれています。
1. 牛乳：乳製品の基本的な原料であり、加糖練乳のベースとなります。
2. 砂糖：加糖練乳の甘さを引き立てるために使用されます。
3. 香料：加糖練乳に特有の風味を与えるために使用されることがあります。

加糖練乳の使い方

加糖練乳は、様々な料理や飲み物に使用することができます。例えば、コーヒーや紅茶に加えることで、甘さとコクをプラスすることができます。また、デザートやケーキの材料としても利用されることがあります。さらに、フルーツやアイスクリームにかけることで、甘さを引き立てることもできます。

加糖練乳は、その甘さと滑らかな食感から、多くの人々に愛されています。さまざまな料理や飲み物に活用することで、より美味しさを引き出すことができます。

加糖練乳はダイエットに役立つ？カロリーや炭水化物を徹底評価！

1. エネルギー源としての役割

加糖練乳は、100gあたり314kcalのカロリーを含んでいます。この高いカロリーは、体に必要なエネルギーを補給するために役立ちます。特に、運動や体力を必要とする活動を行う際には、加糖練乳の摂取が効果的です。エネルギー不足を感じた時や、栄養バランスの取れた食事が難しい場合には、加糖練乳を利用することで必要なエネルギーを摂取することができます。

2. 糖質の補給源としての役割

加糖練乳は、100gあたり56.5gの糖質を含んでいます。糖質は体内でエネルギー源として利用されるため、加糖練乳は糖質の補給源として役立ちます。特に、運動後や疲労回復のためには、糖質の摂取が重要です。加糖練乳は糖質を豊富に含んでいるため、疲労回復や体力の回復に役立つ食材と言えます。

3. タンパク質の補給源としての役割

加糖練乳は、100gあたり7.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織を作る材料として重要な栄養素であり、筋肉の修復や成長にも関与しています。加糖練乳のタンパク質は普通の量ですが、他の食材と組み合わせることで、タンパク質の摂取量を増やすことができます。特に、運動や筋力トレーニングを行う方にとって、タンパク質の補給は重要な役割を果たします。加糖練乳はその一部として、タンパク質の補給源として利用することができます。

おすすめ：加糖練乳のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください！

加糖練乳に含まれる無機質の栄養を解説！

1. カリウム、カルシウム、リンが多い

加糖練乳はカリウム、カルシウム、リンの含有量が多い特徴があります。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の働きをサポートします。カルシウムは骨や歯の形成に不可欠であり、リンはエネルギー代謝や骨の形成に関与しています。加糖練乳を摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。

2. ナトリウムが普通

加糖練乳に含まれるナトリウムは普通の量です。ナトリウムは体内の水分バランスを調整する役割がありますが、摂りすぎると高血圧や水分の過剰摂取につながる可能性があります。加糖練乳はナトリウムの摂りすぎを心配する必要はありませんが、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。

3. 鉄、銅、マンガンが低い

加糖練乳には鉄、銅、マンガンの含有量が低い特徴があります。これらの栄養素は体内で酸素の運搬や酵素の働きに関与しており、不足すると貧血や免疫力の低下などの問題が生じる可能性があります。加糖練乳を主要な鉄や銅、マンガンの摂取源としては適していませんので、他の食材とのバランスを考えた食事を心掛ける必要があります。

以上のように、加糖練乳はカリウム、カルシウム、リンが多く含まれており、ナトリウムは普通の量です。一方で、鉄、銅、マンガンの含有量は低いため、これらの栄養素を摂るためには他の食材との組み合わせが必要です。バランスの取れた食事を心掛けることで、加糖練乳を健康的な食事の一部として摂取することができます。

加糖練乳に含まれるビタミンを解説！

1. ビタミンAの特徴

加糖練乳に含まれるビタミンAは、レチノールやカロテンなどの形で存在しています。レチノールの含有量は120 μgで、他の乳製品と比べて多いです。また、α-カロテンやβ-カロテン、β-クリプトキサンチンなども含まれており、これらのカロテノイドも加糖練乳には豊富に含まれています。

2. ビタミンDの特徴

加糖練乳にはビタミンDも含まれています。ビタミンDの含有量は0.1 μgで、他の乳製品と比べても多いです。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨や歯の健康維持に重要な役割を果たしています。

3. ビタミンB群の特徴

加糖練乳にはビタミンB群も含まれています。ビタミンB1の含有量は0.08 mg、ビタミンB2の含有量は0.37 mgで、どちらも他の乳製品と比べて多いです。また、ビタミンB12の含有量は0.7 μgで、他の乳製品と比べても多いです。これらのビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。

「加糖練乳」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	314	Kcal	高い
炭水化物	56.0	g
└糖質	56.5	g	多い
└食物繊維	(0)	g	無し
たんぱく質	7.7	g	普通
脂質	8.5	g	普通
「加糖練乳」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	26.1	g	低い
有機酸	0.4	g	多い
灰分	1.6	g	普通
コレステロール	19	mg	普通
食塩相当量	0.2	mg	普通
アルコール	-	g	無し
「加糖練乳」のビタミン・無機質等
ナトリウム	96	mg	普通
カリウム	400	mg	多い
カルシウム	260	mg	多い
マグネシウム	25	mg	普通
リン	220	mg	多い
鉄	0.1	mg	低い
亜鉛	0.8	mg	普通
銅	0.02	mg	低い
マンガン	0.01	mg	低い
ヨウ素	35	μg	多い
セレン	6	μg	多い
クロム	0	μg	無し
モリブデン	9	μg	多い
ビタミンA
└レチノール	120	μg	多い
└α-カロテン	0	μg	無し
└β-カロテン	20	μg	多い
└β-クリプトキサンチン	1	μg	多い
└β-カロテン当量	20	μg	多い
└レチノール活性当量	120	μg	多い
ビタミンD	0.1	μg	多い
ビタミンE
└α-トコフェロール	0.2	mg	普通
└β-トコフェロール	0	mg	無し
└γ-トコフェロール	Tr	mg	無し
└δ-トコフェロール	0	mg	無し
ビタミンK	0	μg	無し
ビタミンB1	0.08	mg	普通
ビタミンB2	0.37	mg	多い
ナイアシン	0.3	mg	低い
ビタミンB6	0.02	mg	低い
ビタミンB12	0.7	μg	多い
葉酸		μg	無し
パントテン酸	1.29	mg	多い
ビオチン	3.2	μg	多い
ビタミンC	2	mg	普通

別名： コンデンスミルク／(100 g：78mL、100 mL：128g)／しょ糖： 44 g

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。

加糖練乳と同じ乳の乳製品ジャンルで栄養素を比較！

名前	カロリー	糖質	タンパク質	脂質	食物繊維
無糖練乳	135	12.2	6.8	7.9	(0)
加糖練乳	314	56.5	7.7	8.5	(0)
ヨーグルト（無糖）	56	4.6	3.6	3.0	(0)
ヨーグルト（脱脂加糖）	65	11.3	4.3	0.2	(0)
飲むヨーグルト	64	11.5	2.9	0.5	(0)
乳酸菌飲料	64	16.0	1.1	0.1	(0)
アイスクリーム	205	23.6	3.5	12.0	0.1
アイスミルク	167	24.1	3.4	6.4	(0)
ラクトアイス	217	21.8	3.1	13.6	0.1
ソフトクリーム	146	20.5	3.8	5.6	(0)
シャーベット	128	28.7	0.9	1.0	(0)
ヨーグルト（低脂肪無糖）	40	4.8	3.7	1.0	(0)
ヨーグルト（無脂肪無糖）	37	4.9	4.0	0.3	(0)

※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。