このページでは、乳のホルスタイン種の牛乳を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ホルスタイン種の牛乳のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはホルスタイン種の牛乳の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 63 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 4.7 | g | |
└糖質 | 4.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 3.2 | g | 低い |
脂質 | 3.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、乳分類に所属する正式名称「<牛乳及び乳製品> (液状乳類) 生乳 ホルスタイン種」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ホルスタイン種の牛乳がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ホルスタイン種の牛乳はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ホルスタイン種の牛乳とは?どんな食材?
ホルスタイン種の牛乳は、乳飲料の一種であり、牛の品種であるホルスタイン種の牛から得られる乳です。この牛乳は、多くの人々に親しまれており、さまざまな料理や飲み物の材料として広く使用されています。
1. 栄養価の高い食材
ホルスタイン種の牛乳は、栄養価が非常に高い食材です。豊富なタンパク質、カルシウム、ビタミンDなどが含まれており、健康的な成長や骨の発育に必要な栄養素を豊富に摂取することができます。また、脂肪や糖分も適度に含まれており、エネルギー源としても利用できます。
2. 多様な料理に活用できる
ホルスタイン種の牛乳は、その豊かな風味とクリーミーな口当たりから、多様な料理に活用することができます。例えば、パンケーキやホットケーキ、シリアル、スムージーなどの朝食にはもちろん、スープやソース、デザートなどの調理にも幅広く使用されています。その優れた風味と栄養価により、料理の味を引き立てる役割を果たしています。
3. 安心・安全な食材
ホルスタイン種の牛乳は、品質管理が徹底された生産工程を経て製造されています。生乳の採取から加工までの過程で、衛生管理や品質管理が厳しく行われており、安心・安全な食材として消費者に提供されています。また、牛乳は日本の食品安全基準に基づいて検査が行われており、安全性が確保されています。
以上のように、ホルスタイン種の牛乳は栄養価の高い食材であり、多様な料理に活用することができる食材です。その安心・安全な製造工程も魅力の一つであり、日常の食生活に取り入れることで健康的な食事を実現することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はホルスタイン種の牛乳がダイエットにどう役立つか説明します!
ホルスタイン種の牛乳はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであること
ホルスタイン種の牛乳は、可食部100gあたりで63kcalと、比較的低カロリーです。カロリーが低いため、ダイエット中やカロリー制限をしている方にとって、健康的な食事に役立ちます。
2. 糖質がかなり低いこと
ホルスタイン種の牛乳に含まれる糖質は、可食部100gあたりで4.9gと、かなり低いです。糖質の摂取を控えたい方や糖質制限をしている方にとって、健康的な食事に適しています。
3. 脂質が普通であること
ホルスタイン種の牛乳に含まれる脂質は、可食部100gあたりで3.7gと、普通の量です。適度な脂質の摂取は、体に必要な栄養素です。過剰な脂質摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあるため、バランスの取れた食事に役立ちます。
以上のように、ホルスタイン種の牛乳は低カロリーであり、糖質がかなり低く、脂質も普通の量であるため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:ホルスタイン種の牛乳のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ホルスタイン種の牛乳に含まれる無機質の栄養を解説!
1. カルシウムが多い
ホルスタイン種の牛乳は、可食部100gあたりにおいてカルシウムが110 mg含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に不可欠な栄養素であり、骨粗鬆症の予防や成長期の骨の発育に重要な役割を果たします。ホルスタイン種の牛乳を摂取することで、カルシウムの必要量を補うことができます。
2. ヨウ素とセレンが多い
ホルスタイン種の牛乳には、可食部100gあたりにおいてヨウ素が14 μg、セレンが3 μg含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、正常な代謝や成長に不可欠です。セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持や酸化ストレスから細胞を保護する役割があります。ホルスタイン種の牛乳を摂取することで、ヨウ素とセレンの必要量を摂ることができます。
3. マグネシウムが低い
ホルスタイン種の牛乳には、可食部100gあたりにおいてマグネシウムが10 mgしか含まれていません。マグネシウムは骨や筋肉の健康維持に重要な役割を果たす栄養素であり、神経伝達やエネルギー代謝にも関与しています。ホルスタイン種の牛乳を摂取する場合は、他の食材からマグネシウムを摂る必要があります。
以上の特徴から、ホルスタイン種の牛乳はカルシウム、ヨウ素、セレンの摂取源として優れていますが、マグネシウムの摂取には注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけることで、ホルスタイン種の牛乳を有効に活用することができます。
ホルスタイン種の牛乳に含まれるビタミンを解説!
ビタミンA
ホルスタイン種の牛乳に含まれるビタミンAは、レチノールが37 μgで多く、レチノール活性当量も38 μgと多いです。一方、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンは含まれておらず、β-カロテン当量も8 μgと普通の量です。
ビタミンE
ホルスタイン種の牛乳に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.1 mgで低く、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
その他のビタミン
ホルスタイン種の牛乳には、ビタミンKが1 μgで普通の量、ビタミンB1が0.04 mgで普通の量、ビタミンB2が0.15 mgで多く、ナイアシンが0.1 mgで低い量です。また、ビタミンB6が0.03 mg、ビタミンB12が0.3 μg、パントテン酸が0.53 mg、ビオチンが2.4 μg、ビタミンCが1 mgと、これらのビタミンは全て普通の量が含まれています。
なお、ホルスタイン種の牛乳にはビタミンDや葉酸は含まれていません。
最後に、ホルスタイン種の牛乳の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ホルスタイン種の牛乳」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 63 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 4.7 | g | |
└糖質 | 4.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 3.2 | g | 低い |
脂質 | 3.7 | g | 普通 |
「ホルスタイン種の牛乳」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 87.7 | g | 多い |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | 12 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ホルスタイン種の牛乳」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 40 | mg | 普通 |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 110 | mg | 多い |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 91 | mg | 普通 |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | 14 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 4 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 37 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 8 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 8 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 38 | μg | 多い |
ビタミンD | Tr | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.3 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.53 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.4 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
未殺菌のもの/(100 g: 96.9 mL、100 mL: 103.2 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ホルスタイン種の牛乳と同じ乳の乳飲料ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ジャージー種の牛乳 | 77 | 5.1 | 3.9 | 5.2 | (0) |
ホルスタイン種の牛乳 | 63 | 4.9 | 3.2 | 3.7 | (0) |
牛乳 | 61 | 5.3 | 3.3 | 3.8 | (0) |
低脂肪牛乳 | 42 | 5.7 | 3.8 | 1.0 | (0) |
脱脂乳 | 31 | 5.0 | 3.4 | 0.1 | (0) |
コーヒー牛乳 | 56 | 7.4 | 2.2 | 2.0 | (0) |
フルーツ牛乳 | 46 | 9.9 | 1.2 | 0.2 | (0) |
人乳 | 61 | 7.3 | 1.1 | 3.5 | (0) |
やぎ乳 | 57 | 5.4 | 3.1 | 3.6 | (0) |
赤ちゃん用ミルク | 66 | 7.1 | 1.5 | 3.6 | 0 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。