このページでは、果物のあんずの缶詰を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あんずの缶詰のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあんずの缶詰の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 79 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 18.9 | g | |
└糖質 | 18.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.8 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「あんず 缶詰」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あんずの缶詰がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あんずの缶詰はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
あんずの缶詰とは?どんな食材?
あんずの缶詰は、果物の一種である「あんず」を加工して作られた食材です。缶詰として販売されており、保存性が高く、長期間にわたって食べることができます。
あんずの特徴
あんずは、直径約3~4cmほどの小さな果実であり、外見は丸くて黄色やオレンジ色をしています。果肉は柔らかく、ジューシーであり、甘酸っぱい味わいが特徴です。また、種が大きく、硬いため、食べる際には種を取り除く必要があります。
あんずの缶詰の使い方
あんずの缶詰は、そのまま食べることができます。缶詰からあんずを取り出し、種を取り除いた後、そのまま口に入れることができます。また、あんずの缶詰は、デザートやスイーツの材料としても利用されることがあります。例えば、あんずをトッピングしたアイスクリームやパフェ、あんずを使ったケーキやパンなど、様々な料理やお菓子に活用することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあんずの缶詰がダイエットにどう役立つか説明します!
あんずの缶詰はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
「あんずの缶詰」は、可食部100gあたりのカロリーが79kcalとやや低いです。この低カロリーな特徴から、ダイエット中の方にとっては良い食材と言えます。ダイエットは、摂取するカロリーを制限することが重要ですが、低カロリーな「あんずの缶詰」を食事に取り入れることで、満腹感を得ながらカロリー制限を行うことができます。
2. 糖質が普通であり、エネルギー源として利用できる
「あんずの缶詰」の糖質は18.3gであり、普通の量です。糖質は体にエネルギーを供給する役割を果たしており、日常の活動や運動に必要なエネルギーを得るためには適切な摂取が必要です。糖質を適度に摂取することで、体のエネルギーレベルを維持することができます。
3. 食物繊維が普通の量含まれており、腸内環境の改善に寄与する
「あんずの缶詰」には、食物繊維が0.8g含まれており、普通の量です。食物繊維は腸内環境を改善する効果があり、便通を促進することで健康な消化をサポートします。また、食物繊維は満腹感を与える効果もあり、食事の量を調整するのに役立ちます。そのため、食物繊維を適切に摂取することで、健康的な食事習慣をサポートすることができます。
以上のように、「あんずの缶詰」は低カロリーでありながら、糖質や食物繊維が適切な量含まれているため、ダイエットや健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、タンパク質や脂質の含有量は低いため、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
おすすめ:あんずの缶詰のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あんずの缶詰に含まれる無機質の栄養を解説!
1. 低いナトリウム含有量
「あんずの缶詰」は可食部100gあたりのナトリウム含有量が4mgと低いです。ナトリウムは高血圧や心臓病のリスク因子となることが知られており、低ナトリウム食は健康に良いとされています。この点から、「あんずの缶詰」はナトリウム制限を必要とする方に適した食材と言えます。
2. 普通のカリウムとカルシウム含有量
「あんずの缶詰」にはカリウムとカルシウムが含まれており、可食部100gあたりのカリウム含有量は190mg、カルシウム含有量は18mgです。カリウムは体内の水分バランスを調整し、筋肉の正常な機能を維持する重要な栄養素です。また、カルシウムは骨や歯の形成に関与し、健康な骨を維持するために必要です。このように、「あんずの缶詰」はカリウムとカルシウムの摂取源として適していると言えます。
3. 低い鉄含有量
「あんずの缶詰」には可食部100gあたりの鉄含有量が0.2mgと低いです。鉄は赤血球の形成に必要な栄養素であり、鉄不足は貧血の原因となることがあります。しかし、「あんずの缶詰」は鉄含有量が低いため、鉄補給を重視する方には他の食材との組み合わせが必要となるかもしれません。
以上のように、「あんずの缶詰」は低いナトリウム含有量、普通のカリウムとカルシウム含有量、低い鉄含有量という特徴を持っています。ナトリウム制限やカリウム・カルシウム摂取の必要性を考慮しながら、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
あんずの缶詰に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「あんずの缶詰」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは無く、しかし、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量は多く含まれています。特に、β-カロテンは520 μg、β-クリプトキサンチンは55 μgという量が含まれており、ビタミンAの補給には適しています。
2. ビタミンEの特徴
「あんずの缶詰」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.9 mgという量で普通の含有量です。一方、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。ビタミンEの補給を考える際には、α-トコフェロールを摂取することが重要です。
3. その他のビタミン含有量
「あんずの缶詰」には、ビタミンKが3 μgと普通の含有量です。一方、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンは低い量であり、ビタミンB6は普通の含有量です。また、ビタミンD、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていません。
最後に、あんずの缶詰の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あんずの缶詰」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 79 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 18.9 | g | |
└糖質 | 18.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0.8 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「あんずの缶詰」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 79.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「あんずの缶詰」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 190 | mg | 普通 |
カルシウム | 18 | mg | 普通 |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 14 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 520 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 55 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 550 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 46 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: アプリコット/試料: ヘビーシラップ漬/液汁を含んだもの (液汁 40 % )/ビタミンC: 酸化防止用として添加品あり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
あんずの缶詰と同じ果物のフルーツ加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アセロラジュース | 42 | 10.3 | 0.1 | 0 | 0.2 |
あんずの缶詰 | 79 | 18.3 | 0.5 | 0.4 | 0.8 |
いちごジャム | 250 | 62.1 | 0.4 | 0.1 | 1.3 |
いちじくの缶詰 | 78 | 18.4 | 0.5 | 0.1 | 1.2 |
梅干し(塩漬) | 29 | 1.1 | 0.9 | 0.7 | 3.3 |
うめジュース | 49 | 12.2 | Tr | Tr | 0.1 |
うんしゅうみかんの缶詰 | 63 | 14.9 | 0.5 | 0.1 | 0.5 |
グリーンオリーブの塩漬け | 148 | 1.9 | 1.0 | 15.0 | 3.3 |
ブラックオリーブの塩漬け | 121 | 1.5 | 0.8 | 12.3 | 2.5 |
スタッフドオリーブの塩漬け | 141 | 0.7 | 0.8 | 14.3 | 3.7 |
バレンシアのマーマレード | 233 | 62.6 | 0.2 | 0.1 | 0.7 |
干しがき | 274 | 58.7 | 1.5 | 1.7 | 14.0 |
かぼす果汁 | 36 | 8.4 | 0.4 | 0.1 | 0.1 |
グァバジュース | 49 | 11.5 | 0.1 | 0.1 | 0.8 |
グレープフルーツの缶詰 | 60 | 16.5 | 0.5 | Tr | 0.6 |
アメリカンチェリーの缶詰 | 70 | 15.8 | 0.6 | 0.1 | 1.0 |
シークヮーサー果汁 | 35 | 7.6 | 0.8 | 0.1 | 0.3 |
シークヮーサージュース | 48 | 11.8 | 0.1 | Tr | 0 |
すだち果汁 | 29 | 6.5 | 0.5 | 0.1 | 0.1 |
だいだい果汁 | 35 | 8.0 | 0.3 | 0.2 | 0 |
梨の缶詰 | 76 | 18.5 | 0.1 | 0.1 | 0.7 |
西洋なしの缶詰 | 79 | 17.2 | 0.2 | 0.1 | 1.0 |
なつみかんの缶詰 | 80 | 18.9 | 0.5 | 0.1 | 0.5 |
パインアップルの缶詰 | 76 | 20.0 | 0.4 | 0.1 | 0.5 |
パッションフルーツ果汁 | 67 | 13.4 | 0.8 | 0.4 | 0 |
びわの缶詰 | 80 | 19.3 | 0.3 | 0.1 | 0.6 |
干しぶどう | 324 | 75.9 | 2.7 | 0.2 | 4.1 |
ぶどうジュース | 54 | 14.4 | 0.3 | 0.2 | 0.1 |
ぶどうの缶詰 | 83 | 20.4 | 0.4 | 0.1 | 0.2 |
ぶどうジャム | 189 | 46.3 | 0.5 | 0.1 | 1.5 |
ブルーベリージャム | 174 | 39.9 | 0.7 | 0.3 | 4.3 |
ぶんたんのざぼん漬 | 338 | 82.9 | 0.2 | 0.1 | 2.7 |
ももの缶詰 | 82 | 19.4 | 0.5 | 0.1 | 1.4 |
ゆず果汁 | 30 | 6.7 | 0.5 | 0.1 | 0.4 |
ライム果汁 | 39 | 9.2 | 0.4 | 0.1 | 0.2 |
りんごジュース | 43 | 11.4 | 0.2 | 0.1 | Tr |
りんごの缶詰 | 81 | 19.9 | 0.3 | 0.1 | 0.4 |
りんごジャム | 203 | 52.0 | 0.2 | 0.1 | 0.8 |
レモン果汁 | 24 | 2.1 | 0.4 | 0.2 | Tr |
ココナッツウォーター | 22 | 5.0 | 0.2 | 0.1 | 0 |
ドライマンゴー | 339 | 76.6 | 3.1 | 0.7 | 6.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。