このページでは、果物のあんずを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あんずのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあんずの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 37 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 8.5 | g | |
└糖質 | 6.9 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.6 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「あんず 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あんずがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あんずはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:dancyu
あんずとは?どんな食材?
あんずとは、果物の一種であり、甘酸っぱい味わいが特徴です。日本では、主に夏から秋にかけて収穫され、食べられています。その形状は、小さな丸い実で、外側は黄色く、内側には大きな種があります。
あんずの特徴
あんずは、独特の香りと味わいを持っています。甘さと酸味がバランスよく、さっぱりとした口当たりがあります。また、果肉は柔らかく、水分が豊富です。そのため、生食はもちろん、ジャムやパイ、ケーキなどのお菓子作りにも利用されます。
あんずの栄養価
あんずには、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力を高める効果があり、食物繊維は腸内環境を整える働きがあります。また、あんずにはカリウムや鉄分も含まれており、健康に良い影響を与えることができます。
以上、あんずの特徴と栄養価についてご説明しました。あんずは、その独特の味わいと栄養価の高さから、さまざまな料理やお菓子作りに活用されています。ぜひ、お試しいただき、その美味しさを堪能してください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあんずがダイエットにどう役立つか説明します!
あんずはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ソラレピ
1. 低カロリーでダイエットに適している
あんずは可食部100gあたり37kcalと、非常に低カロリーです。この低カロリーな特徴から、ダイエット中の方やカロリー制限をしている方にとって、あんずは理想的な食材と言えます。低カロリーながらも満腹感を与えることができるため、食事のボリュームを確保しながらカロリー摂取を抑えることができます。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果がある
あんずは糖質が6.9gと低く、血糖値の上昇を抑える効果があります。糖質の摂取が過剰になると、血糖値が急上昇し、インスリンの分泌が促されます。しかし、あんずの糖質は低いため、血糖値の急上昇を抑えることができます。その結果、糖尿病予防や血糖値のコントロールに役立つ食材として利用することができます。
3. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する効果がある
あんずには食物繊維が1.6g含まれており、腸内環境を改善する効果があります。食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やすことで便通を促進します。また、善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。このため、便秘解消や腸内環境の改善を目指す方にとって、あんずは有効な食材となります。
以上のように、あんずは低カロリーでダイエットに適しているだけでなく、糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果や、食物繊維が豊富で腸内環境を改善する効果もあります。健康的な食事に取り入れることで、様々な健康効果を期待することができるでしょう。
おすすめ:あんずのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あんずに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. 低いナトリウム含有量
あんずは可食部100gあたりに2 mgのナトリウムを含んでいます。この量は非常に低く、塩分制限を必要とする方にも適しています。
2. 普通のカリウム含有量
あんずには可食部100gあたりに200 mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整するために重要な役割を果たしており、あんずはカリウムを適度な量で摂取するのに適しています。
3. 低いカルシウム含有量
あんずには可食部100gあたりに9 mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に重要な栄養素ですが、あんずはカルシウムを多く含んでいないため、他の食材と組み合わせてバランスの良い食事を摂ることが重要です。
あんずに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
ビタミンA
「あんず」に含まれるビタミンAは、以下の特徴があります。
- レチノールやα-カロテンは含まれていません。
- β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量が多く含まれています。
ビタミンE
「あんず」に含まれるビタミンEは、以下の特徴があります。
- α-トコフェロール、β-トコフェロールが多く含まれています。
- γ-トコフェロールは普通の量が含まれています。
- δ-トコフェロールは含まれていません。
その他のビタミン
「あんず」にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCが含まれています。
- ビタミンB1とビタミンB2は低い量が含まれています。
- ビタミンB6とパントテン酸は普通の量が含まれています。
- ビオチンも普通の量が含まれています。
- ビタミンCは多く含まれています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はあんずの使用例としてレシピをご紹介します。
あんずを使ったレシピ20選!
#1 程よい酸味がアクセントの"酒粕と干しあんずのトリュフ"
ホワイトチョコレート、酒粕、干しあんず、粉糖
酒粕の香り高さを活かしたボンボンショコラのレシピ。材料をすべて合わせるだけで簡単に作れますが、酒粕の香りとチョコレートの甘み、干しあんずの酸味が合わさった深い味わいに驚きます。…
レシピを見る#2 ジャムで簡単ブリのあんず照り焼きのレシピ
醤油、あんずジャム、ブリ
ジャムを使った変わったブリの照焼のレシピ。甘酸っぱいあんずジャムを使っていつもとは違う雰囲気のブリの照焼が楽しめます。…
レシピを見る#3 あんず酒
あんず、氷砂糖、焼酎
あんずを使ったお家で作れるあんず酒のレシピ。お家で作ることでお好みの量と、お好みの甘さに調節できます。…
レシピを見る#4 あんずのスフレプリン
あんず、粉ゼラチン、卵黄、生クリーム、アマレット、卵白、マカロン、砂糖
このレシピはあんずを使ったスフレプリンです。粉ゼラチンをふやかし、あんずをピュレ状にし、卵黄と砂糖を混ぜ合わせてとろみをつけます。…
レシピを見る#5 柿とあんず酒のマリネ
あんず酒、レモン汁、はちみつ
このレシピは、柿とあんず酒を使ったデザート料理です。柿をあんず酒でマリネするだけで、簡単におしゃれなデザートができます。…
レシピを見る#6 あんずとオレンジのコンフィチュール
干しあんず、ネーブルオレンジ、ネーブルオレンジの小房、レモン汁、グラニュー糖、新しょうが
このレシピは干しあんずとネーブルオレンジを使ったコンフィチュールです。ネーブルオレンジのフレッシュな味わいと干しあんずの風味が絶妙に絡み合い、美味しい一品に仕上がります。…
レシピを見る#7 豚肉のソテー あんずソース
豚ロース肉、グリーンアスパラガス、こしょう、サラダ油、バター
このレシピは豚肉を使ったあんずソースの料理です。豚肉に塩とこしょうをふって焼き、あんずソースをからめるだけで、おもてなしにぴったりの味に仕上がります。…
レシピを見る#8 香り高い! 大人のあんずジャム
あんず、砂糖、レモン汁
このレシピはあんずを使った大人のジャムです。甘酸っぱいあんずにキルシュの風味が香り、お砂糖も控えめで爽やかな味わいに仕上げました。…
レシピを見る#9 りんごとあんずのごまあえ
りんご、干しあんず、白ごま、白みそ、砂糖、しょうゆ
このレシピはりんごとあんずを使ったごまあえ料理です。フルーツの甘酸っぱさとごまや白みそのコクが絶妙な味わいで、ワインのお供にぴったりです。…
レシピを見る#10 あんずのミニチーズケーキ
クリームチーズ、グラニュー糖、バニラビーンズ、発酵バター、サワークリーム、卵黄、全卵、コーンスターチ、干しあんず、等
このレシピは、あんずとチーズを使ったミニチーズケーキの作り方です。柔らかくなめらかな食感で、キリリとしたあんずの酸味がアクセントになっています。…
レシピを見る#12 あんずの甘煮
干しあんず、グラニュー糖
このレシピは「あんずの甘煮」です。ドライフルーツの酸味とケーキとの相性も抜群なので、カロリーも塩分も低いので、ヘルシーなおやつとして楽しめます。…
レシピを見る#13 プルーンとあんずのチーズケーキ
クリームチーズ、グラニュー糖、卵黄、生クリーム、レモン汁、薄力粉、コーンスターチ
このレシピは、プルーンとあんずを使った、しっとりなめらかなチーズケーキです。クリームチーズとグラニュー糖を混ぜ合わせ、卵、生クリーム、レモン汁を加えて混ぜると、薄力粉とコーンスターチを加えて生地ができます。…
レシピを見る#15 あんずきんとん
干しあんず、さつまいも、砂糖
干しあんずとさつまいもを使った、爽やかな酸味が魅力のきんとんのレシピ。さつまいもは干しあんずの戻し汁を加えて煮る事で、ほのかなあんずの香りに。…
レシピを見る#16 あんず入りカスタードクリームのミニタルト
タルト(市販品)、牛乳、砂糖、小麦粉、アヲハタまるごと果実あんず、お好みのフルーツ、アヲハタまるごと果実あんず(トッピング用)
…
レシピを見る#19 自家製フレッシュ♡ あんずジャム
あんず、砂糖、レモン汁
このレシピは生のあんずを使ったジャムです。あんずの甘酸っぱくてさわやかな風味が特徴で、自宅でも簡単に作ることができます。…
レシピを見る#20 かぶと干しあんずの甘酢あえ
かぶ、干しあんず、砂糖
このレシピは、かぶと干しあんずを使った甘酢あえの料理です。かぶは皮付きのまま細切りにし、干しあんずも細切りにして一緒にあえることで、繊細な口当たりに仕上がります。…
レシピを見る最後に、あんずの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あんず」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 37 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 8.5 | g | |
└糖質 | 6.9 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.6 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.0 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「あんず」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 5 | % | 特になし |
水分 | 89.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「あんず」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 9 | mg | 低い |
マグネシウム | 8 | mg | 低い |
リン | 15 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.21 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1400 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 190 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 1500 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 120 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.7 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.30 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.5 | μg | 普通 |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
別名: アプリコット/廃棄部位: 核及び果柄
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。