このページでは、果物のかぼす果汁を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
かぼす果汁のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはかぼす果汁の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 36 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 8.5 | g | |
└糖質 | 8.4 | g | 低い |
└食物繊維 | 0.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.4 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「(かんきつ類) かぼす 果汁 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、かぼす果汁がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
かぼす果汁はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
かぼす果汁とは?どんな食材?
かぼす果汁は、かぼすという果物を使用して作られる加工品です。かぼすは、日本を代表する柑橘類の一つであり、酸味のある爽やかな味わいが特徴です。その果汁を抽出し、加工して作られたのがかぼす果汁です。
酸味が特徴の爽やかな食材
かぼす果汁は、その酸味が特徴であり、爽やかな味わいを持っています。この酸味が、料理や飲み物にアクセントを加える役割を果たしています。また、かぼす果汁はさっぱりとした口当たりであり、暑い季節には特に人気があります。
多彩な使い方ができる万能な食材
かぼす果汁は、その酸味と爽やかな味わいから、さまざまな料理や飲み物に活用することができます。例えば、かぼす果汁を使ったドレッシングやマリネは、野菜や魚介類の味を引き立てる効果があります。また、かぼす果汁を飲み物に加えることで、リフレッシュ効果を得ることができます。
以上のように、かぼす果汁は酸味が特徴の爽やかな食材であり、多彩な使い方ができる万能な食材と言えます。その独特な味わいを活かして、さまざまな料理や飲み物に取り入れることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はかぼす果汁がダイエットにどう役立つか説明します!
かぼす果汁はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
「かぼす果汁」は、可食部100gあたりのカロリーが36kcalと非常に低いです。この低カロリーな特徴から、ダイエット中の方や体重管理をしている方にとっては嬉しい食材と言えます。カロリーを抑えながらも、飲み物としての満足感を得ることができるため、食事の代わりや間食の代替として取り入れることができます。
2. 糖質が低いため、血糖値の上昇を抑える効果がある
「かぼす果汁」の糖質は、可食部100gあたりの糖質が8.4gと低いです。糖質の摂取量が多いと、血糖値の上昇が激しくなることがありますが、この果汁は糖質が低いため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。特に糖尿病の方や血糖値の管理が必要な方にとっては、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
3. 食物繊維が含まれているため、腸内環境の改善に貢献する
「かぼす果汁」には、可食部100gあたりの食物繊維が0.1g含まれています。食物繊維は腸内環境の改善に役立ち、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は食べ物の水分を吸収し、膨らむ性質があるため、満腹感を得ることができます。このため、「かぼす果汁」を摂取することで、食事の量を抑えたい方や便秘の改善を目指す方にとっては健康的な選択肢と言えます。
おすすめ:かぼす果汁のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
かぼす果汁に含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが低い
かぼす果汁は、可食部100gあたりにわずか1mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは高血圧や体液バランスに関係する栄養素ですが、かぼす果汁はその含有量が非常に低いため、塩分制限を必要とする方にも適した食材と言えます。
2. カリウムが普通
カリウムは体内の水分バランスを調整し、筋肉の収縮や神経の伝達にも関与しています。かぼす果汁には可食部100gあたり140mgのカリウムが含まれており、一般的な果汁と比べて普通の含有量と言えます。カリウムは体にとって重要な栄養素であり、バランスの良い食事に取り入れることが推奨されています。
3. カルシウムが低い
カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、神経や筋肉の正常な機能にも関与しています。しかし、かぼす果汁には可食部100gあたりわずか7mgのカルシウムしか含まれていません。このため、かぼす果汁単体ではカルシウムの補給には適していないと言えます。カルシウムを十分に摂取するためには、他の食材との組み合わせや補完が必要です。
かぼす果汁に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
かぼす果汁に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどの成分は無く、β-クリプトキサンチンが21 μg含まれています。これは他の果物と比べて多い量です。また、β-カロテン当量は10 μg、レチノール活性当量は1 μgで、どちらも普通の量です。
2. ビタミンEの特徴
かぼす果汁に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.1 mg含まれていますが、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。そのため、かぼす果汁のビタミンEの含有量は低いと言えます。
3. その他のビタミンの特徴
かぼす果汁にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンCが含まれています。ただし、これらのビタミンの含有量はビタミンAやビタミンEと比べて低いか、普通の量です。特にビタミンCは42 mg含まれており、他の果物と比べて多い量です。
最後に、かぼす果汁の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「かぼす果汁」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 36 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 8.5 | g | |
└糖質 | 8.4 | g | 低い |
└食物繊維 | 0.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.4 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「かぼす果汁」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 90.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「かぼす果汁」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 140 | mg | 普通 |
カルシウム | 7 | mg | 低い |
マグネシウム | 8 | mg | 低い |
リン | 8 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 21 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 10 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.15 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 42 | mg | 多い |
全果に対する果汁分: 35 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
かぼす果汁と同じ果物のフルーツ加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アセロラジュース | 42 | 10.3 | 0.1 | 0 | 0.2 |
あんずの缶詰 | 79 | 18.3 | 0.5 | 0.4 | 0.8 |
いちごジャム | 250 | 62.1 | 0.4 | 0.1 | 1.3 |
いちじくの缶詰 | 78 | 18.4 | 0.5 | 0.1 | 1.2 |
梅干し(塩漬) | 29 | 1.1 | 0.9 | 0.7 | 3.3 |
うめジュース | 49 | 12.2 | Tr | Tr | 0.1 |
うんしゅうみかんの缶詰 | 63 | 14.9 | 0.5 | 0.1 | 0.5 |
グリーンオリーブの塩漬け | 148 | 1.9 | 1.0 | 15.0 | 3.3 |
ブラックオリーブの塩漬け | 121 | 1.5 | 0.8 | 12.3 | 2.5 |
スタッフドオリーブの塩漬け | 141 | 0.7 | 0.8 | 14.3 | 3.7 |
バレンシアのマーマレード | 233 | 62.6 | 0.2 | 0.1 | 0.7 |
干しがき | 274 | 58.7 | 1.5 | 1.7 | 14.0 |
かぼす果汁 | 36 | 8.4 | 0.4 | 0.1 | 0.1 |
グァバジュース | 49 | 11.5 | 0.1 | 0.1 | 0.8 |
グレープフルーツの缶詰 | 60 | 16.5 | 0.5 | Tr | 0.6 |
アメリカンチェリーの缶詰 | 70 | 15.8 | 0.6 | 0.1 | 1.0 |
シークヮーサー果汁 | 35 | 7.6 | 0.8 | 0.1 | 0.3 |
シークヮーサージュース | 48 | 11.8 | 0.1 | Tr | 0 |
すだち果汁 | 29 | 6.5 | 0.5 | 0.1 | 0.1 |
だいだい果汁 | 35 | 8.0 | 0.3 | 0.2 | 0 |
梨の缶詰 | 76 | 18.5 | 0.1 | 0.1 | 0.7 |
西洋なしの缶詰 | 79 | 17.2 | 0.2 | 0.1 | 1.0 |
なつみかんの缶詰 | 80 | 18.9 | 0.5 | 0.1 | 0.5 |
パインアップルの缶詰 | 76 | 20.0 | 0.4 | 0.1 | 0.5 |
パッションフルーツ果汁 | 67 | 13.4 | 0.8 | 0.4 | 0 |
びわの缶詰 | 80 | 19.3 | 0.3 | 0.1 | 0.6 |
干しぶどう | 324 | 75.9 | 2.7 | 0.2 | 4.1 |
ぶどうジュース | 54 | 14.4 | 0.3 | 0.2 | 0.1 |
ぶどうの缶詰 | 83 | 20.4 | 0.4 | 0.1 | 0.2 |
ぶどうジャム | 189 | 46.3 | 0.5 | 0.1 | 1.5 |
ブルーベリージャム | 174 | 39.9 | 0.7 | 0.3 | 4.3 |
ぶんたんのざぼん漬 | 338 | 82.9 | 0.2 | 0.1 | 2.7 |
ももの缶詰 | 82 | 19.4 | 0.5 | 0.1 | 1.4 |
ゆず果汁 | 30 | 6.7 | 0.5 | 0.1 | 0.4 |
ライム果汁 | 39 | 9.2 | 0.4 | 0.1 | 0.2 |
りんごジュース | 43 | 11.4 | 0.2 | 0.1 | Tr |
りんごの缶詰 | 81 | 19.9 | 0.3 | 0.1 | 0.4 |
りんごジャム | 203 | 52.0 | 0.2 | 0.1 | 0.8 |
レモン果汁 | 24 | 2.1 | 0.4 | 0.2 | Tr |
ココナッツウォーター | 22 | 5.0 | 0.2 | 0.1 | 0 |
ドライマンゴー | 339 | 76.6 | 3.1 | 0.7 | 6.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。