このページでは、果物の干しがきを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
干しがきのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは干しがきの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 274 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 71.3 | g | |
└糖質 | 58.7 | g | 多い |
└食物繊維 | 14.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.5 | g | 低い |
脂質 | 1.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「かき 干しがき」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、干しがきがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
干しがきはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
干しがきとは?どんな食材?
干しがきは、果物(フルーツ)の一種であり、乾燥させることによって作られる加工品です。果物を切り、水分を取り除くことによって、風味や栄養素を凝縮させた食材です。
干しがきの特徴
干しがきの特徴は、その食材が果物であることから、自然な甘さを持っていることです。また、果物の風味が凝縮されているため、より濃厚な味わいを楽しむことができます。さらに、干しがきは保存性に優れており、長期間保存することができます。
干しがきの利用方法
干しがきは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に利用することができます。例えば、お菓子やパンの材料として使用することができます。さらに、サラダやグラノーラ、ヨーグルトにトッピングすることで、食材のバリエーションを豊かにすることができます。干しがきは、その甘さや風味が料理にアクセントを加えることができる食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は干しがきがダイエットにどう役立つか説明します!
干しがきはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 食物繊維が多く含まれている
干しがきには食物繊維が14g含まれており、これは非常に多い量です。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖質の摂取量が多い干しがきにおいても血糖値の急上昇を抑えることができます。
2. カロリーが高く、糖質も多い
干しがきはカロリーが274kcalと高いですが、糖質も58.7gと多いです。これにより、エネルギーを効率的に摂取することができます。ただし、カロリーと糖質の摂取量には注意が必要であり、バランスの良い食事に取り入れることが重要です。
3. 脂質が普通で塩分が無し
干しがきに含まれる脂質は1.7gであり、普通の量です。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。干しがきには塩分が含まれていないため、塩分制限が必要な方にも適しています。
以上のように、干しがきは食物繊維が豊富であり、エネルギーを効率的に摂取することができます。ただし、カロリーや糖質の摂取量には注意が必要です。また、脂質は普通の量であり、塩分は含まれていません。これらの点を考慮しながら、バランスの取れた食事に干しがきを取り入れることで、健康的な食生活をサポートすることができます。
おすすめ:干しがきのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
干しがきに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムが多い
干しがきは、可食部100gあたり670mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の健康をサポートする重要な栄養素です。干しがきを摂取することで、カリウムの摂取量を増やすことができます。
2. マンガンが多い
干しがきには、可食部100gあたり1.48mgのマンガンが含まれています。マンガンは酵素の働きをサポートし、骨や軟骨の形成にも関与しています。干しがきを摂取することで、マンガンの摂取量を増やすことができます。
3. ナトリウムが低い
干しがきは、可食部100gあたりわずか4mgのナトリウムしか含んでいません。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂り過ぎると高血圧や心臓病のリスクが増加します。干しがきは低ナトリウム食品として選ばれることができ、塩分制限を必要とする方にも適しています。
以上のように、干しがきはカリウムやマンガンが豊富であり、ナトリウムが低い特徴を持っています。これらの栄養素のバランスが、健康な食生活に貢献することができます。
干しがきに含まれるビタミンを解説!
「干しがき」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAの特徴
「干しがき」に含まれるビタミンAは、レチノールは含まれず、代わりにα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量が多く含まれています。これらの成分は、視力の維持や免疫力の向上に役立つとされています。
2. ビタミンEの特徴
「干しがき」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールのみが含まれており、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。ビタミンEは、抗酸化作用により細胞の老化を防ぎ、血液循環を促進する効果があります。
3. その他のビタミン含有量の特徴
「干しがき」には、ビタミンK、ビタミンB1、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンCが多く含まれています。これらのビタミンは、骨の健康維持やエネルギー代謝、免疫機能の向上に関与しています。
最後に、干しがきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「干しがき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 274 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 71.3 | g | |
└糖質 | 58.7 | g | 多い |
└食物繊維 | 14.0 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.5 | g | 低い |
脂質 | 1.7 | g | 普通 |
「干しがき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 8 | % | 特になし |
水分 | 24.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「干しがき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 670 | mg | 多い |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 26 | mg | 普通 |
リン | 62 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 1.48 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 15 | μg | 多い |
└β-カロテン | 370 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2100 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 1400 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 120 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (10) | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.85 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 多い |
つるしがきを含む/廃棄部位: 種子及びへた
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
干しがきと同じ果物のフルーツ加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アセロラジュース | 42 | 10.3 | 0.1 | 0 | 0.2 |
あんずの缶詰 | 79 | 18.3 | 0.5 | 0.4 | 0.8 |
いちごジャム | 250 | 62.1 | 0.4 | 0.1 | 1.3 |
いちじくの缶詰 | 78 | 18.4 | 0.5 | 0.1 | 1.2 |
梅干し(塩漬) | 29 | 1.1 | 0.9 | 0.7 | 3.3 |
うめジュース | 49 | 12.2 | Tr | Tr | 0.1 |
うんしゅうみかんの缶詰 | 63 | 14.9 | 0.5 | 0.1 | 0.5 |
グリーンオリーブの塩漬け | 148 | 1.9 | 1.0 | 15.0 | 3.3 |
ブラックオリーブの塩漬け | 121 | 1.5 | 0.8 | 12.3 | 2.5 |
スタッフドオリーブの塩漬け | 141 | 0.7 | 0.8 | 14.3 | 3.7 |
バレンシアのマーマレード | 233 | 62.6 | 0.2 | 0.1 | 0.7 |
干しがき | 274 | 58.7 | 1.5 | 1.7 | 14.0 |
かぼす果汁 | 36 | 8.4 | 0.4 | 0.1 | 0.1 |
グァバジュース | 49 | 11.5 | 0.1 | 0.1 | 0.8 |
グレープフルーツの缶詰 | 60 | 16.5 | 0.5 | Tr | 0.6 |
アメリカンチェリーの缶詰 | 70 | 15.8 | 0.6 | 0.1 | 1.0 |
シークヮーサー果汁 | 35 | 7.6 | 0.8 | 0.1 | 0.3 |
シークヮーサージュース | 48 | 11.8 | 0.1 | Tr | 0 |
すだち果汁 | 29 | 6.5 | 0.5 | 0.1 | 0.1 |
だいだい果汁 | 35 | 8.0 | 0.3 | 0.2 | 0 |
梨の缶詰 | 76 | 18.5 | 0.1 | 0.1 | 0.7 |
西洋なしの缶詰 | 79 | 17.2 | 0.2 | 0.1 | 1.0 |
なつみかんの缶詰 | 80 | 18.9 | 0.5 | 0.1 | 0.5 |
パインアップルの缶詰 | 76 | 20.0 | 0.4 | 0.1 | 0.5 |
パッションフルーツ果汁 | 67 | 13.4 | 0.8 | 0.4 | 0 |
びわの缶詰 | 80 | 19.3 | 0.3 | 0.1 | 0.6 |
干しぶどう | 324 | 75.9 | 2.7 | 0.2 | 4.1 |
ぶどうジュース | 54 | 14.4 | 0.3 | 0.2 | 0.1 |
ぶどうの缶詰 | 83 | 20.4 | 0.4 | 0.1 | 0.2 |
ぶどうジャム | 189 | 46.3 | 0.5 | 0.1 | 1.5 |
ブルーベリージャム | 174 | 39.9 | 0.7 | 0.3 | 4.3 |
ぶんたんのざぼん漬 | 338 | 82.9 | 0.2 | 0.1 | 2.7 |
ももの缶詰 | 82 | 19.4 | 0.5 | 0.1 | 1.4 |
ゆず果汁 | 30 | 6.7 | 0.5 | 0.1 | 0.4 |
ライム果汁 | 39 | 9.2 | 0.4 | 0.1 | 0.2 |
りんごジュース | 43 | 11.4 | 0.2 | 0.1 | Tr |
りんごの缶詰 | 81 | 19.9 | 0.3 | 0.1 | 0.4 |
りんごジャム | 203 | 52.0 | 0.2 | 0.1 | 0.8 |
レモン果汁 | 24 | 2.1 | 0.4 | 0.2 | Tr |
ココナッツウォーター | 22 | 5.0 | 0.2 | 0.1 | 0 |
ドライマンゴー | 339 | 76.6 | 3.1 | 0.7 | 6.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。