このページでは、果物のだいだい果汁を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
だいだい果汁のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはだいだい果汁の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 35 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 8.0 | g | |
└糖質 | 8.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「(かんきつ類) だいだい 果汁 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、だいだい果汁がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
だいだい果汁はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
だいだい果汁とは?どんな食材?
「だいだい果汁」とは、果物の加工品の一つであり、主にだいだいを原料として作られる食材です。だいだい果汁は、だいだいの果肉や果汁を搾り、加工して作られます。そのため、自然の風味や酸味が特徴となっており、さわやかな味わいを楽しむことができます。
だいだい果汁の特徴
だいだい果汁は、そのまま飲むだけでなく、料理やお菓子作りにも幅広く利用されています。その特徴は以下のようになります。
1. さわやかな酸味と甘み
だいだい果汁は、酸味と甘みのバランスが絶妙であり、爽やかな味わいを持っています。そのため、飲み物やデザートに加えることで、味にアクセントを加えることができます。
2. ビタミンCが豊富
だいだい果汁には、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは抗酸化作用を持ち、免疫力の向上や美肌効果などに役立ちます。だいだい果汁を摂取することで、健康維持にも役立つことができます。
3. 多様な使い方が可能
だいだい果汁は、そのまま飲むだけでなく、ソースやドレッシング、ジャムなどの調味料としても利用されています。また、カクテルやスムージーの材料としても人気があります。そのため、さまざまな料理や飲み物に活用することができます。
まとめ
だいだい果汁は、だいだいを原料として作られる果物の加工品です。その特徴はさわやかな酸味と甘み、ビタミンCの豊富さ、そして多様な使い方が可能であることです。これらの特徴を活かして、料理や飲み物の味を引き立てることができます。ぜひ、だいだい果汁を利用して、美味しい料理や飲み物を楽しんでください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はだいだい果汁がダイエットにどう役立つか説明します!
だいだい果汁はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
「だいだい果汁」は可食部100gあたり35kcalと、低カロリーな食材です。カロリーが低いため、ダイエット中の方やカロリー摂取を気にする方にとっては、健康的な食事の一部として取り入れることができます。また、カロリーを抑えながらも果汁の味わいを楽しむことができるため、食事のバリエーションを豊かにすることもできます。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果がある
「だいだい果汁」に含まれる糖質は8gで、低糖質です。糖質の摂取が過剰な場合、血糖値の上昇が懸念されますが、この果汁は糖質が低いため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。特に糖尿病や血糖値の管理が必要な方にとっては、健康的な食事の一部として取り入れることができます。
3. 食物繊維がないため消化に優れる
「だいだい果汁」には食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進する効果がありますが、消化に時間がかかるため、消化の優れた食事とは言えません。しかし、消化に時間がかからないため、胃腸の負担を軽減することができます。消化の負担を感じやすい方や、胃腸の弱い方にとっては、健康的な食事の一部として取り入れることができます。
以上のように、「だいだい果汁」は低カロリーでダイエットに適しており、糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果があるため、糖尿病や血糖値の管理が必要な方にも役立ちます。また、食物繊維がないため消化に優れており、胃腸の負担を軽減することができます。これらの特徴から、健康的な食事の一部として取り入れることができます。
おすすめ:だいだい果汁のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
だいだい果汁に含まれる無機質の栄養を解説!
「だいだい果汁」の特徴
「だいだい果汁」は、以下の3つの特徴があります。
1. ナトリウムが低い
「だいだい果汁」の可食部100gあたりのナトリウム含有量は1mgで、非常に低いです。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まります。そのため、ナトリウム摂取を控えたい方には適した食材と言えます。
2. カリウムが普通
「だいだい果汁」の可食部100gあたりのカリウム含有量は190mgで、普通の量です。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持する役割を持っています。適切なカリウム摂取は、血圧のコントロールや筋肉の健康維持に役立つとされています。
3. マンガンが普通
「だいだい果汁」の可食部100gあたりのマンガン含有量は0.02mgで、普通の量です。マンガンは酵素の働きを助け、抗酸化作用や骨の形成に関与しています。適切なマンガン摂取は、体内の酵素活性を促進し、健康な骨を維持するために重要です。
だいだい果汁に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「だいだい果汁」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどは無く、β-クリプトキサンチンのみ36 μg含まれています。β-クリプトキサンチンは他の成分に比べて多く含まれている特徴があります。また、β-カロテン当量やレチノール活性当量も2 μgで、これらの含有量も普通です。
2. ビタミンEの特徴
「だいだい果汁」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールのみ0.1 mg含まれています。他の成分であるβ-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無く、その含有量は低い特徴があります。
3. その他のビタミンの特徴
「だいだい果汁」にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンCが含まれています。ビタミンB1やビタミンB6、パントテン酸の含有量は低く、ビタミンB2の含有量も低い特徴があります。一方、ナイアシンやビタミンCは普通の含有量であり、特にビタミンCの含有量は多い特徴があります。
なお、「だいだい果汁」にはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸、ビオチンは含まれていません。
最後に、だいだい果汁の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「だいだい果汁」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 35 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 8.0 | g | |
└糖質 | 8.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0.3 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「だいだい果汁」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 91.2 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「だいだい果汁」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 190 | mg | 普通 |
カルシウム | 10 | mg | 普通 |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 8 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 36 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 18 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.12 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 35 | mg | 多い |
全果に対する果汁分: 30 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
だいだい果汁と同じ果物のフルーツ加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
アセロラジュース | 42 | 10.3 | 0.1 | 0 | 0.2 |
あんずの缶詰 | 79 | 18.3 | 0.5 | 0.4 | 0.8 |
いちごジャム | 250 | 62.1 | 0.4 | 0.1 | 1.3 |
いちじくの缶詰 | 78 | 18.4 | 0.5 | 0.1 | 1.2 |
梅干し(塩漬) | 29 | 1.1 | 0.9 | 0.7 | 3.3 |
うめジュース | 49 | 12.2 | Tr | Tr | 0.1 |
うんしゅうみかんの缶詰 | 63 | 14.9 | 0.5 | 0.1 | 0.5 |
グリーンオリーブの塩漬け | 148 | 1.9 | 1.0 | 15.0 | 3.3 |
ブラックオリーブの塩漬け | 121 | 1.5 | 0.8 | 12.3 | 2.5 |
スタッフドオリーブの塩漬け | 141 | 0.7 | 0.8 | 14.3 | 3.7 |
バレンシアのマーマレード | 233 | 62.6 | 0.2 | 0.1 | 0.7 |
干しがき | 274 | 58.7 | 1.5 | 1.7 | 14.0 |
かぼす果汁 | 36 | 8.4 | 0.4 | 0.1 | 0.1 |
グァバジュース | 49 | 11.5 | 0.1 | 0.1 | 0.8 |
グレープフルーツの缶詰 | 60 | 16.5 | 0.5 | Tr | 0.6 |
アメリカンチェリーの缶詰 | 70 | 15.8 | 0.6 | 0.1 | 1.0 |
シークヮーサー果汁 | 35 | 7.6 | 0.8 | 0.1 | 0.3 |
シークヮーサージュース | 48 | 11.8 | 0.1 | Tr | 0 |
すだち果汁 | 29 | 6.5 | 0.5 | 0.1 | 0.1 |
だいだい果汁 | 35 | 8.0 | 0.3 | 0.2 | 0 |
梨の缶詰 | 76 | 18.5 | 0.1 | 0.1 | 0.7 |
西洋なしの缶詰 | 79 | 17.2 | 0.2 | 0.1 | 1.0 |
なつみかんの缶詰 | 80 | 18.9 | 0.5 | 0.1 | 0.5 |
パインアップルの缶詰 | 76 | 20.0 | 0.4 | 0.1 | 0.5 |
パッションフルーツ果汁 | 67 | 13.4 | 0.8 | 0.4 | 0 |
びわの缶詰 | 80 | 19.3 | 0.3 | 0.1 | 0.6 |
干しぶどう | 324 | 75.9 | 2.7 | 0.2 | 4.1 |
ぶどうジュース | 54 | 14.4 | 0.3 | 0.2 | 0.1 |
ぶどうの缶詰 | 83 | 20.4 | 0.4 | 0.1 | 0.2 |
ぶどうジャム | 189 | 46.3 | 0.5 | 0.1 | 1.5 |
ブルーベリージャム | 174 | 39.9 | 0.7 | 0.3 | 4.3 |
ぶんたんのざぼん漬 | 338 | 82.9 | 0.2 | 0.1 | 2.7 |
ももの缶詰 | 82 | 19.4 | 0.5 | 0.1 | 1.4 |
ゆず果汁 | 30 | 6.7 | 0.5 | 0.1 | 0.4 |
ライム果汁 | 39 | 9.2 | 0.4 | 0.1 | 0.2 |
りんごジュース | 43 | 11.4 | 0.2 | 0.1 | Tr |
りんごの缶詰 | 81 | 19.9 | 0.3 | 0.1 | 0.4 |
りんごジャム | 203 | 52.0 | 0.2 | 0.1 | 0.8 |
レモン果汁 | 24 | 2.1 | 0.4 | 0.2 | Tr |
ココナッツウォーター | 22 | 5.0 | 0.2 | 0.1 | 0 |
ドライマンゴー | 339 | 76.6 | 3.1 | 0.7 | 6.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。