このページでは白ワインのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
白ワインのカロリーは75kcal(100gあたり)!これってどうなの?
白ワインの可食部100gあたりのカロリーは、75kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1117位です。これは多い順にすると上位70%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「嗜好品」ジャンルので白ワインのカロリーを評価すると、58件中33位です。これは上位から56%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 75Kcal |
全体での評価 | 1117位 / 1592件中(上位70%…やや低い) |
「嗜好品」ジャンル内での評価 | 33位 / 58件中(上位56%…やや低い) |
白ワインはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ白ワインのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
白ワインのカロリーはやや低い理由
白ワインのカロリーは、可食部100gあたり75kcalで、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。この理由について、以下の栄養データを参照し、解説いたします。
糖質がかなり低い
白ワインの糖質は、可食部100gあたり1.4gと「かなり低い」です。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーが低くなります。糖質の少なさは、白ワインのカロリーがやや低い理由の一つと言えます。
食物繊維は無し
白ワインには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収がされず、カロリーとして計算されないため、食物繊維の欠如も白ワインのカロリーがやや低い理由の一つです。
タンパク質はかなり低い
白ワインのタンパク質は、可食部100gあたり0.1gと「かなり低い」です。タンパク質はエネルギー源としてのカロリーにはほとんど寄与しないため、タンパク質の少なさも白ワインのカロリーがやや低い理由の一つと言えます。
脂質は無し
白ワインには脂質が含まれていません。脂質は高カロリーな栄養素であり、その欠如も白ワインのカロリーがやや低い理由となります。
アルコールが多い
白ワインにはアルコールが含まれており、可食部100gあたり9.1gと「多い」です。アルコールは1gあたり7kcalのカロリーを持っていますが、白ワインのカロリーはそれほど高くないため、アルコールの多さがカロリーの主な要因ではありません。
以上の栄養データから、白ワインのカロリーがやや低い理由は、糖質やタンパク質、脂質の少なさ、食物繊維の欠如によるものと考えられます。アルコールのカロリーはあるものの、その量はカロリーの主な要因ではありません。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「白ワイン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.4g | 4 | 5.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0.1g | 4 | 0.4kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
アルコール | 9.1g | 7.1 | 64.61 |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「白ワイン」のカロリー内訳です。一番多いのはアルコールで、64.61kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
白ワインは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
白ワインの糖質量は1.4g
白ワインは、嗜好品でありながら糖質量が1.4gと、低糖質ダイエットに特に効果的な飲み物と言えます。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットとは、糖質の摂取量を抑えることで血糖値の上昇を抑え、体脂肪の蓄積を防ぐダイエット方法です。糖質はエネルギー源として利用されるため、過剰な摂取は体重の増加につながることがあります。
白ワインの糖質量の少なさ
白ワインは、糖質量が1.4gと非常に少ないです。これは他のお酒と比較しても低い数値です。例えば、ビールの糖質量は10g以上、日本酒の糖質量は約3gとなっています。そのため、白ワインは低糖質ダイエットにおいて、他のお酒よりも選ばれる傾向があります。
白ワインのアルコール量
ただし、白ワインにはアルコールが含まれています。アルコールは9.1gという量が含まれており、多いと言えます。アルコールはカロリーも高く、摂取し過ぎると肥満の原因になる可能性があります。そのため、白ワインを飲む際には、適量を守ることが重要です。
白ワインの効果的な摂取方法
白ワインを低糖質ダイエットに効果的に取り入れるためには、以下の点に注意することが大切です。
1. 適量を守る:1日のアルコール摂取量の目安は男性で20g未満、女性で10g未満です。白ワインのアルコール量を把握し、適切な量を守りましょう。
2. 糖質制限とのバランスを考える:白ワインは糖質量が少ないですが、他の食事やおやつで摂取する糖質とのバランスを考えましょう。総摂取カロリーが過剰にならないように注意しましょう。
3. 健康状態に配慮する:アルコールは健康に影響を及ぼす場合があります。特に妊娠中や授乳中、薬を服用している場合は、医師の指示に従うようにしましょう。
まとめ
白ワインは低糖質ダイエットに特に効果的なお酒です。糖質量が1.4gと少なく、他のお酒と比較しても低い数値です。ただし、アルコール量が9.1gと多いため、適量を守ることが重要です。白ワインを効果的に摂取するためには、適量を守り、糖質制限とのバランスを考え、健康状態に配慮することが必要です。
白ワインは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ニッスイ
白ワインは、低脂質ダイエットに使える?
白ワインは、嗜好品の一つであり、多くの人に愛されています。しかし、ダイエットをしている方にとっては、アルコールの摂取は気になるところです。そこで、白ワインの脂質含有量について調べてみました。
白ワインの脂質含有量は0g
白ワインの脂質含有量は0gです。これは、低脂質ダイエットを目指している方にとっては朗報です。脂質は、体内に摂取したエネルギーを蓄える役割を持っており、摂り過ぎると肥満の原因となります。しかし、白ワインには脂質が含まれていないため、ダイエット中でも安心して楽しむことができます。
白ワインは低脂質ダイエットに特に効果的
白ワインは、低脂質ダイエットに特に効果的です。脂質を制限しながら飲むことができるため、カロリー摂取を抑えながらリラックスできます。また、白ワインには抗酸化作用があり、美容や健康にも良い影響を与えます。さらに、白ワインに含まれるポリフェノールは、血液をサラサラにする効果もあります。これにより、動脈硬化や心臓病のリスクを軽減することができます。
注意点もある
しかし、白ワインを飲む際には注意点もあります。まず、適量を守ることが重要です。飲み過ぎるとアルコールによる肝臓への負担が増え、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また、アルコールは催眠作用がありますので、飲んだ後に運転や機械操作を行うことは絶対に避けてください。
まとめ
白ワインは、低脂質ダイエットに特に効果的な嗜好品です。脂質を気にせずに楽しむことができるため、ダイエット中でもストレスなく飲むことができます。ただし、適量を守り、安全に楽しむことが重要です。白ワインの魅力を活かしながら、健康的な生活を送りましょう。
最後に、白ワインの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「白ワイン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 75 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 2.0 | g | |
└糖質 | 1.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 0.1 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「白ワイン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 88.6 | g | 多い |
有機酸 | 0.6 | g | 多い |
灰分 | 0.2 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | 9.1 | g | 多い |
「白ワイン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 60 | mg | 低い |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 12 | mg | 低い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0.01 | mg | 低い |
マンガン | 0.09 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.07 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: 白ワイン/アルコール: 11.4 容量 %/(100 g: 100.2 mL、100 mL: 99.8 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
白ワインと同じ嗜好品のお酒ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
日本酒 | 107 | 5.0 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(純米酒) | 102 | 3.7 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(本醸造酒) | 106 | 4.6 | 0.4 | 0 | 0 |
日本酒(吟醸酒) | 103 | 3.7 | 0.3 | 0 | 0 |
日本酒(純米吟醸酒) | 102 | 4.2 | 0.4 | 0 | 0 |
生ビール | 39 | 3.1 | 0.3 | 0 | 0 |
黒ビール | 45 | 3.5 | 0.4 | Tr | 0.2 |
スタウトビール | 62 | 4.8 | 0.5 | Tr | 0.3 |
発泡酒 | 44 | 3.6 | 0.1 | 0 | 0 |
白ワイン | 75 | 1.4 | 0.1 | Tr | - |
赤ワイン | 68 | 1.0 | 0.2 | Tr | - |
ロゼワイン | 71 | 3.4 | 0.1 | Tr | 0 |
紹興酒 | 126 | 5.1 | 1.7 | Tr | Tr |
焼酎 | 203 | 0 | 0 | 0 | (0) |
焼酎B類(芋焼酎、麦焼酎等) | 144 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウイスキー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ブランデー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウオッカ | 237 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ジン | 280 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
ラム | 237 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
マオタイ酒 | 317 | 0 | 0 | 0 | (0) |
梅酒 | 155 | 20.7 | 0.1 | Tr | - |
合成清酒 | 108 | 5.3 | 0.1 | 0 | - |
白酒 | 236 | 48.5 | 1.9 | Tr | - |
みりん 本みりん | 241 | 43.3 | 0.3 | Tr | - |
薬味酒 | 181 | 26.8 | Tr | Tr | - |
キュラソー | 319 | 26.4 | Tr | Tr | - |
スイートワイン | 125 | 13.0 | 0.1 | 0 | - |
ペパーミント | 300 | 37.6 | 0 | 0 | - |
ベルモット(甘口タイプ) | 151 | 16.4 | 0.1 | 0 | - |
ベルモット | 113 | 3.7 | 0.1 | 0 | - |
甘酒 | 76 | 18.3 | 1.7 | 0.1 | 0.4 |
ビール風味炭酸飲料 | 5 | 1.2 | 0.1 | Tr | - |
缶チューハイ レモン風味 | 51 | 2.6 | 0 | Tr | 0.1 |
泡盛 | 206 | 0 | Tr | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。