このページでは、嗜好品の発泡酒を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
発泡酒のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは発泡酒の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 44 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 3.6 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0.1 | g | かなり低い |
脂質 | 0 | g | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、嗜好品分類に所属する正式名称「<アルコール飲料類> (醸造酒類) 発泡酒」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、発泡酒がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
発泡酒はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
発泡酒とは?どんな食材?
発泡酒は、一般的にはビールと同じような飲み物として知られていますが、食材としては少し異なる特徴を持っています。
主な食材1:麦芽
発泡酒の主な食材の一つは麦芽です。麦芽は大麦を発芽させて乾燥させたものであり、発酵の過程で糖分を生成する役割を果たします。この糖分が酵母によってアルコールに変わり、発泡酒の特徴的な味や香りを生み出します。
主な食材2:ホップ
発泡酒のもう一つの主要な食材はホップです。ホップは植物の花であり、発泡酒に苦味や香りを与える役割を果たします。また、ホップには抗菌作用もあり、発酵中に微生物の成長を抑制することで、発泡酒の品質を保つ役割も果たしています。
主な食材3:水
発泡酒のもう一つの重要な食材は水です。水は発酵の過程で使用されるだけでなく、発泡酒の味や風味にも大きな影響を与えます。地域ごとの水の特性や成分が異なるため、発泡酒の味わいも異なると言われています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は発泡酒がダイエットにどう役立つか説明します!
発泡酒はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエット中の方に適しています
発泡酒は可食部100gあたり44kcalと、非常に低カロリーです。カロリー摂取を抑えたい方やダイエット中の方にとって、発泡酒は良い選択肢となります。適量を飲むことで、カロリー制限をしながらもお酒を楽しむことができます。
2. 糖質がかなり低いため、糖質制限をしている方にも適しています
発泡酒の糖質は可食部100gあたり3.6gで、かなり低い値です。糖質制限をしている方や糖尿病の方にとって、発泡酒は血糖値の上昇を抑えるために適した飲み物と言えます。ただし、適量を守って飲むことが重要です。
3. 脂質や塩分が無いため、健康的な飲み物と言えます
発泡酒は脂質や塩分が無く、可食部100gあたり0gとなっています。脂質や塩分の摂り過ぎは健康に悪影響を及ぼすことがありますが、発泡酒はその心配がありません。適度な量を飲むことで、健康的な飲み物として楽しむことができます。
以上のように、発泡酒は低カロリーであり、糖質がかなり低いため糖質制限をしている方にも適しています。また、脂質や塩分が無いため健康的な飲み物と言えます。ただし、飲み過ぎには注意が必要です。適量を守りながら楽しむことが大切です。
おすすめ:発泡酒のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
発泡酒に含まれる無機質の栄養を解説!
1. 低い無機質含有量
発泡酒は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、マンガンの含有量が低いことがわかります。これは、発泡酒が主にアルコールと水で構成されているためであり、無機質栄養素を多く含んでいないことを示しています。
2. 鉄や亜鉛、銅などの欠如
発泡酒には、鉄、亜鉛、銅などの栄養素が含まれていないことがわかります。これは、発泡酒がアルコール飲料であり、主にアルコールを提供することが目的であるためです。そのため、鉄や亜鉛、銅などの必須栄養素は他の食品から摂取する必要があります。
3. その他の栄養素の欠如
発泡酒には、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの栄養素も含まれていないことがわかります。これらの栄養素は、体の正常な機能を維持するために必要なものであり、他の食品から摂取する必要があります。
以上のように、発泡酒は無機質栄養素が低く、鉄や亜鉛、銅などの栄養素が欠如していることが特徴です。そのため、バランスの取れた食事を摂ることが重要であり、発泡酒を飲む際には他の栄養素を考慮した食事を心掛ける必要があります。
発泡酒に含まれるビタミンを解説!
発泡酒のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸の含有量は低い
発泡酒に含まれるビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸の含有量は低いです。ビタミンB2は0.01 mg、ナイアシンは0.3 mg、ビタミンB6は0.01 mg、パントテン酸は0.1 mgという数値です。これらのビタミンは健康維持に重要な役割を果たしていますが、発泡酒からは十分な量を摂取することは難しいでしょう。
2. ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていない
発泡酒にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは他の食品やサプリメントから摂取する必要があります。発泡酒はこれらのビタミンを補うための選択肢ではありません。
3. 発泡酒はビタミンを摂取する主要な源ではない
発泡酒はビタミンを摂取する主要な源ではありません。ビタミンは主に食品やサプリメントから摂取することが推奨されています。発泡酒は嗜好品であり、適度に楽しむことが大切ですが、ビタミンの補給源としては適していません。
最後に、発泡酒の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「発泡酒」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 44 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 3.6 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0.1 | g | かなり低い |
脂質 | 0 | g | 無し |
「発泡酒」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 92.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.1 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | 4.2 | g | 多い |
「発泡酒」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 13 | mg | 低い |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 4 | mg | 低い |
リン | 8 | mg | 低い |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.10 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
アルコール: 5.3 容量 %/(100 g: 99.1 mL、100 mL: 100.9 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
発泡酒と同じ嗜好品のお酒ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
日本酒 | 107 | 5.0 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(純米酒) | 102 | 3.7 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(本醸造酒) | 106 | 4.6 | 0.4 | 0 | 0 |
日本酒(吟醸酒) | 103 | 3.7 | 0.3 | 0 | 0 |
日本酒(純米吟醸酒) | 102 | 4.2 | 0.4 | 0 | 0 |
生ビール | 39 | 3.1 | 0.3 | 0 | 0 |
黒ビール | 45 | 3.5 | 0.4 | Tr | 0.2 |
スタウトビール | 62 | 4.8 | 0.5 | Tr | 0.3 |
発泡酒 | 44 | 3.6 | 0.1 | 0 | 0 |
白ワイン | 75 | 1.4 | 0.1 | Tr | - |
赤ワイン | 68 | 1.0 | 0.2 | Tr | - |
ロゼワイン | 71 | 3.4 | 0.1 | Tr | 0 |
紹興酒 | 126 | 5.1 | 1.7 | Tr | Tr |
焼酎 | 203 | 0 | 0 | 0 | (0) |
焼酎B類(芋焼酎、麦焼酎等) | 144 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウイスキー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ブランデー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウオッカ | 237 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ジン | 280 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
ラム | 237 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
マオタイ酒 | 317 | 0 | 0 | 0 | (0) |
梅酒 | 155 | 20.7 | 0.1 | Tr | - |
合成清酒 | 108 | 5.3 | 0.1 | 0 | - |
白酒 | 236 | 48.5 | 1.9 | Tr | - |
みりん 本みりん | 241 | 43.3 | 0.3 | Tr | - |
薬味酒 | 181 | 26.8 | Tr | Tr | - |
キュラソー | 319 | 26.4 | Tr | Tr | - |
スイートワイン | 125 | 13.0 | 0.1 | 0 | - |
ペパーミント | 300 | 37.6 | 0 | 0 | - |
ベルモット(甘口タイプ) | 151 | 16.4 | 0.1 | 0 | - |
ベルモット | 113 | 3.7 | 0.1 | 0 | - |
甘酒 | 76 | 18.3 | 1.7 | 0.1 | 0.4 |
ビール風味炭酸飲料 | 5 | 1.2 | 0.1 | Tr | - |
缶チューハイ レモン風味 | 51 | 2.6 | 0 | Tr | 0.1 |
泡盛 | 206 | 0 | Tr | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。