このページでは赤ワインのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
赤ワインのカロリーは68kcal(100gあたり)!これってどうなの?
赤ワインの可食部100gあたりのカロリーは、68kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1153位です。これは多い順にすると上位72%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「嗜好品」ジャンルので赤ワインのカロリーを評価すると、58件中35位です。これは上位から60%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 68Kcal |
全体での評価 | 1153位 / 1592件中(上位72%…低い) |
「嗜好品」ジャンル内での評価 | 35位 / 58件中(上位60%…やや低い) |
赤ワインはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ赤ワインのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
赤ワインのカロリーは低い理由
赤ワインは、嗜好品であるにもかかわらず、他の食材と比較してカロリーが低いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して説明します。
カロリーが低い
赤ワインのカロリーは、可食部100gあたり68kcalと非常に低いです。これは、他の食材と比較しても低いと言えます。カロリーが低い理由は、以下の要素によるものです。
糖質がかなり低い
赤ワインに含まれる糖質は、可食部100gあたり1gとかなり低いです。糖質はエネルギー源となるため、糖質が低いことによりカロリーも低くなります。
食物繊維は無し
赤ワインには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助けるために重要な栄養素ですが、赤ワインにはほとんど含まれていないため、カロリーも低くなっています。
タンパク質がかなり低い
赤ワインに含まれるタンパク質は、可食部100gあたり0.2gとかなり低いです。タンパク質は筋肉や組織の修復に重要な栄養素ですが、赤ワインにはほとんど含まれていないため、カロリーも低くなっています。
脂質は無し
赤ワインには脂質が含まれていません。脂質はエネルギー源となるため、脂質が含まれていないことによりカロリーも低くなっています。
アルコールが多い
赤ワインにはアルコールが含まれており、可食部100gあたり9.3gと多いです。アルコールはカロリーの源となるため、アルコールの含有量が多いことによりカロリーも一定の量含まれています。
以上の要素から、赤ワインのカロリーが低い理由は、糖質やタンパク質、脂質が少なく、食物繊維が含まれていないことによるものと考えられます。ただし、アルコールの含有量により一定のカロリーが存在しています。赤ワインを飲む際には、適量を守ることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「赤ワイン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.0g | 4 | 4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0.2g | 4 | 0.8kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
アルコール | 9.3g | 7.1 | 66.03 |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「赤ワイン」のカロリー内訳です。一番多いのはアルコールで、66.03kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
赤ワインは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
赤ワインは、低糖質ダイエットに使える?
赤ワインは、嗜好品の一つであり、多くの人々に愛されています。しかし、ダイエット中の方々にとっては、糖質の摂取を制限する必要があります。そこで、赤ワインの糖質量について考えてみましょう。
赤ワインの糖質量は1g
赤ワインには、糖質が含まれていますが、その量は1gと非常に少ないです。このことから、赤ワインは低糖質ダイエットにおいて特に効果的な飲み物と言えるでしょう。
赤ワインのアルコール量に注意が必要
一方で、赤ワインにはアルコールが含まれており、その量は9.3gと多いです。アルコールは、エネルギー源として利用されるため、摂取するとカロリーが増えてしまいます。ダイエット中の方々は、カロリー摂取を制限する必要があるため、アルコール摂取には注意が必要です。
赤ワインの摂取量にも注意が必要
また、赤ワインの摂取量にも注意が必要です。適量の赤ワインを摂取することで、健康に良い影響を与えることができますが、過剰な摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。適度な範囲での摂取を心掛けましょう。
まとめ
赤ワインは、糖質量が1gと非常に少ないため、低糖質ダイエットにおいて特に効果的な飲み物と言えます。しかし、アルコール量が9.3gと多いため、摂取には注意が必要です。また、摂取量にも注意が必要であり、適度な範囲での摂取を心掛けましょう。赤ワインを上手に取り入れることで、ダイエットをサポートすることができます。
赤ワインは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:サントリー
赤ワインは低脂質ダイエットに特に効果的
赤ワインは、低脂質ダイエットに特に効果的な飲み物として知られています。赤ワインは、他のお酒と比べて脂質が0gと非常に低いため、ダイエット中の方におすすめです。
赤ワインの脂質含有量
赤ワインには脂質がほとんど含まれていないことがわかっています。一般的な赤ワインの脂質含有量は0gであり、カロリーも比較的低いです。そのため、赤ワインを飲むことで脂質摂取量を抑えることができます。
赤ワインのアルコール含有量
ただし、赤ワインにはアルコールが含まれています。一般的な赤ワインのアルコール含有量は9.3gです。アルコールはカロリーが高いため、過剰摂取はダイエットには逆効果となります。適度な量を守って摂取することが重要です。
赤ワインの効果的な摂取方法
赤ワインを低脂質ダイエットに効果的に取り入れるためには、以下の点に注意する必要があります。
1. 適量を守る:赤ワインを飲む際には、アルコール含有量に気を付けることが重要です。適度な量を守り、飲み過ぎには注意しましょう。
2. 食事とのバランス:赤ワインを飲む際には、食事とのバランスも考える必要があります。脂質の摂取を抑えるために、低脂質な食事と一緒に摂ることをおすすめします。
3. 飲むタイミング:赤ワインを飲むタイミングも重要です。食事前や食事中に摂ることで、食欲を抑える効果が期待できます。
まとめ
赤ワインは低脂質ダイエットに特に効果的な飲み物であることがわかりました。脂質がほとんど含まれていないため、ダイエット中の方におすすめです。ただし、アルコール含有量には注意し、適量を守って摂取することが大切です。食事とのバランスや飲むタイミングにも気を付けることで、より効果的なダイエットができるでしょう。赤ワインを上手に取り入れて、健康的な生活を送りましょう。
最後に、赤ワインの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「赤ワイン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 68 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 1.5 | g | |
└糖質 | 1.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 0.2 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「赤ワイン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 88.7 | g | 多い |
有機酸 | 0.5 | g | 多い |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | 9.3 | g | 多い |
「赤ワイン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 110 | mg | 低い |
カルシウム | 7 | mg | 低い |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 13 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.15 | mg | 普通 |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.07 | mg | 低い |
ビオチン | 1.9 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: 赤ワイン/アルコール: 11.6 容量 %/(100 g: 100.4 mL、100 mL: 99.6 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
赤ワインと同じ嗜好品のお酒ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
日本酒 | 107 | 5.0 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(純米酒) | 102 | 3.7 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(本醸造酒) | 106 | 4.6 | 0.4 | 0 | 0 |
日本酒(吟醸酒) | 103 | 3.7 | 0.3 | 0 | 0 |
日本酒(純米吟醸酒) | 102 | 4.2 | 0.4 | 0 | 0 |
生ビール | 39 | 3.1 | 0.3 | 0 | 0 |
黒ビール | 45 | 3.5 | 0.4 | Tr | 0.2 |
スタウトビール | 62 | 4.8 | 0.5 | Tr | 0.3 |
発泡酒 | 44 | 3.6 | 0.1 | 0 | 0 |
白ワイン | 75 | 1.4 | 0.1 | Tr | - |
赤ワイン | 68 | 1.0 | 0.2 | Tr | - |
ロゼワイン | 71 | 3.4 | 0.1 | Tr | 0 |
紹興酒 | 126 | 5.1 | 1.7 | Tr | Tr |
焼酎 | 203 | 0 | 0 | 0 | (0) |
焼酎B類(芋焼酎、麦焼酎等) | 144 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウイスキー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ブランデー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウオッカ | 237 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ジン | 280 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
ラム | 237 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
マオタイ酒 | 317 | 0 | 0 | 0 | (0) |
梅酒 | 155 | 20.7 | 0.1 | Tr | - |
合成清酒 | 108 | 5.3 | 0.1 | 0 | - |
白酒 | 236 | 48.5 | 1.9 | Tr | - |
みりん 本みりん | 241 | 43.3 | 0.3 | Tr | - |
薬味酒 | 181 | 26.8 | Tr | Tr | - |
キュラソー | 319 | 26.4 | Tr | Tr | - |
スイートワイン | 125 | 13.0 | 0.1 | 0 | - |
ペパーミント | 300 | 37.6 | 0 | 0 | - |
ベルモット(甘口タイプ) | 151 | 16.4 | 0.1 | 0 | - |
ベルモット | 113 | 3.7 | 0.1 | 0 | - |
甘酒 | 76 | 18.3 | 1.7 | 0.1 | 0.4 |
ビール風味炭酸飲料 | 5 | 1.2 | 0.1 | Tr | - |
缶チューハイ レモン風味 | 51 | 2.6 | 0 | Tr | 0.1 |
泡盛 | 206 | 0 | Tr | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。