このページでは白酒のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
白酒のカロリーは236kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
白酒の可食部100gあたりのカロリーは、236kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中501位です。これは多い順にすると上位31%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「嗜好品」ジャンルので白酒のカロリーを評価すると、58件中13位です。これは上位から22%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 236Kcal |
全体での評価 | 501位 / 1592件中(上位31%…平均的) |
「嗜好品」ジャンル内での評価 | 13位 / 58件中(上位22%…高い) |
白酒はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ白酒のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キューピー3分クッキング
白酒のカロリーは平均的な理由
白酒は嗜好品の一つであり、可食部100gあたりのカロリーは236kcalで、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価がなされた理由について、以下の栄養データを参照し考察してみましょう。
糖質の多さ
白酒は可食部100gあたりの糖質が48.5gと多いです。糖質はエネルギー源として重要な栄養素であり、カロリーの源となります。白酒には多くの糖質が含まれているため、カロリーも高くなっていると考えられます。
食物繊維の欠如
白酒には可食部100gあたりの食物繊維が0gということです。食物繊維は消化を促進し、満腹感を与える効果があります。しかし、白酒には食物繊維が含まれていないため、満腹感を得ることが難しくなります。その結果、飲み過ぎてしまう可能性が高まり、カロリー摂取量が増えることが考えられます。
タンパク質の低さ
白酒には可食部100gあたりのタンパク質が1.9gと低いです。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。しかし、白酒にはタンパク質がほとんど含まれていないため、体に必要な栄養素を摂取することが難しくなります。その結果、他の食材と比較してカロリーが低くなっていると考えられます。
脂質の無さ
白酒には可食部100gあたりの脂質が0gとなっています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、白酒にはほとんど含まれていません。そのため、他の食材と比較してカロリーが低くなっていると考えられます。
アルコールの多さ
白酒には可食部100gあたりのアルコールが4.9gと多いです。アルコールはカロリーの源となるため、白酒のカロリーも高くなっています。また、アルコールは体内で代謝される際にエネルギーを消費するため、カロリー摂取量が増える可能性があります。
以上の理由から、白酒のカロリーは平均的と評価されています。糖質の多さや食物繊維の欠如、タンパク質の低さ、脂質の無さ、アルコールの多さなどが考慮され、他の食材と比較して平均的なカロリーとなっていると考えられます。ただし、飲み過ぎには注意が必要であり、適度な摂取量を守ることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「白酒」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 48.5g | 4 | 194kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 1.9g | 4 | 7.6kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
アルコール | 4.9g | 7.1 | 34.79 |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「白酒」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、194kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
白酒は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
白酒は低糖質ダイエットに不向き
白酒は、嗜好品の一つであり、糖質量が48.5gも含まれています。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な飲み物と言えます。
糖質量が多いアルコール
白酒にはアルコールが4.9g含まれていますが、糖質量が48.5gもあるため、低糖質ダイエットにおいては避けるべき飲み物といえます。糖質は体内でブドウ糖に変換され、エネルギーとして利用されますが、摂り過ぎると体重の増加や血糖値の上昇につながる可能性があります。
低糖質ダイエットのポイント
低糖質ダイエットでは、炭水化物や砂糖の摂取を制限し、血糖値の上昇を抑えることが重要です。そのため、糖質量が多い飲み物は避けるべきです。代わりに、糖質が少ないアルコールや無糖の飲み物を選ぶことが推奨されます。
白酒の代わりに選ぶべき飲み物
低糖質ダイエットを実践している方は、白酒の代わりに糖質が少ないアルコールや無糖の飲み物を選ぶことがおすすめです。例えば、ウォッカや焼酎などは糖質が少なく、低糖質ダイエットに適した選択肢となります。また、水やお茶などの無糖の飲み物も良い選択肢です。
まとめ
白酒は糖質量が48.5gも含まれており、低糖質ダイエットには不向きな飲み物です。低糖質ダイエットを実践している方は、白酒の代わりに糖質が少ないアルコールや無糖の飲み物を選ぶことをおすすめします。健康的なダイエットを目指すためには、糖質の摂取量に注意し、バランスの取れた食事と適度な運動も行うことが大切です。
白酒は、低脂質ダイエットに使える!?
白酒は、低脂質ダイエットに使える?
白酒は、低脂質ダイエットに特に効果的
白酒は、お酒の一種であり、中国を代表する伝統的なアルコール飲料です。その特徴は、低脂質であることです。白酒の脂質含有量は0gであり、ダイエットにおいては非常に優れた選択肢となります。
低脂質である白酒
白酒は、アルコール含有量が高い一方で、脂質含有量は0gです。これは、他のお酒と比べても非常に低い値です。脂質は、体に蓄積されやすく、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。しかし、白酒を選ぶことで、脂質摂取を抑えることができます。
白酒のダイエット効果
白酒は低脂質であるだけでなく、カロリーも比較的低いです。アルコール自体はカロリーが高いため、飲み過ぎるとダイエットに悪影響を及ぼすことがあります。しかし、白酒は他のお酒と比べてもカロリーが低く、適量であればダイエットに支障をきたしません。
また、白酒にはアルコールの代謝を促進する効果もあります。アルコールの代謝がスムーズに行われると、脂肪の燃焼も促進されます。そのため、白酒を適度に摂取することで、ダイエット効果を高めることができます。
注意点
ただし、白酒を含むお酒は適量を守ることが重要です。飲み過ぎると、アルコールの影響で判断力が鈍り、食べ過ぎてしまう可能性があります。また、アルコールは肝臓に負担をかけるため、健康状態や個人の体質によっては適さない場合もあります。必ず医師や専門家の指示に従い、適切な摂取量を守るようにしましょう。
まとめ
白酒は低脂質であり、適量で摂取することでダイエット効果を期待することができます。しかし、過度な飲酒は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。健康状態や個人の体質に合わせて、適切な摂取量を守るようにしましょう。
最後に、白酒の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「白酒」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 236 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 48.1 | g | |
└糖質 | 48.5 | g | 多い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 1.9 | g | 低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「白酒」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 44.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | Tr | g | 無し |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | 4.9 | g | 多い |
「白酒」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 5 | mg | 普通 |
カリウム | 14 | mg | 低い |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 4 | mg | 低い |
リン | 14 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.27 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.10 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
アルコール: 7.4 容量 %/(100 g: 82.6 mL、100 mL: 121.0 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
白酒と同じ嗜好品のお酒ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
日本酒 | 107 | 5.0 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(純米酒) | 102 | 3.7 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(本醸造酒) | 106 | 4.6 | 0.4 | 0 | 0 |
日本酒(吟醸酒) | 103 | 3.7 | 0.3 | 0 | 0 |
日本酒(純米吟醸酒) | 102 | 4.2 | 0.4 | 0 | 0 |
生ビール | 39 | 3.1 | 0.3 | 0 | 0 |
黒ビール | 45 | 3.5 | 0.4 | Tr | 0.2 |
スタウトビール | 62 | 4.8 | 0.5 | Tr | 0.3 |
発泡酒 | 44 | 3.6 | 0.1 | 0 | 0 |
白ワイン | 75 | 1.4 | 0.1 | Tr | - |
赤ワイン | 68 | 1.0 | 0.2 | Tr | - |
ロゼワイン | 71 | 3.4 | 0.1 | Tr | 0 |
紹興酒 | 126 | 5.1 | 1.7 | Tr | Tr |
焼酎 | 203 | 0 | 0 | 0 | (0) |
焼酎B類(芋焼酎、麦焼酎等) | 144 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウイスキー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ブランデー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウオッカ | 237 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ジン | 280 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
ラム | 237 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
マオタイ酒 | 317 | 0 | 0 | 0 | (0) |
梅酒 | 155 | 20.7 | 0.1 | Tr | - |
合成清酒 | 108 | 5.3 | 0.1 | 0 | - |
白酒 | 236 | 48.5 | 1.9 | Tr | - |
みりん 本みりん | 241 | 43.3 | 0.3 | Tr | - |
薬味酒 | 181 | 26.8 | Tr | Tr | - |
キュラソー | 319 | 26.4 | Tr | Tr | - |
スイートワイン | 125 | 13.0 | 0.1 | 0 | - |
ペパーミント | 300 | 37.6 | 0 | 0 | - |
ベルモット(甘口タイプ) | 151 | 16.4 | 0.1 | 0 | - |
ベルモット | 113 | 3.7 | 0.1 | 0 | - |
甘酒 | 76 | 18.3 | 1.7 | 0.1 | 0.4 |
ビール風味炭酸飲料 | 5 | 1.2 | 0.1 | Tr | - |
缶チューハイ レモン風味 | 51 | 2.6 | 0 | Tr | 0.1 |
泡盛 | 206 | 0 | Tr | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。