このページでは梅酒のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
梅酒のカロリーは155kcal(100gあたり)!これってどうなの?
梅酒の可食部100gあたりのカロリーは、155kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中748位です。これは多い順にすると上位46%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「嗜好品」ジャンルので梅酒のカロリーを評価すると、58件中20位です。これは上位から34%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 155Kcal |
全体での評価 | 748位 / 1592件中(上位46%…平均的) |
「嗜好品」ジャンル内での評価 | 20位 / 58件中(上位34%…平均的) |
梅酒はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ梅酒のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:dancyu
なぜ梅酒のカロリーは平均的のか?
梅酒は、嗜好品の一つであり、そのカロリーは可食部100gあたり155kcalです。このカロリーは他の食材と比較して「平均的」と評価されています。なぜ梅酒のカロリーが平均的なのか、以下の栄養データを参照して説明します。
カロリー
梅酒のカロリーは、可食部100gあたり155kcalです。この値は他の食材と比較して平均的と評価されています。梅酒はアルコールを含んでいるため、他の食材と比べるとカロリーが高くなる傾向があります。しかし、一般的なお酒と比べると、梅酒のカロリーは比較的控えめです。これは、梅酒に使用される梅や砂糖の量が適度であるため、カロリーが抑えられているからです。
糖質
梅酒の糖質は、可食部100gあたり20.7gです。この値は他の食材と比較して普通と評価されています。梅酒は砂糖を使用して作られるため、糖質が含まれています。しかし、他の甘いお酒と比べると、梅酒の糖質は控えめです。これは、梅の自然な甘さを活かしつつ、適度な甘さに仕上げられているためです。
食物繊維
梅酒には食物繊維は含まれていません。食物繊維は、主に野菜や果物に多く含まれており、梅酒にはほとんど含まれていないため、食物繊維の摂取源としては適していません。
タンパク質
梅酒のタンパク質は可食部100gあたり0.1gです。この値は他の食材と比較してかなり低いと評価されています。梅酒は主に梅とお酒から作られており、タンパク質はほとんど含まれていません。
脂質
梅酒には脂質は含まれていません。梅酒は梅とお酒から作られており、脂質はほとんど含まれていないため、脂質の摂取源としては適していません。
アルコール
梅酒のアルコールは可食部100gあたり10.2gです。この値は他の食材と比較して多いと評価されています。梅酒はお酒の一種であり、アルコールを含んでいます。そのため、他の食材と比べるとアルコールの量が多くなります。
以上の栄養データを考慮すると、梅酒のカロリーが平均的と評価される理由が分かります。梅酒はアルコールを含んでいるため、他の食材と比べるとカロリーが高くなりますが、他の甘いお酒と比べると控えめなカロリーとなっています。また、糖質やタンパク質、脂質などの栄養素も控えめであり、バランスの取れた飲み物と言えます。ただし、食物繊維は含まれていないため、食物繊維の摂取を考慮する必要があります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「梅酒」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 20.7g | 4 | 82.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 0.1g | 4 | 0.4kcal |
脂質 | Trg | 9 | 0kcal |
アルコール | 10.2g | 7.1 | 72.42 |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「梅酒」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、82.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
梅酒は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
梅酒は、低糖質ダイエットに使える?
梅酒は、糖質量が20.7gということが分かりました。この数値から考えると、梅酒は低糖質ダイエットには不向きな飲み物と言えます。
アルコール:10.2g(多い)
まず、梅酒に含まれるアルコール量が10.2gということです。アルコールは、エネルギー源として体内で優先的に利用されるため、摂取した糖質や脂質が脂肪として蓄積されやすくなります。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を抑えることが重要なため、アルコール量が多い梅酒は避けるべきです。
糖質量:20.7g(多い)
次に、梅酒に含まれる糖質量が20.7gということです。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を制限することが目的です。梅酒は糖分を含んでいるため、摂取することで血糖値の上昇が起こります。血糖値の上昇はインスリンの分泌を促し、脂肪の蓄積を助けることになります。そのため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、糖質量が多い梅酒は避けるべきです。
まとめ
梅酒は、糖質量が20.7gということで、低糖質ダイエットには不向きな飲み物と言えます。アルコール量も10.2gと多く、糖質の摂取を制限することが重要な低糖質ダイエットでは避けるべきです。糖質の摂取を抑え、血糖値の上昇を抑制することが目的のダイエット方法には、他の選択肢を検討することをおすすめします。
梅酒は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キリン
梅酒は、低脂質ダイエットに使える?
お酒の中でも、梅酒は日本人にとってなじみ深い飲み物です。梅酒は、梅の果実をアルコールと砂糖で漬け込んで作られるお酒であり、その独特の風味と甘酸っぱい味わいが人気です。しかし、ダイエット中の方にとっては、アルコールや砂糖の摂取が気になるところです。
梅酒の栄養成分
梅酒の栄養成分を見てみると、アルコールの含有量が10.2gとなっています。アルコールはエネルギー源としては高いため、摂取量には注意が必要です。また、砂糖の含有量も気になるところですが、梅酒の場合は低脂質であるため、砂糖の摂取量も少ないことがわかります。
梅酒の低脂質効果
梅酒は低脂質であるため、低脂質ダイエットに取り入れることができます。低脂質ダイエットは、脂肪の摂取を制限することで体重を減らす方法です。梅酒には脂肪がほとんど含まれていないため、ダイエット中でも安心して楽しむことができます。
梅酒の注意点
ただし、梅酒をダイエットに取り入れる際には、注意が必要です。まず、アルコールの摂取量には制限を設ける必要があります。アルコールはカロリーが高いため、摂りすぎると逆に体重が増えてしまうこともあります。また、梅酒には砂糖が含まれているため、糖質制限をしている方には摂取量に気をつける必要があります。
まとめ
梅酒は低脂質であるため、低脂質ダイエットに取り入れることができます。しかし、アルコールや砂糖の摂取量には注意が必要です。適量を守りながら、梅酒を楽しむことでダイエット中でも美味しいお酒を楽しむことができます。ダイエット中の方は、栄養バランスを考えながら適度に梅酒を楽しんでください。
最後に、梅酒の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「梅酒」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 155 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 20.7 | g | |
└糖質 | 20.7 | g | 普通 |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 0.1 | g | かなり低い |
脂質 | Tr | g | 無し |
「梅酒」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 68.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.1 | g | 低い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | 10.2 | g | 多い |
「梅酒」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 39 | mg | 低い |
カルシウム | 1 | mg | 低い |
マグネシウム | 2 | mg | 低い |
リン | 3 | mg | 低い |
鉄 | Tr | mg | 無し |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0.01 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | Tr | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | Tr | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | 0.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
アルコール: 13.0 容量 %/(100 g: 96.2 mL、100 mL: 103.9 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
梅酒と同じ嗜好品のお酒ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
日本酒 | 107 | 5.0 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(純米酒) | 102 | 3.7 | 0.4 | Tr | 0 |
日本酒(本醸造酒) | 106 | 4.6 | 0.4 | 0 | 0 |
日本酒(吟醸酒) | 103 | 3.7 | 0.3 | 0 | 0 |
日本酒(純米吟醸酒) | 102 | 4.2 | 0.4 | 0 | 0 |
生ビール | 39 | 3.1 | 0.3 | 0 | 0 |
黒ビール | 45 | 3.5 | 0.4 | Tr | 0.2 |
スタウトビール | 62 | 4.8 | 0.5 | Tr | 0.3 |
発泡酒 | 44 | 3.6 | 0.1 | 0 | 0 |
白ワイン | 75 | 1.4 | 0.1 | Tr | - |
赤ワイン | 68 | 1.0 | 0.2 | Tr | - |
ロゼワイン | 71 | 3.4 | 0.1 | Tr | 0 |
紹興酒 | 126 | 5.1 | 1.7 | Tr | Tr |
焼酎 | 203 | 0 | 0 | 0 | (0) |
焼酎B類(芋焼酎、麦焼酎等) | 144 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウイスキー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ブランデー | 234 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ウオッカ | 237 | 0 | 0 | 0 | (0) |
ジン | 280 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
ラム | 237 | 0.1 | 0 | Tr | (0) |
マオタイ酒 | 317 | 0 | 0 | 0 | (0) |
梅酒 | 155 | 20.7 | 0.1 | Tr | - |
合成清酒 | 108 | 5.3 | 0.1 | 0 | - |
白酒 | 236 | 48.5 | 1.9 | Tr | - |
みりん 本みりん | 241 | 43.3 | 0.3 | Tr | - |
薬味酒 | 181 | 26.8 | Tr | Tr | - |
キュラソー | 319 | 26.4 | Tr | Tr | - |
スイートワイン | 125 | 13.0 | 0.1 | 0 | - |
ペパーミント | 300 | 37.6 | 0 | 0 | - |
ベルモット(甘口タイプ) | 151 | 16.4 | 0.1 | 0 | - |
ベルモット | 113 | 3.7 | 0.1 | 0 | - |
甘酒 | 76 | 18.3 | 1.7 | 0.1 | 0.4 |
ビール風味炭酸飲料 | 5 | 1.2 | 0.1 | Tr | - |
缶チューハイ レモン風味 | 51 | 2.6 | 0 | Tr | 0.1 |
泡盛 | 206 | 0 | Tr | Tr | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。