このページでは、肉のミスジを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ミスジのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはミスジの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 214 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 4.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.4 | g | 多い |
脂質 | 16.4 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [輸入牛肉] ランプ 脂身つき 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ミスジがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ミスジはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Nadia
ミスジとは?どんな食材?
ミスジとは、牛肉の部位の一つであり、非常に柔らかくてジューシーな肉です。牛の肩甲骨周辺に位置し、筋繊維が細かく入り組んでいるため、食感が特徴的です。
ミスジの特徴
ミスジは、赤身肉の中でも特に脂肪が少なく、健康意識の高い方にもおすすめの食材です。また、筋繊維が細かく入り組んでいるため、噛むと口の中で旨味が広がります。そのため、焼肉やステーキなどの調理法によっては、非常に美味しくいただけます。
ミスジの調理法
ミスジは、その柔らかさとジューシーさを活かすために、短時間で高温で焼くことがおすすめです。例えば、ステーキとして調理する際には、表面をしっかりと焼き色がつくまで強火で焼き、中はレアやミディアムレアに仕上げると、肉の旨味が引き立ちます。また、焼肉でも、薄切りにして素早く焼き上げると、より一層の美味しさを楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はミスジがダイエットにどう役立つか説明します!
ミスジはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Nadia
1. 低糖質でダイエットに適している
ミスジは糖質が4.9gとかなり低いため、糖質制限を行っている方やダイエット中の方に適しています。低糖質の食材を摂取することで血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促進する効果が期待できます。また、糖質が低いため、食事のカロリー制限をしながらも満腹感を得ることができます。
2. タンパク質が豊富で筋肉の合成に効果的
ミスジはタンパク質が18.4gと多いため、筋肉の合成に効果的です。タンパク質は筋肉の主成分であり、適切な量を摂取することで筋肉の成長や修復を促進します。特に、筋力トレーニングや運動を行っている方にとって、タンパク質は欠かせない栄養素です。
3. 脂質が多くエネルギー源として活用できる
ミスジは脂質が16.4gと多いため、エネルギー源として活用することができます。脂質は体内でエネルギーに変換されるため、適切な量を摂取することで日常生活や運動時のエネルギー供給に役立ちます。また、脂質は脳や神経の機能維持にも関与しており、健康的な生活に欠かせない栄養素です。
以上のように、ミスジは低糖質でダイエットに適しており、タンパク質や脂質が豊富なため、筋肉の合成やエネルギー源として役立ちます。バランスの取れた食事に取り入れることで、健康的な食事を実現することができます。
おすすめ:ミスジのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ミスジに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Nadia
ミスジの特徴
ミスジの栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. リン、亜鉛、鉄が多く含まれている
ミスジはリン、亜鉛、鉄の含有量が多い食材です。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、亜鉛は免疫力の維持や傷の治癒に関与しています。また、鉄は赤血球の形成に不可欠な栄養素であり、貧血の予防にも役立ちます。ミスジを摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。
2. ナトリウムが普通量含まれている
ミスジにはナトリウムが普通量含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や水分負荷の増加を引き起こす可能性があります。ミスジはナトリウムの摂取量を適度に抑えながら、必要な量を摂ることができる食材と言えます。
3. カルシウムが低い
ミスジにはカルシウムが低い量含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に欠かせない栄養素であり、骨密度の維持や成長期の骨の発育にも重要です。しかし、ミスジを主要なカルシウム源として摂取することは難しいかもしれません。カルシウムを十分に摂るためには、他の食材やサプリメントからも補う必要があります。
以上のように、ミスジはリン、亜鉛、鉄が多く含まれている一方で、ナトリウムは普通量、カルシウムは低い量含まれています。バランスの良い食事を心がけるためには、他の食材との組み合わせや摂取量を考慮しながらミスジを取り入れることが大切です。
ミスジに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ビタミンAの含有量が多い
ミスジには、ビタミンAの一種であるレチノールが10 μg含まれています。レチノールは、視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たします。ミスジを摂取することで、ビタミンAの必要量を補うことができます。
2. ビタミンB2やナイアシンなど、B群のビタミンが多い
ミスジには、ビタミンB2やナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12など、B群のビタミンが豊富に含まれています。これらのビタミンは、エネルギー代謝や神経機能の維持に必要な栄養素です。ミスジを摂取することで、B群のビタミンを効果的に摂ることができます。
3. ビタミンDの含有量が多い
ミスジには、ビタミンDが0.4 μg含まれています。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートする役割を持っています。ミスジを摂取することで、ビタミンDの必要量を補うことができます。
以上のように、ミスジにはビタミンAやB群のビタミン、ビタミンDが豊富に含まれています。これらのビタミンは、私たちの健康維持に重要な役割を果たしています。ミスジを食べることで、これらのビタミンを効果的に摂取することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はミスジの使用例としてレシピをご紹介します。
ミスジを使ったレシピ8選!
#1 カナダビーフミスジの味噌漬け焼き寿司
カナダビーフミスジ、みそ、みりん、醤油、サラダ油、炊き立てごはん、すし酢、和風だしの素、刻みネギ、等
カナダビーフミスジを甘味噌で漬けたカナダビーフミスジの肉寿司レシピ。旨みたっぷりのミスジが甘辛味のタレで、ごはんとの相性が抜群の一品です。…
レシピを見る#2 カナダビーフミスジステーキきのこソース
カナダビーフミスジ、エリンギ、しめじ、にんにく、粗挽き黒胡椒、バター、赤ワイン、醤油、砂糖、等
カナダビーフミスジをステーキにして、きのこソースでいただくレシピ。きのこのシャキシャキとした歯応えとミスジの柔らかな食感が嬉しい一品です。…
レシピを見る#3 カナダビーフミスジステーキと大豆のトマト煮込み。
ミスジ、砂糖、玉ねぎ、ニンニク、サラダ油、大豆、トマト缶、ワイン
牛肉の希少部位「ミスジ」のステーキ用肉をトマト缶で煮込んだ主菜のレシピ。牛肉は一度焼き目を付けてから大豆やトマト缶と一緒にじっくり煮込みます。…
レシピを見る#4 自分へのご褒美に! ミスジの肉寿司
ミスジ[ステーキ用、ごはん、塩こしょう、しょうゆ、わさび、サラダ油、砂糖
このレシピはミスジを使った肉寿司料理です。ミスジを塩こしょうを両面にふって焼き、肉の甘みを引き出した一品に仕上げました。…
レシピを見る#5 カナダビーフミスジとじゃがいもの韓国風炒め。
ミスジ、じゃがいも、砂糖塩、砂糖、醤油、コチュジャン、生姜(すりおろし)、サラダ油、薄力粉、等
ホクホク食感のじゃがいもとうまみ豊かなビーフを、韓国風の味付けで炒めたレシピ。ミスジ肉はこんがり香ばしく仕上げるために、焼き始めたらあまり触らないようにします。…
レシピを見る#6 食べ応え十分! にんにく醤油だれのミスジステーキ丼
ごはん、ミスジ[ステーキ用、塩こしょう、サラダ油、しょうゆ、砂糖
ミスジを使った、ボリュームたっぷりのステーキ丼のレシピ。子供から大人まで、家族みんなが喜ぶ一品です。…
レシピを見る#7 ジューシーやわらか! ミスジステーキ
ミスジ[ステーキ用、塩こしょう、サラダ油
ミスジを使った、主菜にぴったりなステーキのレシピ。お肉の旨味を存分に楽しむ為、調味料はシンプルに。…
レシピを見る#8 牛肉とマッシュルームの赤ワイン煮込み
牛ミスジ、塩胡椒、小麦粉、マッシュルーム、玉ねぎ、オリーブオイル、野菜ジュース、赤ワイン、ケチャップ、等
野菜ジュースを活用した、牛ミスジとマッシュルームの煮込み料理のレシピ。牛ミスジは包丁の背で叩いて小麦粉をまぶしておくことで、スープを染みこみやすく柔らかな食感に。…
レシピを見る最後に、ミスジの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ミスジ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 214 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 4.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.4 | g | 多い |
脂質 | 16.4 | g | 多い |
「ミスジ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 64 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ミスジ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 45 | mg | 普通 |
カリウム | 310 | mg | 普通 |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.4 | mg | 多い |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 10 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 7 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 11 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.24 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.44 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.91 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
皮下脂肪: 9.7 %、筋間脂肪: 11.5 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ミスジと同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。