このページでは、肉の牛タン肉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛タン肉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛タン肉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 318 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 3.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.3 | g | 多い |
脂質 | 31.8 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [副生物] 舌 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛タン肉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛タン肉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛タン肉とは?どんな食材?
牛タン肉は、牛の舌を指す食材です。牛の舌を食べるという文化は、特に日本で広く知られており、牛タンはその中でも特に人気があります。
牛タン肉の特徴
牛タン肉は、柔らかくてジューシーな食感が特徴です。牛の舌は筋肉が豊富でありながらも脂肪が少ないため、肉質が非常に上質であり、口の中でとろけるような食感を楽しむことができます。
牛タン肉の調理方法
牛タン肉は、様々な調理方法で楽しむことができます。一般的には、焼肉やステーキとして調理されることが多く、香ばしく焼き上げることで肉の旨味が引き立ちます。また、しゃぶしゃぶやすき焼きなどの鍋料理にも使用されることがあります。
牛タン肉のおすすめの食べ方
牛タン肉をより一層楽しむために、様々なソースや調味料を添えることがおすすめです。たれや塩、わさびなどをつけて食べることで、風味や味わいが引き立ちます。また、野菜と一緒に巻いて食べることも人気があります。牛タン肉の旨味を存分に楽しむために、ぜひ様々な食べ方を試してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛タン肉がダイエットにどう役立つか説明します!
牛タン肉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が豊富
牛タン肉は、可食部100gあたり13.3gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や組織の修復や再生に必要な栄養素であり、筋肉の形成や免疫機能の維持にも重要な役割を果たしています。牛タン肉のタンパク質は、他の肉や野菜と比べても豊富であるため、健康的な食事に役立ちます。
2. 糖質が低い
牛タン肉は、可食部100gあたりの糖質が3.2gとかなり低いです。糖質は、エネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満のリスクが高まることがあります。牛タン肉は糖質が少ないため、糖質制限をしている方や血糖値の管理が必要な方にとって、健康的な食事の選択肢となります。
3. カロリーが高いが、食物繊維が無し
牛タン肉は、可食部100gあたり318kcalとカロリーが高いですが、食物繊維は含まれていません。食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な栄養素であり、便通を促進する役割もあります。牛タン肉には食物繊維が含まれていないため、他の食材と組み合わせることで、バランスの良い食事を作る必要があります。また、カロリーが高いため、摂取量には注意が必要ですが、適度な量を摂ることで、エネルギー源として利用することができます。
おすすめ:牛タン肉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛タン肉に含まれる無機質の栄養を解説!
牛タン肉の特徴
牛タン肉は、以下のような栄養データを持っています。
1. ナトリウムが普通の量含まれています
牛タン肉は、可食部100gあたりに60 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは、体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素です。牛タン肉のナトリウム含有量は普通の範囲にあります。
2. 鉄や亜鉛が多く含まれています
牛タン肉は、可食部100gあたりに2.0 mgの鉄と2.8 mgの亜鉛が含まれています。鉄は血液中の酸素運搬に重要な役割を果たし、亜鉛は免疫機能や細胞の成長に関与しています。牛タン肉は、これらの栄養素を多く含んでいるため、鉄や亜鉛の補給に適した食材と言えます。
3. カルシウムやマンガンが低い量しか含まれていません
牛タン肉は、可食部100gあたりに3 mgのカルシウムと0.01 mgのマンガンが含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、マンガンは酵素の働きをサポートする役割を持っています。しかし、牛タン肉にはこれらの栄養素が低い量しか含まれていないため、他の食材と組み合わせることでバランスの良い食事を摂る必要があります。
牛タン肉に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
牛タン肉に含まれるビタミンAは、レチノールやβ-カロテンなどの形で存在しています。特にレチノールの含有量は多く、3 μg含まれています。また、β-カロテンも4 μg含まれており、普通の量と言えます。レチノールは視力の維持や免疫力の向上に関与しており、β-カロテンは抗酸化作用があります。
2. ビタミンEの特徴
牛タン肉に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールの形で存在しています。100gあたり0.9 mg含まれており、普通の量と言えます。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を遅らせる効果があります。
3. その他のビタミンの特徴
牛タン肉にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCも含まれています。特にビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB12、パントテン酸は多く含まれており、普通以上の量と言えます。これらのビタミンは、エネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。
最後に、牛タン肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛タン肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 318 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 3.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.3 | g | 多い |
脂質 | 31.8 | g | 多い |
「牛タン肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 54.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | 97 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「牛タン肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 60 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 15 | mg | 普通 |
リン | 130 | mg | 普通 |
鉄 | 2.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.8 | mg | 多い |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 10 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 2 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 5 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 9 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 3.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.68 | mg | 多い |
ビオチン | 1.9 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: たん
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛タン肉と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。