このページでは、肉の牛ハチノスを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛ハチノスのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛ハチノスの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 186 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.4 | g | 普通 |
脂質 | 15.7 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [副生物] 第二胃 ゆで」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛ハチノスがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛ハチノスはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛ハチノスとは?どんな食材?
牛ハチノスは、牛の胃の一部であり、食材として利用される部位です。牛の消化器官の中でも特に胃の内側に位置し、繊維質であるため、噛みごたえがあります。
牛ハチノスの特徴
牛ハチノスは、その特異的な形状から「ハチノス」と呼ばれています。形状は網目状で、見た目は独特であり、食欲をそそられます。また、牛の胃の働きによって、ハチノスは食材としての特徴を持ちます。
牛ハチノスの食べ方
牛ハチノスは、煮込み料理や焼き物に使用されることが一般的です。煮込むことで、繊維質が柔らかくなり、食べやすくなります。また、焼くことで香ばしさが引き立ち、食欲をそそります。さらに、牛ハチノスはスープや炒め物にも利用されることがあります。
以上、牛ハチノスの特徴と食べ方について説明しました。牛ハチノスは、独特な形状と食感が特徴であり、様々な料理に活用することができます。ぜひ、一度試してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛ハチノスがダイエットにどう役立つか説明します!
牛ハチノスはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低糖質でダイエットに適している
「牛ハチノス」は糖質が3.7gとかなり低いため、ダイエット中の方にとっては適した食材です。糖質を制限することで血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積を防ぐことができます。また、糖質が少ないため、食べてもカロリーを気にせずに満腹感を得ることができます。
2. タンパク質が豊富で筋肉の形成に役立つ
「牛ハチノス」には、可食部100gあたりに12.4gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の主成分であり、筋肉の形成や修復に不可欠です。筋肉量を増やすことで基礎代謝が上がり、脂肪の燃焼効率も高まります。そのため、筋肉をつけたい方やトレーニングをしている方にとっては、牛ハチノスは健康的な食事に役立つ食材と言えます。
3. 脂質が多くエネルギー源として活用できる
「牛ハチノス」には、可食部100gあたりに15.7gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、適切な摂取量が必要です。適度な脂質の摂取は体の機能を維持するだけでなく、脂溶性ビタミンの吸収にも関与します。また、脂質は満腹感を与えるため、食事の満足感を高める効果もあります。ただし、摂りすぎには注意が必要です。
以上のように、「牛ハチノス」は低糖質でダイエットに適している他、タンパク質が豊富で筋肉の形成に役立ち、脂質が多くエネルギー源として活用できるという点で健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、個々の体質や目的に合わせて適切な摂取量を守ることが重要です。
おすすめ:牛ハチノスのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛ハチノスに含まれる無機質の栄養を解説!
1. 低いカリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量
牛ハチノスは、可食部100gあたりにおいてカリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量が低い特徴があります。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持する重要な栄養素です。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、マグネシウムはエネルギー代謝や筋肉の収縮に関与しています。牛ハチノスはこれらの栄養素を多く摂取したい場合には他の食材との組み合わせが必要となります。
2. 多い亜鉛の含有量
一方で、牛ハチノスは亜鉛の含有量が比較的多い特徴があります。亜鉛は免疫機能の維持や細胞の成長、傷の治癒に関与する重要な栄養素です。亜鉛は特に成長期や妊娠期の女性にとって重要であり、牛ハチノスは亜鉛を摂取するための選択肢の一つとなります。
3. 無機質栄養素以外のデータ
牛ハチノスの栄養データには、無機質栄養素以外のデータも含まれています。例えば、牛ハチノスは鉄を含んでおり、鉄は酸素運搬やエネルギー生成に関与しています。また、リンも含まれており、骨や歯の形成に必要な栄養素です。これらの栄養素は牛ハチノスを摂取することで補給することができます。
以上のように、牛ハチノスはカリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量が低く、亜鉛の含有量が多いという特徴があります。また、鉄やリンなどの無機質栄養素も摂取することができます。これらの特徴を考慮しながら、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
牛ハチノスに含まれるビタミンを解説!
牛ハチノスのビタミンの特徴
牛ハチノスに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの含有量は少ないですが、レチノール活性当量が3 μg含まれています。レチノール活性当量は普通の範囲であり、ビタミンAの一種であるレチノールの活性を示しています。
2. ビタミンDの含有量は0.1 μgで、多いと言えます。ビタミンDは日光によっても生成されるため、牛ハチノスからの摂取量は補完的な役割を果たすことができます。
3. ビタミンKの含有量は16 μgで、多いと言えます。ビタミンKは血液の凝固に関与する重要な栄養素であり、牛ハチノスはその摂取源として適しています。
以上のように、牛ハチノスはビタミンA、ビタミンD、ビタミンKの含有量が特に注目される食材です。ビタミンAのレチノール活性当量は普通の範囲であり、ビタミンDとビタミンKの含有量は多いと言えます。
最後に、牛ハチノスの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛ハチノス」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 186 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.4 | g | 普通 |
脂質 | 15.7 | g | 多い |
「牛ハチノス」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 71.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | 130 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛ハチノス」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 39 | mg | 普通 |
カリウム | 64 | mg | 低い |
カルシウム | 7 | mg | 低い |
マグネシウム | 6 | mg | 低い |
リン | 55 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (Tr) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 16 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 2.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.44 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: はちのす
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛ハチノスと同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。