このページでは、肉の牛の直腸を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛の直腸のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛の直腸の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 106 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.6 | g | 普通 |
脂質 | 7.0 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [副生物] 直腸 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛の直腸がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛の直腸はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛の直腸とは?どんな食材?
牛の直腸は、牛の消化器官の一部であり、食材として利用されることがあります。直腸は、牛の腸の一部であり、主に牛の消化過程に関与しています。
牛の直腸の特徴
牛の直腸は、柔らかくて伸縮性があり、細長い形状をしています。この特性により、直腸はさまざまな料理に利用されることがあります。また、直腸は消化過程で食物を通す役割を果たしているため、内部には消化液が存在し、微生物の働きによって食物が分解されます。
牛の直腸の利用方法
牛の直腸は、さまざまな料理に利用されます。一般的には、直腸を洗い、内部の消化液を取り除いた後、調理に使用されます。直腸は、ソーセージやウィンナーなどの加工肉製品に利用されることがあります。また、直腸を使った料理としては、直腸を詰め物にして焼いたり、煮込んだりする方法があります。
まとめ
牛の直腸は、牛の消化器官の一部であり、食材として利用されることがあります。柔らかく伸縮性があり、消化過程で食物を通す役割を果たしています。直腸は、洗って消化液を取り除いた後、加工肉製品や詰め物料理に利用されます。牛の直腸を利用した料理は、さまざまな食文化で楽しまれています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛の直腸がダイエットにどう役立つか説明します!
牛の直腸はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
牛の直腸は100gあたり106kcalとやや低いカロリーです。これは、ダイエット中の方にとっては魅力的な食材といえます。低カロリーながらもタンパク質を豊富に含んでおり、食事の満足感を得ることができます。
2. 糖質が少なく、糖尿病予防に効果的
牛の直腸には糖質が3.1g含まれており、かなり低いです。糖質の摂取を控えたい方や糖尿病予防を考えている方にとっては適した食材と言えます。糖質の摂取を抑えることで血糖値の上昇を緩やかにすることができ、健康な血糖管理に役立ちます。
3. タンパク質が豊富で筋肉の合成に効果的
牛の直腸には100gあたり11.6gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の合成に重要な栄養素であり、筋肉の成長や修復に不可欠です。特に運動をする方や筋力をつけたい方にとっては、牛の直腸は良質なタンパク源として役立ちます。
おすすめ:牛の直腸のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛の直腸に含まれる無機質の栄養を解説!
1. ミネラルバランスが良い
牛の直腸は、カリウムやナトリウム、リンなどのミネラルを含んでいます。特にカリウムやリンは普通の量が含まれており、バランスの良い栄養摂取をサポートしています。
2. 亜鉛が豊富
亜鉛は体内の酵素活性化や免疫機能の維持に重要な役割を果たします。牛の直腸には多くの亜鉛が含まれており、亜鉛の摂取源として適しています。
3. カルシウムやマグネシウムが低い
一方で、牛の直腸に含まれるカルシウムやマグネシウムは低い量です。これらのミネラルは骨や歯の健康に重要な役割を果たすため、他の食材との組み合わせでバランスの取れた食事を摂る必要があります。
牛の直腸に含まれるビタミンを解説!
牛の直腸に含まれるビタミンの特徴
1. ビタミンAの特徴
牛の直腸に含まれるビタミンAは、主にレチノールの形で存在しています。レチノールは2 μg含まれており、普通の量と言えます。また、α-カロテンやβ-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれておらず、レチノール活性当量も2 μgです。
2. ビタミンEの特徴
牛の直腸にはビタミンEの一種であるα-トコフェロールが0.2 mg含まれています。これは普通の量と言えます。ただし、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれておらず、不足していることになります。
3. その他のビタミン含有量
牛の直腸にはビタミンKが12 μg含まれており、多い量と言えます。また、ビタミンB1は0.05 mg、ビタミンB2は0.15 mgと多い量です。ナイアシンも2.3 mg含まれており、多い量です。一方で、ビタミンB6は0.01 mgと低い量です。ビタミンB12は1.7 μg、パントテン酸は0.85 mg、ビタミンCは6 mgといずれも多い量です。
なお、牛の直腸にはビタミンD、葉酸、ビオチンは含まれていないことになります。
最後に、牛の直腸の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛の直腸」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 106 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.6 | g | 普通 |
脂質 | 7.0 | g | 普通 |
「牛の直腸」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 80.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | 160 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「牛の直腸」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 87 | mg | 普通 |
カリウム | 190 | mg | 普通 |
カルシウム | 9 | mg | 低い |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.7 | mg | 多い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 2 | μg | 普通 |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (Tr) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 12 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 1.7 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.85 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 6 | mg | 多い |
別名: てっぽう
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛の直腸と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。