このページでは、肉のコンビーフの缶詰を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
コンビーフの缶詰のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはコンビーフの缶詰の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 191 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 1.7 | g | |
└糖質 | 3.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.8 | g | 多い |
脂質 | 13.0 | g | 多い |
食塩相当量 | 1.8 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [加工品] コンビーフ缶詰」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、コンビーフの缶詰がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
コンビーフの缶詰はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
コンビーフの缶詰とは?どんな食材?
コンビーフの缶詰は、牛肉を主成分とした加工食品です。牛肉を細かく刻んで、調味料とともに缶詰に詰め込んでいます。そのまま食べることができる便利な食材です。
コンビーフの特徴
コンビーフの特徴は、しっとりとした食感と濃厚な味わいです。牛肉の旨みが凝縮されており、噛むたびに肉の風味が口いっぱいに広がります。また、調味料には塩や香辛料が使用されており、コクと深みを与えています。
コンビーフの使い方
コンビーフの缶詰は、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用することができます。サンドイッチの具材として使ったり、炒め物やシチューの材料としても利用できます。また、ご飯やパンに添えて食べることもでき、手軽な一品として重宝されています。
コンビーフの缶詰は、牛肉の美味しさを手軽に楽しむことができる食材です。そのまま食べるだけでなく、様々な料理にアレンジして楽しむことができるので、食卓の一品として常備しておくと便利です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はコンビーフの缶詰がダイエットにどう役立つか説明します!
コンビーフの缶詰はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が豊富
コンビーフの缶詰は、可食部100gあたり19.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や組織の構成要素であり、筋肉や骨、皮膚などの健康を維持するために必要な栄養素です。タンパク質は体内で修復や再生を促進するため、怪我や病気の回復にも役立ちます。また、タンパク質は食事の満足感を高めるため、食事制限中でも満足感を感じながら健康的な食事を摂ることができます。
2. 糖質が低い
コンビーフの缶詰は、可食部100gあたり糖質が3.4gとかなり低いです。糖質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は血糖値の上昇や肥満の原因となることがあります。糖質の摂取量を抑えることで、血糖値のコントロールやダイエットに役立ちます。また、低糖質の食事は、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防にも効果的です。
3. カロリーが控えめ
コンビーフの缶詰は、可食部100gあたり191kcalと平均的なカロリーです。カロリーは、摂取するエネルギーの量を表す指標であり、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めることがあります。コンビーフの缶詰は、カロリーが控えめであるため、カロリー制限をしている方やダイエット中の方にも適しています。また、カロリーが控えめな食材を選ぶことで、バランスの取れた食事を摂ることができます。
おすすめ:コンビーフの缶詰のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
コンビーフの缶詰に含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが多い
コンビーフの缶詰は、可食部100gあたりに690 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整する役割を持っていますが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。
2. 鉄や亜鉛が多い
コンビーフの缶詰には、可食部100gあたりに3.5 mgの鉄と4.1 mgの亜鉛が含まれています。鉄は酸素を運ぶために必要な成分であり、亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に関与しています。これらの栄養素が多く含まれているため、コンビーフは栄養補給に適した食材と言えます。
3. ヨウ素やセレンが多い
コンビーフの缶詰には、可食部100gあたりに9 μgのヨウ素と10 μgのセレンが含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に必要な成分であり、セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能をサポートします。これらの栄養素が多く含まれているため、コンビーフは甲状腺機能や免疫力の維持に役立つ食材と言えます。
コンビーフの缶詰に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンE
コンビーフの缶詰に含まれるビタミンEは、主にα-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールの3つがあります。α-トコフェロールは0.8 mg含まれており、一般的な量です。一方、β-トコフェロールは含まれていません。また、γ-トコフェロールとδ-トコフェロールは0.3 mgと0.2 mg含まれており、比較的多い量です。
2. その他のビタミン
コンビーフの缶詰には、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチンが含まれています。ビタミンKは5 μg含まれており、一般的な量です。ビタミンB1は0.02 mgで少ない量ですが、ビタミンB2は0.14 mgで一般的な量です。ナイアシンは7.6 mg含まれており、比較的多い量です。ビタミンB6は0.04 mgで一般的な量であり、ビタミンB12は1.3 μgで比較的多い量です。また、パントテン酸とビオチンはそれぞれ0.2 mgと1.6 μg含まれており、一般的な量です。
3. ビタミンA・ビタミンD・葉酸・ビタミンCは含まれず
ただし、コンビーフの缶詰にはビタミンA、ビタミンD、葉酸、ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは他の食品から摂取する必要があります。
最後に、コンビーフの缶詰の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「コンビーフの缶詰」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 191 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 1.7 | g | |
└糖質 | 3.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.8 | g | 多い |
脂質 | 13.0 | g | 多い |
「コンビーフの缶詰」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.4 | g | 普通 |
有機酸 | 0.3 | g | 多い |
灰分 | 2.1 | g | 多い |
コレステロール | 68 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「コンビーフの缶詰」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 690 | mg | 多い |
カリウム | 110 | mg | 普通 |
カルシウム | 15 | mg | 普通 |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 120 | mg | 普通 |
鉄 | 3.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.1 | mg | 多い |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 9 | μg | 多い |
セレン | 10 | μg | 多い |
クロム | 4 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 7.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.20 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
コンビーフの缶詰と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。