このページでは、肉の牛の子宮を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛の子宮のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛の子宮の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 95 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 0.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.4 | g | 多い |
脂質 | 3.0 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [副生物] 子宮 ゆで」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛の子宮がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛の子宮はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛の子宮とは?どんな食材?
牛の子宮は、牛の生殖器官の一部であり、食材として利用されることがあります。牛の子宮は、牛の胎児が発育するために必要な器官であり、成熟した牛の母体から取り出されます。
牛の子宮の特徴
牛の子宮は、柔らかくて弾力のある組織で構成されています。形状は袋状であり、内部には子宮内膜が存在します。子宮内膜は、胎児の発育に必要な栄養を供給する役割を果たしています。
牛の子宮の利用方法
牛の子宮は、料理の材料として利用されることがあります。一般的には、子宮を切り分けて調理され、さまざまな料理に使用されます。牛の子宮は、独特の食感と風味を持ち、柔らかくてジューシーな味わいが特徴です。
牛の子宮は、栄養価も高く、タンパク質やミネラル、ビタミンを豊富に含んでいます。また、コラーゲンやエラスチンといった美肌効果のある成分も含まれており、健康や美容にも良いとされています。
牛の子宮は、日本料理やグルメ料理の一部としても使用されており、独特の風味を楽しむことができます。ただし、牛の子宮は加熱調理が必要であり、十分な加熱を行ってから食べることが重要です。
まとめ
牛の子宮は、牛の生殖器官の一部であり、食材として利用されます。柔らかくて弾力のある組織で構成されており、子宮内膜が栄養供給を担っています。料理の材料として利用され、独特の食感と風味を持ちます。栄養価も高く、美肌効果もあるため、健康や美容にも良いとされています。ただし、加熱調理が必要であり、注意が必要です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛の子宮がダイエットにどう役立つか説明します!
牛の子宮はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 高タンパク質であることから筋肉の形成や修復に役立つ
牛の子宮は、可食部100gあたりに18.4gのタンパク質を含んでいます。この量は多いとされており、タンパク質は筋肉の形成や修復に欠かせない栄養素です。筋肉の形成や修復には、十分なタンパク質の摂取が必要です。牛の子宮を食べることで、筋肉の形成や修復に役立ち、健康的な体を維持することができます。
2. カロリーが比較的低いため、ダイエットにも適している
牛の子宮は、可食部100gあたりに95kcalのカロリーを含んでいます。このカロリーはやや低いとされており、ダイエット中でも摂取しやすい食材です。カロリーが低いため、食事の摂取量を制限しながらも満腹感を得ることができます。また、タンパク質の含有量が多いため、ダイエット中の筋肉の減少を抑えることもできます。
3. 糖質が少なく食物繊維が無いため、糖質制限や低糖質ダイエットに適している
牛の子宮は、可食部100gあたりに0.6gの糖質を含んでいます。この量はかなり低いとされており、糖質制限や低糖質ダイエットを行っている人に適しています。また、食物繊維が無いため、糖質の吸収を抑える効果があります。糖質の摂取を控えたい人や血糖値の上昇を気にする人にとって、牛の子宮は健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:牛の子宮のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛の子宮に含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが普通量
牛の子宮は、可食部100gあたりにナトリウムが79 mg含まれています。この量は普通量とされています。ナトリウムは体内の水分バランスを調節するために必要な栄養素であり、筋肉の収縮や神経の伝達にも関与しています。
2. カリウムが低い量
牛の子宮にはカリウムが74 mg含まれており、この量は低いとされています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。カリウムの不足は筋肉の痙攣や不整脈などの問題を引き起こす可能性があります。
3. カルシウムが低い量
牛の子宮にはカルシウムが8 mg含まれており、この量は低いとされています。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たす栄養素であり、筋肉の収縮や神経の伝達にも関与しています。カルシウムの不足は骨密度の低下や骨折のリスクの増加につながる可能性があります。
以上のように、牛の子宮はナトリウムは普通量であり、カリウムとカルシウムは低い量となっています。これらの栄養データを考慮すると、牛の子宮はナトリウムの摂取に適している一方で、カリウムやカルシウムの補給には他の食材との組み合わせが必要となるでしょう。
牛の子宮に含まれるビタミンを解説!
牛の子宮に含まれるビタミンの特徴
牛の子宮には、以下の3つの特徴的なビタミンが含まれます。
1. ビタミンEの含有量は普通
牛の子宮に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールという形で0.2 mg含まれています。この量は一般的な範囲と言えます。
2. ビタミンKの含有量は普通
牛の子宮に含まれるビタミンKは、5 μg含まれています。この量も一般的な範囲にあたります。
3. ビタミンB12の含有量は多い
牛の子宮には、ビタミンB12が1.7 μg含まれています。この量は多く、他のビタミンに比べて豊富に含まれていることが特徴です。
最後に、牛の子宮の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛の子宮」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 95 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 0.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.4 | g | 多い |
脂質 | 3.0 | g | 普通 |
「牛の子宮」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 78.2 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 150 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「牛の子宮」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 79 | mg | 普通 |
カリウム | 74 | mg | 低い |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 7 | mg | 低い |
リン | 63 | mg | 普通 |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.7 | mg | 多い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (Tr) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 1.7 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.35 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: こぶくろ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛の子宮と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。