このページでは、肉の牛シマチョウを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛シマチョウのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛シマチョウの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 308 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.1 | g | 普通 |
脂質 | 30.0 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [副生物] 第四胃 ゆで」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛シマチョウがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛シマチョウはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛シマチョウとは?どんな食材?
牛シマチョウは、牛肉の部位のひとつであり、希少な食材として知られています。その特徴的な風味と柔らかさから、高級な肉として人気があります。
牛シマチョウの特徴
牛シマチョウは、牛の背中の部位に位置し、筋繊維が細かく入り組んでいます。そのため、他の部位と比べて脂肪の入り方が均等であり、肉の質感が非常に柔らかいのが特徴です。また、脂肪のきめ細かさから、口の中でとろけるような食感が楽しめます。
牛シマチョウの調理方法
牛シマチョウは、その柔らかさと風味を最大限に活かすために、シンプルな調理法がおすすめです。例えば、ステーキとして焼いたり、しゃぶしゃぶやすき焼きにすると、肉の旨みが引き立ちます。また、煮込み料理や炒め物にも適しており、幅広い料理に活用することができます。
牛シマチョウは、希少な部位であるため、入手が難しい場合もありますが、一度食べてみる価値がある食材です。その上質な肉質と風味は、特別な食事やおもてなしの場にふさわしい一品となることでしょう。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛シマチョウがダイエットにどう役立つか説明します!
牛シマチョウはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 高タンパク質であるため、筋肉の形成や修復に役立つ
牛シマチョウは、100gあたり11.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、筋肉の形成や修復に不可欠な栄養素です。適切なタンパク質摂取は、筋肉量を増やし、筋力を向上させるのに役立ちます。牛シマチョウの高タンパク質は、健康的な食事において筋肉の健康をサポートする重要な要素となります。
2. 糖質が低いため、糖質制限や低炭水化物ダイエットに適している
牛シマチョウは、100gあたり3.7gの糖質を含んでいます。糖質は、エネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると血糖値の上昇や体重増加の原因となることもあります。牛シマチョウの糖質量はかなり低く、糖質制限や低炭水化物ダイエットを実践している人にとって適した食材と言えます。
3. 脂質が多いため、エネルギー源として重要な役割を果たす
牛シマチョウは、100gあたり30gの脂質を含んでいます。脂質は、エネルギー源として重要な栄養素であり、体内の機能を維持するために必要です。適度な脂質摂取は、体温の調節や細胞の保護、ビタミンの吸収などに役立ちます。牛シマチョウの脂質量は多いですが、バランスの取れた食事において適切なエネルギー源となります。
おすすめ:牛シマチョウのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛シマチョウに含まれる無機質の栄養を解説!
1. 栄養バランスが良い
牛シマチョウは、無機質栄養素の中でもナトリウム、リン、鉄、亜鉛などが豊富に含まれています。特に鉄と亜鉛は多く含まれており、これらの栄養素は体内で重要な役割を果たしています。鉄は赤血球の形成に関与し、亜鉛は免疫機能や細胞の成長に必要です。そのため、牛シマチョウは栄養バランスが良い食材と言えます。
2. ナトリウムの含有量が普通
牛シマチョウに含まれるナトリウムの量は38 mgで、普通とされています。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与していますが、摂りすぎると高血圧や水分負担の増加につながる可能性があります。牛シマチョウはナトリウムの含有量が普通なので、適度な摂取量を心掛けることが大切です。
3. カリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量が低い
一方で、牛シマチョウに含まれるカリウム、カルシウム、マグネシウムの量は低いです。これらの栄養素は、体内の骨や筋肉の健康維持に重要な役割を果たしています。牛シマチョウを摂取する際には、これらの栄養素を補うために他の食材とのバランスを考える必要があります。
以上のように、牛シマチョウは栄養バランスが良く、鉄や亜鉛が豊富に含まれていますが、ナトリウムの含有量は普通であり、カリウム、カルシウム、マグネシウムの含有量は低いです。食事のバランスを考えながら摂取することが大切です。
牛シマチョウに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
牛シマチョウに含まれるビタミンAは、レチノールとレチノール活性当量の形で存在しています。レチノールの含有量は5 μgであり、レチノール活性当量も同様に5 μgです。この量は普通の範囲にあります。一方、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は全て0 μgであり、含まれていません。
2. ビタミンDの特徴
牛シマチョウに含まれるビタミンDの量は0.2 μgです。この量は多い方に分類されます。
3. ビタミンEの特徴
牛シマチョウに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールの形で存在しています。その含有量は0.5 mgであり、普通の範囲にあります。一方、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは全て0 mgであり、含まれていません。
ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸も牛シマチョウに含まれていますが、葉酸・ビオチン・ビタミンCは含まれていません。
最後に、牛シマチョウの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛シマチョウ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 308 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.1 | g | 普通 |
脂質 | 30.0 | g | 多い |
「牛シマチョウ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 58.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 190 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛シマチョウ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 38 | mg | 普通 |
カリウム | 51 | mg | 低い |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 8 | mg | 低い |
リン | 86 | mg | 普通 |
鉄 | 1.8 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 5 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (Tr) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 5 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 35 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 3.6 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.34 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: あかせんまい、ギアラ、あぼみ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛シマチョウと同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。