このページでは、肉の牛ミノを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛ミノのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛ミノの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 57 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.7 | g | 普通 |
脂質 | 1.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [副生物] 第三胃 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛ミノがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛ミノはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛ミノとは?どんな食材?
牛ミノは、牛肉の部位の一つであり、非常に珍しい食材です。牛ミノは牛の第三胃の内側に位置しており、非常に柔らかく、きめ細かい肉質が特徴です。
牛ミノの特徴
牛ミノは、その特殊な部位から、他の部位とは異なる独特の食感と味わいを持っています。柔らかい食感とともに、口の中でとろけるような感覚があります。また、脂肪分が少なく、赤身の部分が主体となっています。
牛ミノの調理法
牛ミノは、その柔らかさや特徴的な味わいを活かすため、短時間の加熱がおすすめです。一般的には、ステーキやしゃぶしゃぶなどの料理に使用されます。また、牛ミノは薄切りにして使われることが多く、そのまま食べるだけでなく、炙ったり、煮込んだりすることもあります。
以上、牛ミノの特徴や調理法について説明しました。牛ミノは希少な食材であり、その特殊な食感と味わいを楽しむことができます。ぜひ一度、牛ミノを味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛ミノがダイエットにどう役立つか説明します!
牛ミノはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
牛ミノは可食部100gあたり57kcalと非常に低カロリーです。この低カロリーな特徴から、ダイエット中の方にとっては理想的な食材と言えるでしょう。ダイエットは摂取カロリーを制限することが重要ですが、牛ミノを適度な量で摂取することで、満腹感を得ながらカロリーを抑えることができます。
2. 糖質がかなり低いため、低糖質ダイエットに適している
牛ミノには可食部100gあたり2.9gの糖質が含まれており、これはかなり低い値です。この低糖質な特徴から、低糖質ダイエットを行っている方にとっても有用な食材と言えます。低糖質ダイエットは血糖値の急上昇を抑え、脂肪の燃焼を促進する効果があります。牛ミノを摂取することで、糖質摂取量を制限しながらも満足感を得ることができます。
3. タンパク質が豊富であるため、筋肉の成長や修復に役立つ
牛ミノには可食部100gあたり11.7gのタンパク質が含まれており、これは普通の量と言えます。タンパク質は筋肉の成長や修復に不可欠な栄養素です。牛ミノを摂取することで、筋肉の増強やトレーニングの効果を高めることができます。また、タンパク質は食事の満腹感を長持ちさせる効果もありますので、食事制限中の方にもおすすめの食材と言えます。
おすすめ:牛ミノのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛ミノに含まれる無機質の栄養を解説!
牛ミノの特徴
牛ミノは、以下のような特徴を持っています。
1. 鉄と亜鉛が多い
牛ミノは、鉄と亜鉛が多く含まれています。鉄は赤血球の形成に必要な栄養素であり、亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に関与しています。牛ミノの摂取によって、これらの栄養素を効率的に摂取することができます。
2. ナトリウムが普通
牛ミノに含まれるナトリウムは、普通の量です。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素であり、適切な量を摂取することが重要です。牛ミノを食べることで、適切なナトリウム摂取をサポートすることができます。
3. カリウムとマグネシウムが低い
一方、牛ミノに含まれるカリウムとマグネシウムは、低い量です。カリウムは心臓の健康維持に関与し、マグネシウムは骨の形成や神経機能の正常化に必要な栄養素です。牛ミノを摂取する際は、他の食材とのバランスを考えながら摂取することが大切です。
牛ミノに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
牛ミノに含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で4 μgという量があります。これは普通の範囲に属しています。また、牛ミノにはα-カロテンやβ-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれておらず、レチノールが主なビタミンAの形態となっています。
2. ビタミンEの特徴
牛ミノに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールで0.1 mgという低い量が含まれています。他の形態のトコフェロール(β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロール)は含まれていません。したがって、牛ミノはビタミンEの供給源としてはあまり適していないと言えます。
3. その他のビタミンの特徴
牛ミノにはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンCが含まれています。これらのビタミンの含有量は、ビタミンKやビタミンB1、ナイアシンなどは普通の範囲に属しており、ビタミンB2やビタミンB12、パントテン酸、ビタミンCは多い範囲に属しています。
なお、牛ミノにはビタミンD、葉酸、ビオチンは含まれていないことに注意してください。
最後に、牛ミノの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛ミノ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 57 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.7 | g | 普通 |
脂質 | 1.3 | g | 低い |
「牛ミノ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 86.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 120 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛ミノ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 50 | mg | 普通 |
カリウム | 83 | mg | 低い |
カルシウム | 16 | mg | 普通 |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 80 | mg | 普通 |
鉄 | 6.8 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.6 | mg | 多い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (Tr) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.32 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 4.6 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.64 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
別名: せんまい
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛ミノと同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。