このページでは、肉の牛リブロース肉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛リブロース肉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛リブロース肉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 514 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 9.7 | g | 普通 |
脂質 | 56.5 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [和牛肉] リブロース 脂身つき 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛リブロース肉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛リブロース肉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛リブロース肉とは?どんな食材?
牛リブロース肉は、牛の背中の部位にある肉であり、非常に高級な食材です。この部位は、肩から尾の付け根まで広がるリブ骨の近くに位置しています。牛リブロース肉は、肉質が非常に柔らかく、脂肪の理想的なバランスを持っています。そのため、ステーキやローストビーフなど、さまざまな料理に使用されます。
牛リブロース肉の特徴
牛リブロース肉は、赤身と脂身のバランスが絶妙であり、ジューシーで味わい深い特徴を持っています。脂身は霜降り状に入っており、食べると口の中でとろけるような食感が楽しめます。また、赤身は繊維が細かく、噛むほどに肉の旨味が広がります。これらの特徴から、牛リブロース肉は高級なステーキとして非常に人気があります。
牛リブロース肉の調理方法
牛リブロース肉は、その美味しさを最大限に引き出すために、適切な調理方法が求められます。一般的には、ステーキやローストビーフとして調理されることが多いです。ステーキの場合は、中火でじっくりと焼き上げることで、肉の内部まで火が通りながらも柔らかさを保ちます。ローストビーフの場合は、低温でゆっくりと焼くことで、肉の旨味を閉じ込めながら柔らかく仕上げます。いずれの調理方法でも、牛リブロース肉の素晴らしい味わいを楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛リブロース肉がダイエットにどう役立つか説明します!
牛リブロース肉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質の豊富さ
牛リブロース肉は、可食部100gあたり9.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や組織の修復や再生に欠かせない栄養素です。また、タンパク質は食事の満足感を高める効果もありますので、食事の満足感を得ながら健康的な食事を摂ることができます。
2. 糖質の低さ
牛リブロース肉は、可食部100gあたりの糖質が3.4gとかなり低いです。糖質の摂り過ぎは、血糖値の上昇や肥満の原因となることがありますが、牛リブロース肉は糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑えることができます。また、糖質の摂り過ぎを気にする方にとっても、安心して食べることができる食材です。
3. 塩分の控えめさ
牛リブロース肉は、可食部100gあたりの塩分が0.1gと低いです。塩分の摂り過ぎは、高血圧や心臓病のリスクを高めることがありますが、牛リブロース肉は塩分が控えめなため、塩分摂取量を気にする方にとっても適した食材です。また、塩分を控えることで、食事のバランスを保ちながら健康的な食事を摂ることができます。
おすすめ:牛リブロース肉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛リブロース肉に含まれる無機質の栄養を解説!
1. 栄養バランスに優れた食材
牛リブロース肉は、栄養バランスに優れた食材です。可食部100gあたりの無機質栄養データを見ると、ナトリウムやリン、鉄といった栄養素が普通の量含まれています。また、亜鉛やセレンといった栄養素も多く含まれており、バランスの良い食事に取り入れることができます。
2. 低カルシウム・低マグネシウムの食材
牛リブロース肉は、カルシウムとマグネシウムの含有量が低い食材です。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、マグネシウムは神経や筋肉の正常な機能に関与しています。そのため、これらの栄養素を摂取するには他の食材との組み合わせが必要です。
3. マンガンやクロムがほとんど含まれない
牛リブロース肉には、マンガンやクロムがほとんど含まれていません。マンガンは骨や軟骨の形成に関与し、クロムは血糖値の調節に関与しています。これらの栄養素を摂取するには、他の食材から補う必要があります。
以上のように、牛リブロース肉は栄養バランスに優れた食材であり、亜鉛やセレンの含有量が多い一方で、カルシウムやマグネシウム、マンガンやクロムの含有量が低いという特徴があります。バランスの良い食事を心掛ける際には、他の食材との組み合わせを考える必要があります。
牛リブロース肉に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
牛リブロース肉に含まれるビタミンAは、レチノールが10 μgと多く含まれています。また、β-カロテン当量も3 μgと普通の量が含まれています。ビタミンAは視力の維持や免疫力の向上に役立ちます。
2. ビタミンEの特徴
牛リブロース肉に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.6 mgと普通の量が含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。
3. その他のビタミンの特徴
牛リブロース肉にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCが含まれています。特にビタミンKは8 μgと多く含まれており、血液の凝固を助ける役割があります。また、ビタミンB群も多く含まれており、エネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たします。
最後に、牛リブロース肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛リブロース肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 514 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 9.7 | g | 普通 |
脂質 | 56.5 | g | 多い |
「牛リブロース肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 34.5 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 86 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛リブロース肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 39 | mg | 普通 |
カリウム | 150 | mg | 普通 |
カルシウム | 2 | mg | 低い |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 84 | mg | 普通 |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.6 | mg | 多い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 8 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 10 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 11 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 8 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.4 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.35 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: 黒毛和種(去勢)/皮下脂肪: 8.8 %、筋間脂肪: 34.6 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛リブロース肉と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。