このページでは、肉の牛ハラミ肉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛ハラミ肉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛ハラミ肉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 288 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 2.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 14.8 | g | 多い |
脂質 | 27.3 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [副生物] 横隔膜 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛ハラミ肉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛ハラミ肉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛ハラミ肉とは?どんな食材?
牛ハラミ肉は、牛の内臓の一部であるハラミを指す食材です。ハラミは牛の腹部の内側に位置し、赤身と脂身のバランスが絶妙で、柔らかくてジューシーな肉質が特徴です。
牛ハラミ肉の特徴
牛ハラミ肉は、赤身と脂身の間にある膜が特徴的です。この膜が肉の柔らかさを保ち、ジューシーさを引き立てています。また、脂身の部分には豊かな旨味があり、肉の風味を一層豊かにしています。
牛ハラミ肉の使い方
牛ハラミ肉は、焼肉やステーキに最適な食材です。薄くスライスして焼くと、肉の旨味が引き立ち、柔らかさを楽しむことができます。また、脂身の部分は香ばしさがあり、グリルやバーベキューでも美味しくいただけます。さらに、煮込み料理や炒め物にも利用することができ、様々な料理に幅広く活用できます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛ハラミ肉がダイエットにどう役立つか説明します!
牛ハラミ肉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が多いため、筋肉の成長や修復に役立つ
牛ハラミ肉は、100gあたり14.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、筋肉の成長や修復に不可欠な栄養素です。適切なタンパク質摂取量は、健康的な筋肉の維持や増加に重要です。牛ハラミ肉のタンパク質量は多いため、筋肉の成長や修復に役立つ食材と言えます。
2. 糖質がかなり低いため、糖質制限や糖尿病管理に適している
牛ハラミ肉は、100gあたり2.8gの糖質を含んでいます。糖質は、血糖値の上昇に関与するため、糖質制限や糖尿病管理には重要な要素です。牛ハラミ肉の糖質量はかなり低いため、糖質制限や糖尿病管理に適した食材と言えます。
3. 脂質が多いため、エネルギー源として活用できる
牛ハラミ肉は、100gあたり27.3gの脂質を含んでいます。脂質は、体内でエネルギー源として活用されます。適切な脂質摂取量は、健康的なエネルギー供給に重要です。牛ハラミ肉の脂質量は多いため、エネルギー源として活用できる食材と言えます。ただし、脂質の摂取量には適度な制限が必要です。
おすすめ:牛ハラミ肉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛ハラミ肉に含まれる無機質の栄養を解説!
1. ミネラル豊富な食材
牛ハラミ肉は、多くのミネラルを含んでいます。特に鉄、亜鉛、銅、セレンの含有量が多いことが分かります。これらのミネラルは体内の機能や代謝に重要な役割を果たしており、健康維持に必要不可欠な栄養素です。特に鉄は貧血予防に役立ち、亜鉛は免疫力向上に寄与します。牛ハラミ肉を摂取することで、これらのミネラルを効果的に補給することができます。
2. ナトリウム量が適度
牛ハラミ肉に含まれるナトリウムの量は、普通の範囲に収まっています。適度なナトリウムの摂取は、体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために重要です。しかし、摂りすぎると高血圧や体液の過剰負荷などの健康リスクがあるため、バランスの取れた食事を心がける必要があります。
3. カルシウムが低い
牛ハラミ肉にはカルシウムがほとんど含まれていません。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たすミネラルであり、十分な摂取が必要です。牛ハラミ肉を食べる際には、他のカルシウム豊富な食材との組み合わせや、別途のカルシウム摂取を考慮する必要があります。
牛ハラミ肉に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
牛ハラミ肉に含まれるビタミンAは、レチノールが4 μg含まれており、これは多い量です。また、α-カロテンやβ-カロテンは含まれていません。しかし、β-クリプトキサンチンやβ-カロテン当量は3 μg含まれており、これらの量は普通です。また、レチノール活性当量も4 μg含まれており、これも普通の量です。
2. ビタミンEの特徴
牛ハラミ肉に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.7 mg含まれており、これは普通の量です。一方で、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
3. その他のビタミンの特徴
牛ハラミ肉にはビタミンKが5 μg含まれており、これは普通の量です。また、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチンは多い量が含まれています。一方で、ビタミンCは1 mg含まれており、これは普通の量です。
なお、牛ハラミ肉にはビタミンDや葉酸は含まれていません。
最後に、牛ハラミ肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛ハラミ肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 288 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 2.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 14.8 | g | 多い |
脂質 | 27.3 | g | 多い |
「牛ハラミ肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 57.0 | g | 普通 |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | 70 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛ハラミ肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 48 | mg | 普通 |
カリウム | 250 | mg | 普通 |
カルシウム | 2 | mg | 低い |
マグネシウム | 16 | mg | 普通 |
リン | 140 | mg | 普通 |
鉄 | 3.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.7 | mg | 多い |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 14 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.35 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.18 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.06 | mg | 多い |
ビオチン | 2.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: はらみ、さがり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛ハラミ肉と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。