このページでは、肉の牛そともも肉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛そともも肉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛そともも肉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 244 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.5 | g | |
└糖質 | 4.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.8 | g | 多い |
脂質 | 20.0 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [和牛肉] そともも 脂身つき 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛そともも肉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛そともも肉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛そともも肉とは?どんな食材?
牛そともも肉とは、牛のもも肉の部位の一つです。牛のもも肉は、牛の後ろ脚の付け根から太ももの上部までの部位を指します。そともも肉は、その中でも特に外側に位置する部分を指します。
牛そともも肉の特徴
牛そともも肉は、赤身でありながら脂肪の少ない部位です。そのため、ヘルシーな食材として人気があります。また、筋肉繊維が詰まっているため、噛むほどに旨味が広がります。しっかりとした歯ごたえもあり、食べ応えがあります。
牛そともも肉の調理方法
牛そともも肉は、焼肉やステーキにするのが一般的な調理方法です。焼くことで肉の旨味が引き立ち、ジューシーな食感を楽しむことができます。また、煮込み料理や炒め物にも利用することができます。脂肪が少ないため、調理の際には適度な加熱時間や火加減に気をつける必要があります。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛そともも肉がダイエットにどう役立つか説明します!
牛そともも肉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が豊富
牛そともも肉は、可食部100gあたり17.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、身体の細胞や筋肉の修復・再生に不可欠な栄養素です。適切なタンパク質の摂取は、筋肉量の維持や増加、免疫力の向上に役立ちます。牛そともも肉を食べることで、タンパク質の摂取量を増やし、健康的な食事に貢献することができます。
2. 糖質が低い
牛そともも肉は、可食部100gあたりの糖質が4.6gとかなり低いです。糖質の摂り過ぎは、肥満や糖尿病のリスクを高める可能性があります。糖質制限を行っている方や血糖値の管理を必要とする方にとって、牛そともも肉は適した食材と言えます。糖質を制限しながら、美味しく食事を楽しみたい方にとっても、牛そともも肉は良い選択肢となります。
3. 脂質が多い
牛そともも肉は、可食部100gあたり20gの脂質を含んでいます。脂質は、エネルギー源として重要な栄養素です。適切な量の脂質を摂取することで、体温の調節やビタミンの吸収、脳や神経の機能維持などに役立ちます。ただし、摂取量には注意が必要であり、過剰摂取は肥満や心血管疾患のリスクを高める可能性があります。牛そともも肉を適切な量で摂取することで、健康的な脂質の摂取をサポートすることができます。
おすすめ:牛そともも肉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛そともも肉に含まれる無機質の栄養を解説!
1. 栄養バランスが良い
牛そともも肉は、無機質栄養素の中でもバランスが良い特徴があります。ナトリウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラルを適度な量含んでおり、健康な体を維持するために必要な栄養素を摂取することができます。また、リンや亜鉛などのミネラルも多く含まれており、骨や筋肉の形成や代謝に関与しています。
2. ビタミンが少ない
牛そともも肉は、ビタミンの含有量が比較的少ない特徴があります。特にビタミンCやビタミンAなどの水溶性ビタミンはほとんど含まれておらず、他の食材と組み合わせることでバランスの良い食事を摂る必要があります。ビタミンは免疫力の向上や健康な皮膚や粘膜の維持に重要な役割を果たしているため、他の食材との組み合わせが必要です。
3. ミネラルの含有量が豊富
牛そともも肉は、特にリンや亜鉛の含有量が豊富な特徴があります。リンは骨や歯の形成に必要なミネラルであり、亜鉛は免疫機能の維持や傷の治癒に関与しています。これらのミネラルは牛そともも肉の摂取によって効率的に摂取することができます。
以上のように、牛そともも肉は栄養バランスが良く、ミネラルの含有量が豊富な食材です。しかし、ビタミンの含有量が少ないため、他の食材と組み合わせることでバランスの良い食事を摂る必要があります。
牛そともも肉に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
牛そともも肉に含まれるビタミンAは、レチノールとレチノール活性当量の2つがあります。レチノールの含有量は1 μgで、レチノール活性当量も同じく1 μgです。ビタミンAは、視力の維持や皮膚の健康に関与しており、牛そともも肉には普通の量が含まれています。
2. ビタミンEの特徴
牛そともも肉に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールのみが検出されます。その含有量は0.3 mgです。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスから守る役割を果たします。牛そともも肉には普通の量のビタミンEが含まれています。
3. その他のビタミンの特徴
牛そともも肉にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンCが含まれています。特にビタミンK、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸の含有量は多く、健康維持に役立つことが期待されます。ビタミンCの含有量は1 mgで、普通の量が含まれています。
最後に、牛そともも肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛そともも肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 244 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.5 | g | |
└糖質 | 4.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.8 | g | 多い |
脂質 | 20.0 | g | 多い |
「牛そともも肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 60.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 68 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛そともも肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 46 | mg | 普通 |
カリウム | 310 | mg | 普通 |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 1.1 | mg | 普通 |
亜鉛 | 3.7 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 1 | μg | 普通 |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 8 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.7 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.39 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.89 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: 黒毛和種(去勢)/皮下脂肪: 6.0 %、筋間脂肪: 11.4 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛そともも肉と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。