このページでは、肉の牛カルビ肉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牛カルビ肉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牛カルビ肉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 212 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 3.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 15.4 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [輸入牛肉] リブロース 脂身つき 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牛カルビ肉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牛カルビ肉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
牛カルビ肉とは?どんな食材?
牛カルビ肉は、牛の胸肉やバラ肉の部位を使用した、韓国料理でよく使われる食材です。日本では焼肉や韓国料理店でよく見かけることがあります。牛カルビ肉は、脂身が豊富でありながらも柔らかく、ジューシーな味わいが特徴です。
牛カルビ肉の特徴1:脂身が豊富
牛カルビ肉は、胸肉やバラ肉の部位を使用しているため、脂身が豊富に含まれています。この脂身が、焼くことによって溶け出し、肉に旨みやコクを与えます。また、脂身があるため、食べ応えもあり、贅沢な味わいを楽しむことができます。
牛カルビ肉の特徴2:柔らかさとジューシーさ
牛カルビ肉は、胸肉やバラ肉の部位を使用しているため、肉の繊維が細かく、柔らかい食感があります。また、脂身の存在により、ジューシーさが際立ちます。焼くことによって肉の旨みが引き出され、口の中で肉の旨味が広がります。そのため、一度食べるとやめられなくなる美味しさです。
牛カルビ肉の特徴3:韓国料理での使用が一般的
牛カルビ肉は、韓国料理でよく使用される食材です。韓国料理店や焼肉店で、カルビとしてメニューに載っていることが多いです。韓国では、牛カルビ肉を使った料理は代表的な肉料理の一つであり、家庭でもよく食べられています。また、牛カルビ肉は、焼肉以外にも煮込み料理や炒め物などにも使用されることがあります。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牛カルビ肉がダイエットにどう役立つか説明します!
牛カルビ肉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 高タンパク質で筋肉の形成に役立つ
牛カルビ肉は、可食部100gあたり20.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、筋肉の形成や修復に必要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。牛カルビ肉の高タンパク質は、筋肉を増やしたい方や運動をしている方にとって特に役立ちます。
2. 糖質が少なくダイエットに適している
牛カルビ肉は、可食部100gあたり糖質が3.8gとかなり低いです。糖質の摂取量を制限することは、ダイエットや血糖値の管理に効果的です。牛カルビ肉は低糖質なため、糖質制限をしている方や糖質を控えたい方にとって適した食材と言えます。
3. 脂質が多くエネルギー源として利用できる
牛カルビ肉は、可食部100gあたり15.4gの脂質を含んでいます。脂質は身体のエネルギー源として利用され、適切な量の摂取が必要です。牛カルビ肉の脂質は多いですが、適度な量の脂質を摂ることでエネルギーを補充することができます。
おすすめ:牛カルビ肉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牛カルビ肉に含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムやリンなどのミネラルが豊富
牛カルビ肉は、カリウムやリンなどのミネラルが多く含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な働きをサポートします。また、リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、体の成長や修復にも関与しています。
2. 鉄や亜鉛が多く含まれている
牛カルビ肉には、鉄や亜鉛といった重要な栄養素が豊富に含まれています。鉄は赤血球の形成に不可欠であり、酸素の運搬や免疫機能の維持にも関与しています。亜鉛は免疫機能の向上や傷の治癒を促進する役割を果たしています。
3. ナトリウムの含有量は普通
牛カルビ肉に含まれるナトリウムの量は普通です。過剰なナトリウム摂取は高血圧や心臓病のリスクを高めることがありますが、牛カルビ肉は適度な量のナトリウムを含んでいるため、バランスのとれた食事に取り入れることができます。
以上のように、牛カルビ肉はカリウムやリン、鉄、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれており、バランスのとれた食事に取り入れることで健康に役立つ食材と言えます。また、適度なナトリウムの含有量も特徴の一つであり、食事のバランスを考える上でも適しています。
牛カルビ肉に含まれるビタミンを解説!
牛カルビ肉のビタミンの特徴
牛カルビ肉に含まれるビタミンの特徴は以下の3つです。
1. ビタミンB2(リボフラビン)とナイアシンの含有量が多い
牛カルビ肉にはビタミンB2とナイアシンが豊富に含まれています。ビタミンB2は体内でエネルギー代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持にも役立ちます。また、ナイアシンは体内でエネルギーの生成に必要な補酵素の一部として働きます。
2. ビタミンB6とビタミンB12の含有量が多い
牛カルビ肉にはビタミンB6とビタミンB12も多く含まれています。ビタミンB6は体内のたんぱく質や脂質の代謝に関与し、神経の正常な機能を維持する役割があります。また、ビタミンB12は赤血球の生成や神経系の正常な機能に必要な栄養素です。
3. ビタミンAやビタミンEの含有量は普通程度
牛カルビ肉にはビタミンAやビタミンEも含まれていますが、その含有量は普通程度です。ビタミンAは視力の維持や免疫機能の向上に関与し、ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぐ効果があります。
最後に、牛カルビ肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛カルビ肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 212 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 3.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 15.4 | g | 多い |
「牛カルビ肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 66 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛カルビ肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 44 | mg | 普通 |
カリウム | 330 | mg | 多い |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 2.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.7 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 20 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 9 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 9 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.37 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.85 | mg | 多い |
ビオチン | 1.4 | μg | 普通 |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
皮下脂肪: 1.8 %、筋間脂肪: 8.2 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛カルビ肉と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。