このページでは牛カルビ肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
牛カルビ肉のカロリーは212kcal(100gあたり)!これってどうなの?
牛カルビ肉の可食部100gあたりのカロリーは、212kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中568位です。これは多い順にすると上位35%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので牛カルビ肉のカロリーを評価すると、127件中57位です。これは上位から44%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 212Kcal |
全体での評価 | 568位 / 1592件中(上位35%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 57位 / 127件中(上位44%…平均的) |
牛カルビ肉はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ牛カルビ肉のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
牛カルビ肉のカロリーは平均的な理由
牛カルビ肉のカロリーは、可食部100gあたり212kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
糖質はかなり低い
牛カルビ肉の糖質は、可食部100gあたり3.8gと「かなり低い」です。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。そのため、糖質の摂取量を管理する必要があります。牛カルビ肉は糖質が少ないため、糖質制限をしている方にも適しています。
食物繊維は無し
牛カルビ肉には食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸の働きを促進し、便通を良くする効果があります。しかし、牛カルビ肉は筋肉部分であり、食物繊維は含まれていません。そのため、食物繊維を摂りたい場合は、他の食材との組み合わせを考える必要があります。
タンパク質は多い
牛カルビ肉には可食部100gあたり20.1gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の主成分であり、体の成長や修復に重要な役割を果たしています。特に運動をしている方や筋肉を増やしたい方には、タンパク質の摂取が必要です。牛カルビ肉はタンパク質が豊富なため、筋肉の成長や修復に役立つ食材と言えます。
脂質は多い
牛カルビ肉には可食部100gあたり15.4gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。そのため、脂質の摂取量を管理する必要があります。牛カルビ肉は脂質が多いため、摂取量には注意が必要です。
以上の栄養データから、牛カルビ肉のカロリーが「平均的」と評価されている理由が分かります。糖質は少なく、タンパク質は豊富ですが、脂質も多いため、バランスの良い食事を心がける必要があります。個々の栄養素の摂取量や目標に合わせて、牛カルビ肉を適切に取り入れることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「牛カルビ肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.8g | 4 | 15.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 20.1g | 4 | 80.4kcal |
脂質 | 15.4g | 9 | 138.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「牛カルビ肉」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、138.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
牛カルビ肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
牛カルビ肉は、低糖質ダイエットに使える?
牛カルビ肉は、糖質量が3.8gと比較的低いです。そのため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。
牛カルビ肉の糖質量
牛カルビ肉は、一般的には焼肉や韓国料理でよく使われる部位です。この部位の糖質量は、100gあたり3.8gとなっています。他の部位と比べると、やや低い方です。
低糖質ダイエットとは?
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として使われるため、摂り過ぎると余分なエネルギーとして蓄積されてしまいます。そのため、糖質を制限することで体脂肪を減らすことができます。
牛カルビ肉の効果
牛カルビ肉は、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質量が比較的低いため、ダイエット中でも食べることができます。また、牛カルビ肉はたんぱく質も豊富に含んでおり、筋肉の形成や修復にも役立ちます。
注意点
ただし、牛カルビ肉を食べる際には、調理方法や付け合わせにも注意が必要です。焼肉の場合、タレに砂糖やハチミツが含まれていることがありますので、糖質量が増えてしまう可能性があります。また、付け合わせには糖質の少ない野菜を選ぶことも大切です。
まとめ
牛カルビ肉は、糖質量が3.8gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。ただし、調理方法や付け合わせには注意が必要です。適切な調理方法と糖質の少ない野菜を組み合わせることで、より効果的なダイエットができるでしょう。
牛カルビ肉は、低脂質ダイエットに使える!?
牛カルビ肉は、低脂質ダイエットに不向き
牛肉は、その美味しさと栄養価の高さから、多くの人々に愛されています。しかし、ダイエット中の方にとっては、脂質の摂取量が気になるところです。特に、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、脂質の少ない肉を選ぶことが重要です。
牛カルビ肉の脂質量は15.4g
牛カルビ肉は、そのジューシーな味わいと柔らかさから、焼肉や韓国料理でよく使用されます。しかし、その脂質量は15.4gと、他の牛肉と比べても高めです。低脂質ダイエットを意識している方にとっては、この脂質量は注意が必要です。
低脂質ダイエットに適した肉の選び方
低脂質ダイエットを目指す方には、脂質の少ない肉を選ぶことが大切です。代表的な低脂質肉としては、鶏むね肉や豚ヒレ肉が挙げられます。これらの肉は、脂質の含有量が比較的少なく、タンパク質も豊富に含まれています。
牛カルビ肉の摂取には注意が必要
牛カルビ肉は、その脂身の多さから、脂質の摂取量を抑えたい方には不向きです。低脂質ダイエットを目指している方は、他の肉を選ぶことをおすすめします。もちろん、牛カルビ肉を摂取すること自体は悪いことではありませんが、摂取量やバランスには注意が必要です。
また、牛カルビ肉を食べる際には、調理方法にも気を付けることが重要です。余分な脂を落とすために、焼く前に脂身を切り落としたり、余分な油を使わずに調理することがおすすめです。
まとめ
牛カルビ肉は、その美味しさとジューシーさで人気ですが、低脂質ダイエットを目指す方には不向きな肉です。脂質の少ない肉を選ぶことが、健康的なダイエットを実現するために重要です。牛カルビ肉を摂取する際には、摂取量や調理方法に注意し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
最後に、牛カルビ肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛カルビ肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 212 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 3.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 15.4 | g | 多い |
「牛カルビ肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 66 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛カルビ肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 44 | mg | 普通 |
カリウム | 330 | mg | 多い |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 2.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.7 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 20 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 9 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 9 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.37 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.85 | mg | 多い |
ビオチン | 1.4 | μg | 普通 |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
皮下脂肪: 1.8 %、筋間脂肪: 8.2 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛カルビ肉と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。