このページでは、肉のビーフジャーキーを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ビーフジャーキーのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはビーフジャーキーの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 304 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 6.4 | g | |
└糖質 | 14.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 54.8 | g | 多い |
脂質 | 7.8 | g | 普通 |
食塩相当量 | 4.8 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うし [加工品] ビーフジャーキー」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ビーフジャーキーがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ビーフジャーキーはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:アサヒビール
ビーフジャーキーとは?どんな食材?
ビーフジャーキーは、牛肉を主成分とした乾燥肉の一種です。牛肉を薄く切り、特製の調味料やスパイスで味付けし、長時間低温で乾燥させることで作られます。その結果、肉の水分が減り、風味豊かでしっかりとした食感が特徴となります。
ビーフジャーキーの主な特徴
1. 風味豊かな味わい: ビーフジャーキーは、特製の調味料やスパイスで味付けされているため、深いコクと豊かな風味があります。肉の旨味が凝縮されているため、一口食べるだけで満足感を得ることができます。
2. 長期保存が可能: ビーフジャーキーは乾燥させることで水分をほとんど含まない状態になります。そのため、鮮度を保つための冷蔵や冷凍が必要ありません。常温で保存することができ、長期間持ちます。
3. 栄養価が高い: ビーフジャーキーは、牛肉を主成分としているため、タンパク質が豊富に含まれています。また、ビタミンやミネラルも含まれており、栄養バランスの良いおやつや食品として選ばれることがあります。
ビーフジャーキーの食べ方の例
ビーフジャーキーはそのまま食べるだけでなく、さまざまな食べ方が楽しめます。以下にいくつかの食べ方の例を挙げます。
1. スナックとして: ビーフジャーキーは、手軽に持ち運びができるため、アウトドアや旅行のお供として最適です。パッケージから取り出してそのまま食べることができます。
2. サラダのトッピング: ビーフジャーキーを細かく刻んで、サラダのトッピングとして使用することもできます。香ばしい風味がサラダにアクセントを加え、食べ応えも増します。
3. 料理の材料として: ビーフジャーキーは、料理の材料としても活用できます。炒め物や煮込み料理に加えることで、深い味わいをプラスすることができます。
ビーフジャーキーは、その風味豊かな味わいと長期保存ができる特徴から、様々な場面で活用される食材です。ぜひ、その美味しさをお楽しみください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はビーフジャーキーがダイエットにどう役立つか説明します!
ビーフジャーキーはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 高タンパク質で筋肉の形成や修復に貢献
ビーフジャーキーは、可食部100gあたりで54.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の形成や修復に欠かせない栄養素であり、健康的な食事には十分な量のタンパク質が必要です。ビーフジャーキーの高タンパク質は、筋肉の維持や増強に役立ち、スポーツやトレーニングを行う方や、筋肉量を増やしたい方に特に適しています。
2. 低炭水化物で血糖値の上昇を抑える
ビーフジャーキーは、可食部100gあたりで6.4gの炭水化物を含んでいます。炭水化物はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。ビーフジャーキーの低炭水化物は、血糖値の急上昇を抑え、血糖値の安定を保つ助けになります。血糖値の管理が必要な方や糖質制限を行っている方にとって、ビーフジャーキーは健康的な食事の一部として選ばれるべき食材です。
3. 高タンパク質で満腹感を持続させる
ビーフジャーキーは、可食部100gあたりで7.8gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源としても重要ですが、摂りすぎるとカロリー過多になる可能性があります。しかし、ビーフジャーキーの高タンパク質は、満腹感を持続させる効果があります。タンパク質は消化に時間がかかるため、食事の満足感を高め、過食を抑制する助けになります。ダイエット中や食事制限をしている方にとって、ビーフジャーキーは満腹感を保ちながらカロリーを抑えるための適切な選択肢と言えます。
以上のように、ビーフジャーキーは高タンパク質で筋肉の形成や修復に貢献し、低炭水化物で血糖値の上昇を抑え、さらに高タンパク質で満腹感を持続させる効果があります。これらの特徴から、ビーフジャーキーは健康的な食事に役立つ食材として取り入れることができます。ただし、塩分の摂取量には注意が必要ですので、適量を守りながら摂取することが大切です。
おすすめ:ビーフジャーキーのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ビーフジャーキーに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
ビーフジャーキーの特徴
ビーフジャーキーは、牛肉を乾燥させて作られるお肉のおやつです。以下にビーフジャーキーの栄養データを見て、この食材の特徴を3つに絞って論じます。
1. ビーフジャーキーはナトリウムやカリウムが多い
ビーフジャーキーはナトリウムやカリウムが多く含まれています。ナトリウムは1900 mg、カリウムは760 mgという数値が示されています。これは、ビーフジャーキーを食べることで、体内の電解質バランスを整えるのに役立つことを意味します。
2. ビーフジャーキーは鉄や亜鉛が多い
また、ビーフジャーキーには鉄や亜鉛も多く含まれています。鉄は6.4 mg、亜鉛は8.8 mgという数値が示されています。これらの栄養素は、赤血球の形成や免疫機能の維持に重要な役割を果たします。そのため、ビーフジャーキーを摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。
3. ビーフジャーキーはカルシウムやマンガンが普通
一方で、ビーフジャーキーにはカルシウムやマンガンは普通の量しか含まれていません。カルシウムは13 mg、マンガンは0.13 mgという数値が示されています。これらの栄養素は骨や歯の健康に関与していますが、ビーフジャーキーを主要なカルシウムやマンガンの摂取源とするには、他の食材との組み合わせが必要です。
以上のように、ビーフジャーキーはナトリウムやカリウム、鉄や亜鉛が多く含まれており、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。しかし、カルシウムやマンガンは普通の量しか含まれておらず、他の食材との組み合わせが必要です。ビーフジャーキーはおいしいおやつとして楽しむことができますが、バランスの取れた食事との組み合わせが大切です。
ビーフジャーキーに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
ビーフジャーキーのビタミン含有量の特徴
ビーフジャーキーに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの含有量が少ない
ビーフジャーキーに含まれるビタミンAは、レチノールが5 μgであり、他のカロテン類は0 μgです。これにより、ビーフジャーキーはビタミンAの供給源としてはあまり適していないことがわかります。
2. ビタミンDの含有量が多い
ビーフジャーキーに含まれるビタミンDは、0.3 μgと比較的多いです。ビタミンDは骨の健康維持や免疫機能の向上に重要な役割を果たしており、ビーフジャーキーはこのビタミンの供給源として適していると言えます。
3. ビタミンB群の含有量が多い
ビーフジャーキーに含まれるビタミンB1、B2、ナイアシン、B6、B12、パントテン酸、ビオチンは、それぞれ0.13 mg、0.45 mg、12 mg、0.85 mg、3.5 μg、1.25 mg、4.5 μgと多く含まれています。これにより、ビーフジャーキーはエネルギー代謝や神経機能の維持に必要なビタミンB群の供給源として適していることがわかります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はビーフジャーキーの使用例としてレシピをご紹介します。
ビーフジャーキーを使ったレシピ8選!
#1 ビーフジャーキーとチーズの薄焼きスコーン
ビーフジャーキー、レッドチェダーチーズ、薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖、粗挽き黒コショウ、牛乳、バター
ビーフジャーキーとチーズの香ばしい風味がやみつきになる薄焼きのスコーンレシピ。おつまみに最適な甘くないスコーンは、独特な深みのあるレッドチェダーチーズが最高の組み合わせ。…
レシピを見る#2 オーブンで作れる! ビーフジャーキー
牛ももブロック肉、黒こしょう、みりん、砂糖、しょうゆ
このレシピは、オーブンで簡単に作れるビーフジャーキーの作り方です。牛ももブロック肉を黒こしょうをふった後、120℃に予熱したオーブンで30分ずつ焼くだけで、肉の旨味が凝縮されたビールに合うおつまみが完成します。…
レシピを見る#3 おつまみにアレンジ! ビーフジャーキーのハッシュドポテト
ビーフジャーキー、片栗粉、こしょう、サラダ油
ビーフジャーキーとじゃがいもを使った、おつまみになるハッシュドポテトのレシピ。マッシュしたじゃがいもに、旨味豊富なビーフジャーキーを加えて成形。…
レシピを見る#4 オーブンで作る♪ 麻辣ビーフジャーキー
牛ももブロック肉、砂糖、しょうゆ、豆板醤、チリパウダー
このレシピは、オーブンで簡単に作れる麻辣ビーフジャーキーのレシピです。牛ももブロック肉を薄切りにし、酒、砂糖、しょうゆ、豆板醤、チリパウダーなどを加えておくと、脂の甘みと豆板醤のピリッとした辛さが特徴的な一品が完成します。…
レシピを見る#5 オーブンで作れる! ジューシービーフジャーキー
牛バラ肉[焼肉用、こしょう、みりん、砂糖、しょうゆ
このレシピは牛バラ肉を使ったビーフジャーキー料理です。牛肉を漬け込んでから、オーブンで時間をかけて焼き上げます。…
レシピを見る#6 うまみたっぷり! ビーフジャーキーと玉ねぎのスープ
ビーフジャーキー、有塩バター、黒こしょう
このレシピはビーフジャーキーを使ったスープです。ビーフジャーキーをスープにアレンジすることで、うまみたっぷりのスープができます。…
レシピを見る#7 タンパク質が摂れるパスタ
スパゲティ、ほうれん草、ビーフジャーキー、玉ねぎ、バナナ、オリーブオイル、チリパウダー、ブラックペッパー
ビーフジャーキーと卵を使った、たんぱく質がたっぷりとれるパスタのレシピ。タンパク質と一緒にとりたい、マグネシウムやビタミンB6も同時にとれる考え抜かれた一品です。…
レシピを見る#8 青いパパイヤのサラダ
青いパパイヤ、紫玉ねぎ、きゅうり、ニョクマムだれ、香菜、ビーフジャーキー、えびせん
せん切りにした青いパパイヤ、紫玉ねぎ、きゅうりをニョクマムだれであえたサラダのレシピ。「青いパパイヤ」は熟れてオレンジになる前のパパイヤで、シャキシャキした歯応えが特徴です。…
レシピを見る最後に、ビーフジャーキーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ビーフジャーキー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 304 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 6.4 | g | |
└糖質 | 14.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 54.8 | g | 多い |
脂質 | 7.8 | g | 普通 |
「ビーフジャーキー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 24.4 | g | 低い |
有機酸 | 1.6 | g | 多い |
灰分 | 6.6 | g | 多い |
コレステロール | 150 | mg | 多い |
食塩相当量 | 4.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ビーフジャーキー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1900 | mg | 多い |
カリウム | 760 | mg | 多い |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 54 | mg | 多い |
リン | 420 | mg | 多い |
鉄 | 6.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 8.8 | mg | 多い |
銅 | 0.25 | mg | 多い |
マンガン | 0.13 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 5 | μg | 多い |
セレン | 38 | μg | 多い |
クロム | 11 | μg | 多い |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 5 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 5 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 8 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.13 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.45 | mg | 多い |
ナイアシン | 12.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.85 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.25 | mg | 多い |
ビオチン | 4.5 | μg | 多い |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
ビタミンE及びビタミンC: 酸化防止用として添加された食品を含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ビーフジャーキーと同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。