このページでは牛そともも肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
牛そともも肉のカロリーは244kcal(100gあたり)!これってどうなの?
牛そともも肉の可食部100gあたりのカロリーは、244kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中475位です。これは多い順にすると上位29%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので牛そともも肉のカロリーを評価すると、127件中40位です。これは上位から31%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 244Kcal |
全体での評価 | 475位 / 1592件中(上位29%…高い) |
「肉」ジャンル内での評価 | 40位 / 127件中(上位31%…平均的) |
牛そともも肉はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ牛そともも肉のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
牛そともも肉のカロリーはなぜ高いのか?
牛そともも肉は、可食部100gあたり244kcalのカロリーがあります。他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
カロリー
牛そともも肉は、100gあたり244kcalのカロリーがあります。このカロリーは他の食材と比較して高いです。牛そともも肉は、タンパク質や脂質が豊富に含まれており、それによってカロリーが高くなっています。
糖質
牛そともも肉は、100gあたり4.6gの糖質が含まれています。この糖質の量はかなり低いと言えます。糖質の少なさも、カロリーが高くなる要因の一つです。
食物繊維
牛そともも肉には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助ける役割があり、食物繊維の量が少ないため、牛そともも肉のカロリーが高くなっています。
タンパク質
牛そともも肉は、100gあたり17.8gのタンパク質が含まれています。この量は多いと言えます。タンパク質は筋肉の材料として重要な栄養素であり、タンパク質の多さもカロリーが高くなる要因です。
脂質
牛そともも肉は、100gあたり20gの脂質が含まれています。この量は多いと言えます。脂質はエネルギー源として重要な栄養素であり、脂質の多さもカロリーが高くなる要因です。
以上のように、牛そともも肉のカロリーが高い理由は、タンパク質や脂質の多さによるものです。これらの栄養素が豊富に含まれているため、カロリーが高くなっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「牛そともも肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.6g | 4 | 18.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 17.8g | 4 | 71.2kcal |
脂質 | 20.0g | 9 | 180kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「牛そともも肉」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、180kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
牛そともも肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
牛そともも肉は、低糖質ダイエットに使える?
牛肉は、たんぱく質を豊富に含む優れた食材として知られています。中でも「牛そともも肉」は、その中でも注目される部位の一つです。そこで、今回は牛そともも肉が低糖質ダイエットにどのように効果的なのかについてご紹介いたします。
牛そともも肉の糖質量は4.6g
まず、牛そともも肉の糖質量についてご説明いたします。牛そともも肉は、100gあたりの糖質量が4.6gとされています。この数値は、低糖質ダイエットを実践する上で非常に優れたポイントと言えます。
牛そともも肉のたんぱく質効果
牛そともも肉には、たんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は、筋肉の合成や修復に不可欠な栄養素です。低糖質ダイエットでは、炭水化物の摂取を制限することが求められますが、その代わりにたんぱく質を積極的に摂取することが大切です。牛そともも肉は、たんぱく質を豊富に含んでいるため、ダイエット中でも必要な栄養素を摂取することができます。
牛そともも肉の食べ方のポイント
牛そともも肉を低糖質ダイエットに効果的に活用するためには、食べ方のポイントを押さえることが重要です。まず、調理方法には焼きや煮込みなど、脂を落とす工夫をすることがおすすめです。また、付け合わせには低糖質の野菜を選ぶことで、バランスの良い食事を実現することができます。
まとめ
牛そともも肉は、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。糖質量が4.6gという低い数値でありながら、たんぱく質を豊富に含んでいるため、ダイエット中でも必要な栄養素を摂取することができます。食べ方のポイントを押さえることで、さらなる効果が期待できます。ぜひ、牛そともも肉を上手に活用して、健康的な低糖質ダイエットを実践してみてください。
牛そともも肉は、低脂質ダイエットに使える!?
牛そともも肉は、低脂質ダイエットに不向き
牛そともも肉は、低脂質ダイエットには不向きな食材です。一般的に、低脂質ダイエットでは、脂肪摂取量を制限し、健康的な体重管理を目指すことが求められます。しかし、牛そともも肉は、その目的には適していないと言わざるを得ません。
牛そともも肉の脂肪含有量
牛そともも肉の脂肪含有量は、20gと比較的高いです。低脂質ダイエットでは、通常、脂肪摂取量を10g以下に抑えることが推奨されています。そのため、牛そともも肉は、この基準を超えており、低脂質ダイエットには不向きな食材と言えます。
牛そともも肉の他の栄養価
牛そともも肉には、脂肪以外の栄養素も含まれています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、これらの栄養素は健康維持に重要な役割を果たします。しかし、低脂質ダイエットでは、脂肪摂取量を制限することが主な目的であるため、他の栄養素の摂取については考慮しなければなりません。
低脂質ダイエットに適した肉の選択肢
低脂質ダイエットを実践する際には、脂肪含有量の少ない肉を選ぶことが重要です。例えば、鶏むね肉や魚介類は、脂肪含有量が比較的低く、低脂質ダイエットに適した食材と言えます。これらの食材を積極的に取り入れることで、脂肪摂取量を制限しながらも、必要な栄養素を摂取することができます。
まとめ
牛そともも肉は、低脂質ダイエットには不向きな食材です。脂肪含有量が比較的高く、低脂質ダイエットの目標には合致しません。低脂質ダイエットを実践する際には、脂肪含有量の少ない肉を選ぶことが重要です。鶏むね肉や魚介類などを適切に組み合わせることで、健康的な体重管理を実現することができます。
最後に、牛そともも肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛そともも肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 244 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.5 | g | |
└糖質 | 4.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.8 | g | 多い |
脂質 | 20.0 | g | 多い |
「牛そともも肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 60.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 68 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛そともも肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 46 | mg | 普通 |
カリウム | 310 | mg | 普通 |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 1.1 | mg | 普通 |
亜鉛 | 3.7 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 1 | μg | 普通 |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 8 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.7 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.39 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.89 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: 黒毛和種(去勢)/皮下脂肪: 6.0 %、筋間脂肪: 11.4 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛そともも肉と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。