このページでは牛ハチノスのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
牛ハチノスのカロリーは186kcal(100gあたり)!これってどうなの?
牛ハチノスの可食部100gあたりのカロリーは、186kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中653位です。これは多い順にすると上位41%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので牛ハチノスのカロリーを評価すると、127件中76位です。これは上位から59%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 186Kcal |
全体での評価 | 653位 / 1592件中(上位41%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 76位 / 127件中(上位59%…やや低い) |
牛ハチノスはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ牛ハチノスのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
なぜ牛ハチノスのカロリーは平均的なのか?
牛ハチノスは、可食部100gあたりのカロリーが186kcalで、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
カロリー
牛ハチノスのカロリーは、可食部100gあたり186kcalです。これは、他の食材と比較して平均的な値です。カロリーは、食物を消化しエネルギーに変換する際に必要な量を示しており、一般的な食材と比べて特に高くも低くもありません。
糖質
牛ハチノスの糖質は、可食部100gあたり3.7gです。これは、他の食材と比較してかなり低い値です。糖質は、体内でエネルギー源として利用されるため、低い糖質量はダイエットや血糖値管理を考える人にとって好ましい特徴です。
食物繊維
牛ハチノスには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は、腸内環境を整えたり便通を促進する役割がありますが、牛ハチノスには含まれていないため、食物繊維を摂取するためには他の食材との組み合わせが必要です。
タンパク質
牛ハチノスのタンパク質は、可食部100gあたり12.4gです。これは、他の食材と比較して普通の値です。タンパク質は、筋肉や骨の修復や再生に必要な栄養素であり、一般的な食材と比べて特に多くも少なくもありません。
脂質
牛ハチノスの脂質は、可食部100gあたり15.7gです。これは、他の食材と比較して多い値です。脂質は、エネルギー源として利用されるほか、脂溶性ビタミンの吸収や細胞の構成要素としても重要な役割を果たしています。牛ハチノスは脂質が多いため、摂取する際には適量に注意が必要です。
以上の栄養データを考慮すると、牛ハチノスのカロリーは他の食材と比較して平均的と評価されています。ただし、糖質や脂質の量には注意が必要であり、バランスの取れた食事に組み込むことが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「牛ハチノス」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.7g | 4 | 14.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 12.4g | 4 | 49.6kcal |
脂質 | 15.7g | 9 | 141.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「牛ハチノス」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、141.3kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
牛ハチノスは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
牛ハチノスは、低糖質ダイエットに使える?
牛肉の中でも、特に注目されている部位の一つが「牛ハチノス」です。牛ハチノスは、糖質量が3.7gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的と言われています。
牛ハチノスの特徴
牛ハチノスは、牛の第8胃の内側の部分であり、独特の食感と味わいがあります。一般的には、焼肉や鍋料理などで使用されることが多く、多くの人に親しまれています。
低糖質ダイエットとは?
低糖質ダイエットは、炭水化物の摂取を制限し、血糖値の上昇を抑える食事法のことです。糖質を制限することにより、体内の脂肪をエネルギーとして利用しやすくなり、ダイエット効果が期待できます。
牛ハチノスの糖質量
牛ハチノスの糖質量は、3.7gと比較的低いです。これは、低糖質ダイエットを実践している人にとっては嬉しい情報です。糖質を制限しながらも、美味しい肉料理を楽しむことができます。
牛ハチノスの栄養価
牛ハチノスには、たんぱく質やビタミンB群、鉄分などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、体の健康維持やエネルギー代謝に不可欠な役割を果たしています。低糖質ダイエットを実践しながら、栄養をしっかりと摂取することができます。
まとめ
牛ハチノスは、糖質量が3.7gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的と言えます。また、栄養価も高く、たんぱく質やビタミンB群、鉄分などが豊富に含まれています。低糖質ダイエットを実践しながら、美味しい肉料理を楽しむことができるので、食事のバリエーションを広げたい方にはおすすめです。ただし、個々の体質や目標に合わせた食事プランを立てることが重要です。
牛ハチノスは、低脂質ダイエットに使える!?
牛ハチノスは、低脂質ダイエットに不向き
牛肉は、多くの人にとって美味しい食材の一つです。その中でも、牛ハチノスは特に注目されています。牛ハチノスは、牛の胃の一部であり、ヘルシーな食材として知られています。
低脂質ダイエットに向いていると言われる牛ハチノス
牛ハチノスは、低脂質ダイエットに適していると言われています。その理由は、牛ハチノスの脂質量が比較的低いからです。実際、牛ハチノス100gあたりの脂質量は15.7gとなっています。
しかし、低脂質ダイエットには不向きな一面も
一方で、牛ハチノスは低脂質ダイエットには不向きな一面もあります。その理由は、牛ハチノスに含まれる脂肪の種類です。牛ハチノスには、飽和脂肪酸やコレステロールが多く含まれています。
飽和脂肪酸は、心臓病や高血圧のリスクを高めるとされています。また、コレステロールは、動脈硬化や体内の脂質代謝に悪影響を与える可能性があります。これらの成分が多く含まれているため、牛ハチノスを過剰に摂取することは、健康に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
バランスの取れた食事が重要
低脂質ダイエットを実践する際には、バランスの取れた食事が重要です。牛ハチノスを摂取する場合には、他の脂質の摂取量にも注意する必要があります。例えば、野菜や魚などの低脂質な食材と組み合わせることで、バランスの取れた食事を実現することができます。
まとめ
牛ハチノスは、低脂質ダイエットには不向きな食材です。脂質量が比較的低いものの、飽和脂肪酸やコレステロールが多く含まれています。適量を守り、他の低脂質な食材とバランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
最後に、牛ハチノスの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛ハチノス」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 186 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 12.4 | g | 普通 |
脂質 | 15.7 | g | 多い |
「牛ハチノス」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 71.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.3 | g | 低い |
コレステロール | 130 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛ハチノス」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 39 | mg | 普通 |
カリウム | 64 | mg | 低い |
カルシウム | 7 | mg | 低い |
マグネシウム | 6 | mg | 低い |
リン | 55 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (Tr) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 16 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 2.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.44 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: はちのす
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛ハチノスと同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。