このページでは牛の大腸のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
牛の大腸のカロリーは150kcal(100gあたり)!これってどうなの?
牛の大腸の可食部100gあたりのカロリーは、150kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中762位です。これは多い順にすると上位47%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので牛の大腸のカロリーを評価すると、127件中90位です。これは上位から70%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 150Kcal |
全体での評価 | 762位 / 1592件中(上位47%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 90位 / 127件中(上位70%…やや低い) |
牛の大腸はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ牛の大腸のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
牛の大腸のカロリーは平均的な理由
牛の大腸は、可食部100gあたり150kcalのカロリーを含んでいます。この値は他の食材と比較して「平均的」と評価されています。なぜなら、牛の大腸には以下の栄養データが含まれているからです。
糖質がかなり低い
牛の大腸に含まれる糖質は、可食部100gあたり2.8gとかなり低いです。糖質はエネルギーの源となるため、低い値はダイエットや血糖値の管理を考える人にとっては好ましいです。
食物繊維は無し
牛の大腸には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化をサポートし、便通を促進する役割がありますが、牛の大腸にはその効果が期待できません。
タンパク質は普通
牛の大腸には可食部100gあたり9.3gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織や筋肉の修復に必要な栄養素であり、普通の量と言えます。
脂質が多い
牛の大腸には可食部100gあたり13gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると肥満や心臓病のリスクが高まる可能性があります。そのため、脂質の摂取量には注意が必要です。
以上の栄養データから見ると、牛の大腸のカロリーは平均的と評価されています。糖質は低く、食物繊維は含まれていませんが、タンパク質は普通の量であり、脂質はやや多いです。バランスの取れた食事を心がけることが重要であり、牛の大腸を摂取する場合には適量を守るようにしましょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「牛の大腸」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.8g | 4 | 11.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 9.3g | 4 | 37.2kcal |
脂質 | 13.0g | 9 | 117kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「牛の大腸」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、117kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
牛の大腸は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
牛の大腸は、低糖質ダイエットに使える?
こんにちは、皆さん。今回は、肉(牛肉)の「牛の大腸」についてお話しします。牛の大腸は、糖質量が2.8gと比較的低いです。そのため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、少し効果的な食材と言えるでしょう。
低糖質ダイエットの効果
まず、低糖質ダイエットについてご説明します。低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで、体重の減少や血糖値の安定化を促すダイエット方法です。糖質は、体内でエネルギー源として利用されますが、摂りすぎると余分なエネルギーとして蓄積され、体重増加や血糖値の上昇を引き起こすことがあります。
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を制限することで、体内の糖質を使い切り、脂肪を燃焼させる効果が期待されます。また、血糖値の上昇を抑えることで、インスリンの分泌も抑制され、脂肪の蓄積を防ぐことができます。
牛の大腸の特徴
牛の大腸は、低糖質ダイエットに適した食材として注目されています。なぜなら、牛の大腸は糖質量が2.8gと比較的低いため、糖質制限を行っている方にとっては、摂取しやすい食材だからです。
また、牛の大腸には、たんぱく質やビタミンB群、鉄分などの栄養素も豊富に含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中に不足しがちなものであり、健康を維持する上でも重要な役割を果たします。
牛の大腸の調理方法
牛の大腸を使った料理は、様々なバリエーションがあります。例えば、炒め物や煮込み料理、スープなど、さまざまな調理方法で楽しむことができます。
調理の際には、牛の大腸をよく洗い、臭みを取るために下茹ですることがポイントです。また、脂っこい料理になりがちなので、調理方法や調味料の選択にも注意が必要です。
まとめ
牛の大腸は、糖質量が2.8gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。また、栄養素も豊富に含まれており、健康を維持する上でも有益です。
ただし、個々の体質や状態によっては、牛の大腸を摂取することで問題が生じる場合もあります。ですので、食事のバランスを考えながら、適量を摂取することが大切です。
牛の大腸は、低脂質ダイエットに使える!?
牛の大腸は、低脂質ダイエットに不向き
牛の大腸は、低脂質ダイエットには不向きな食材です。牛の大腸には、1個あたり13gもの脂質が含まれています。これは、低脂質ダイエットを目指す人にとっては避けるべき食材と言えます。
牛の大腸の脂質含有量
牛の大腸は、一般的にはあまり知られていない食材ですが、脂質含有量が高いことが特徴です。1個あたり13gもの脂質が含まれているため、低脂質ダイエットを実践している人にとっては避けるべき食材となります。
低脂質ダイエットの重要性
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理や心臓疾患の予防に効果的な方法として知られています。脂質は高カロリーであり、摂り過ぎると体重増加や動脈硬化のリスクが高まります。そのため、脂質摂取量を制限することは、健康維持にとって重要な要素となります。
牛の大腸と低脂質ダイエット
牛の大腸は、脂質含有量が13gと高く、低脂質ダイエットには不向きな食材です。特に、脂質摂取量を制限している人にとっては、牛の大腸を摂取することは避けるべきです。代わりに、低脂肪の食材や野菜を選ぶことで、健康的な食事を実践することができます。
まとめ
牛の大腸は、低脂質ダイエットには不向きな食材です。脂質含有量が13gと高く、脂質摂取量を制限することが重要な低脂質ダイエットにおいては、牛の大腸を摂取することは避けるべきです。代わりに、低脂肪の食材や野菜を選ぶことで、健康的な食事を実践しましょう。
最後に、牛の大腸の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛の大腸」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 150 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 2.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 9.3 | g | 普通 |
脂質 | 13.0 | g | 多い |
「牛の大腸」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 77.2 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | 150 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「牛の大腸」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 61 | mg | 普通 |
カリウム | 120 | mg | 普通 |
カルシウム | 9 | mg | 低い |
マグネシウム | 8 | mg | 低い |
リン | 77 | mg | 普通 |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.3 | mg | 多い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.05 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 2 | μg | 普通 |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (Tr) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 15 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 1.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.66 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 6 | mg | 多い |
別名: しまちょう、てっちゃん
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛の大腸と同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。