このページでは牛レバーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
牛レバーのカロリーは119kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
牛レバーの可食部100gあたりのカロリーは、119kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中877位です。これは多い順にすると上位55%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので牛レバーのカロリーを評価すると、127件中97位です。これは上位から76%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 119Kcal |
全体での評価 | 877位 / 1592件中(上位55%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 97位 / 127件中(上位76%…低い) |
牛レバーはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ牛レバーのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:サントリー
なぜ牛レバーのカロリーは平均的のか?
牛レバーは、肉(牛肉)の一部であり、可食部100gあたりのカロリーは119kcalと評価されています。このカロリーは他の食材と比較して「平均的」とされています。なぜ牛レバーのカロリーが平均的なのか、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
カロリー
牛レバーの可食部100gあたりのカロリーは119kcalです。このカロリーは他の食材と比較して平均的と評価されています。
糖質
牛レバーの可食部100gあたりの糖質は7.4gで、低いと評価されています。糖質の摂取量を気にする方にとっては、牛レバーは糖質制限の食事に適していると言えます。
食物繊維
牛レバーには食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立つため、食物繊維を摂取することが重要です。牛レバーは食物繊維が含まれていないため、他の食材と比較して栄養バランスが偏っていると言えます。
タンパク質
牛レバーの可食部100gあたりのタンパク質は19.6gで、多いと評価されています。タンパク質は身体の組織や筋肉の形成に重要な栄養素であり、牛レバーはタンパク質を豊富に含んでいるため、栄養価が高いと言えます。
脂質
牛レバーの可食部100gあたりの脂質は3.7gで、普通と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂取量を適切に管理する必要があります。牛レバーは脂質の摂取量を適度に抑えることができるため、平均的なカロリーと評価されているのかもしれません。
以上の栄養データを考慮すると、牛レバーはカロリーが平均的であり、糖質が低く、タンパク質が多いという特徴があります。ただし、食物繊維が含まれていないため、栄養バランスには注意が必要です。牛レバーを食べる際には、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「牛レバー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 7.4g | 4 | 29.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 19.6g | 4 | 78.4kcal |
脂質 | 3.7g | 9 | 33.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「牛レバー」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、78.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
牛レバーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
牛レバーは、低糖質ダイエットに使える?
牛肉は、たんぱく質を豊富に含み、ダイエットにおいて重要な栄養素です。その中でも、牛レバーは特に注目される食材の一つです。しかし、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、牛レバーが適しているのか疑問が生じるかもしれません。
牛レバーの糖質量
牛レバー100gあたりの糖質量は、約7.4gです。一般的な低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を20g以下に抑えることが推奨されています。このことから考えると、牛レバーは低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きと言えるでしょう。
牛レバーの栄養価
しかし、牛レバーは糖質量が控えめである一方で、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。特に、ビタミンAや鉄分の含有量が多く、健康維持に役立つ成分です。また、牛レバーにはコレステロールも含まれていますが、コレステロールの摂取が健康に悪影響を及ぼすわけではありません。
牛レバーの摂取方法
低糖質ダイエットを行っている方でも、牛レバーを摂取する方法はあります。例えば、牛レバーを少量使用して、他の低糖質の野菜やたんぱく質源と組み合わせることで、バランスの取れた食事を作ることができます。また、牛レバーを調理する際には、油を控えめに使用することもポイントです。
まとめ
牛レバーは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きと言えますが、糖質量は控えめです。そのため、低糖質ダイエットを行っている方でも適度な量で摂取することは可能です。牛レバーには豊富な栄養素が含まれており、健康維持に役立つ食材です。適切な調理法や組み合わせを考えながら、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
牛レバーは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
牛レバーは、低脂質ダイエットに使える?
牛肉の中でも特に栄養価が高いとされる「牛レバー」。ダイエット中の方にとって、脂質の摂取量は気になるポイントですよね。では、牛レバーは低脂質ダイエットに使えるのでしょうか?
牛レバーの脂質量は控えめ
まず、牛レバーの脂質量について見てみましょう。牛レバー100gあたりの脂質量は約3.7gとなっています。一般的な肉に比べると、少ない方ではありますが、低脂質とは言い難いですね。
牛レバーの栄養価
しかし、牛レバーは低脂質である一方で、栄養価が非常に高いことも特徴です。牛レバーには、ビタミンA、ビタミンB12、鉄分、亜鉛などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、美肌や免疫力アップ、貧血の予防などに役立つとされています。
バランスの取れた食事が重要
牛レバーは低脂質ダイエットにおいて、どちらかというと不向きと言えるかもしれません。しかし、脂質の量は控えめなので、食事のバランスを考える上で選択肢の一つとなります。牛レバーを摂取する際には、他の食材との組み合わせや調理方法にも注意が必要です。
まとめ
牛レバーは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きですが、脂質の量は控えめです。その代わりに栄養価が高く、ビタミンやミネラルが豊富に含まれています。ダイエット中の方は、牛レバーを適度な量で摂取し、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
最後に、牛レバーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牛レバー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 119 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 3.7 | g | |
└糖質 | 7.4 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.6 | g | 多い |
脂質 | 3.7 | g | 普通 |
「牛レバー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 71.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | 240 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「牛レバー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 55 | mg | 普通 |
カリウム | 300 | mg | 普通 |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 330 | mg | 多い |
鉄 | 4.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.8 | mg | 多い |
銅 | 5.30 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 4 | μg | 多い |
セレン | 50 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 94 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 1100 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 40 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 1100 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.22 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 3.00 | mg | 多い |
ナイアシン | 14.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.89 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 53.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 6.40 | mg | 多い |
ビオチン | 76.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 30 | mg | 多い |
別名: レバー/試料: 和牛
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
牛レバーと同じ肉の牛肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
牛肩肉 | 258 | 2.0 | 17.7 | 22.3 | (0) |
牛肩ロース肉 | 380 | 4.6 | 13.8 | 37.4 | (0) |
牛リブロース肉 | 514 | 3.4 | 9.7 | 56.5 | (0) |
牛サーロイン肉 | 460 | 4.9 | 11.7 | 47.5 | (0) |
牛バラ肉 | 472 | 6.0 | 11.0 | 50.0 | (0) |
牛もも肉 | 235 | 4.8 | 19.2 | 18.7 | (0) |
牛そともも肉 | 244 | 4.6 | 17.8 | 20.0 | (0) |
牛ランプ肉 | 319 | 4.7 | 15.1 | 29.9 | (0) |
牛ヒレ肉 | 207 | 4.0 | 19.1 | 15.0 | (0) |
牛カルビ肉 | 212 | 3.8 | 20.1 | 15.4 | (0) |
牛ステーキ肉 | 273 | 5.4 | 17.4 | 23.7 | (0) |
牛しゃぶしゃぶ肉 | 117 | 3.4 | 21.2 | 4.3 | (0) |
牛肉 | 580 | 6.9 | 6.3 | 64.4 | (0) |
ミスジ | 214 | 4.9 | 18.4 | 16.4 | (0) |
牛シャトーブリアン | 123 | 2.9 | 20.5 | 4.8 | (0) |
牛ひき肉 | 251 | 3.6 | 17.1 | 21.1 | (0) |
牛タン肉 | 318 | 3.2 | 13.3 | 31.8 | (0) |
牛ハツ | 128 | 4.3 | 16.5 | 7.6 | (0) |
牛レバー | 119 | 7.4 | 19.6 | 3.7 | (0) |
牛の腎臓(ジンギスカン肉) | 118 | 4.6 | 16.7 | 6.4 | (0) |
牛モツ・センマイ | 166 | 6.8 | 24.5 | 8.4 | (0) |
牛ハチノス | 186 | 3.7 | 12.4 | 15.7 | (0) |
牛ミノ | 57 | 2.9 | 11.7 | 1.3 | (0) |
牛シマチョウ | 308 | 3.7 | 11.1 | 30.0 | (0) |
牛の小腸 | 268 | 3.5 | 9.9 | 26.1 | (0) |
牛の大腸 | 150 | 2.8 | 9.3 | 13.0 | (0) |
牛の直腸 | 106 | 3.1 | 11.6 | 7.0 | (0) |
牛スジ肉 | 157 | 0.8 | 31 | 5.1 | (0) |
牛の子宮 | 95 | 0.6 | 18.4 | 3.0 | (0) |
尾肉(牛テール) | 440 | 3.4 | 11.6 | 47.1 | (0) |
ローストビーフ | 190 | 4.1 | 21.7 | 11.7 | (0) |
コンビーフの缶詰 | 191 | 3.4 | 19.8 | 13.0 | (0) |
ビーフジャーキー | 304 | 14.1 | 54.8 | 7.8 | (0) |
スモークタン | 273 | 4.5 | 18.1 | 23.0 | (0) |
牛ハラミ肉 | 288 | 2.8 | 14.8 | 27.3 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。