このページでは、野菜の甘酢れんこんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
甘酢れんこんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは甘酢れんこんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 66 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.5 | g | |
└糖質 | 14.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「れんこん 甘酢れんこん」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、甘酢れんこんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
甘酢れんこんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:YouTube
甘酢れんこんとは?どんな食材?
甘酢れんこんは、野菜加工品の一つであり、れんこんを主成分とした料理です。れんこんは、日本の伝統的な野菜であり、根菜の一種です。甘酢れんこんは、れんこんを薄切りにし、甘酢に漬け込んで作られます。
甘酢れんこんの特徴
甘酢れんこんは、その名前の通り、甘くて酸っぱい味わいが特徴です。れんこん自体はシャキシャキとした食感があり、甘酢に漬けることでさらに食べやすくなります。甘酢れんこんは、爽やかな酸味と甘さが絶妙に調和しており、食欲をそそる美味しさがあります。
甘酢れんこんの使い方
甘酢れんこんは、主におかずやおつまみとして利用されます。単品で食べるだけでなく、サラダや煮物、巻き物の具材としても使用されます。また、そのまま食べるだけでなく、他の食材との相性も良く、料理のアクセントとしても活用できます。甘酢れんこんの食感や味わいは、食卓に彩りを添えること間違いありません。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は甘酢れんこんがダイエットにどう役立つか説明します!
甘酢れんこんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
甘酢れんこんは可食部100gあたり66kcalと低カロリーです。カロリーが低いため、摂取することでダイエット中でも食事制限を気にせずに満腹感を得ることができます。また、野菜を主成分としているため、栄養バランスも考えられた食事に役立ちます。
2. 食物繊維が多く含まれているため、腸内環境の改善に寄与する
甘酢れんこんには可食部100gあたり2.3gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境の改善に寄与し、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は食事の満腹感を高めるため、食べ過ぎを防ぐことにも役立ちます。
3. 塩分が多いため、食事のバランスを考えた摂取が必要
甘酢れんこんには可食部100gあたり1.4gの塩分が含まれています。塩分の摂り過ぎは高血圧や体調不良の原因となるため、摂取量には注意が必要です。食事のバランスを考え、塩分の摂取量を調整することが大切です。
おすすめ:甘酢れんこんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
甘酢れんこんに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
甘酢れんこんの特徴
甘酢れんこんは、無機質栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. ナトリウムが多い
甘酢れんこんは、可食部100gあたりに550 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与しており、適量摂取する必要があります。しかし、摂りすぎると高血圧や体の浮腫などの健康リスクがあるため、塩分摂取には注意が必要です。
2. カリウムやカルシウムなどが低い
甘酢れんこんには、カリウムやカルシウム、マグネシウム、リン、鉄などの栄養素が低い量しか含まれていません。これらの栄養素は体内の機能や健康維持に重要な役割を果たしており、不足すると体の調子が悪くなる可能性があります。そのため、甘酢れんこんを食べる際には、他の食材とのバランスを考えて摂取することが大切です。
3. クロムやモリブデンが多い
一方で、甘酢れんこんにはクロムやモリブデンが多く含まれています。クロムは血糖値の調節や脂質代謝に関与しており、モリブデンは体内の酵素の構成要素として働いています。これらの栄養素は一部の食材にしか含まれていないため、甘酢れんこんを摂取することで、クロムやモリブデンの摂取量を増やすことができます。
以上のように、甘酢れんこんはナトリウムが多く、カリウムやカルシウムなどの栄養素が低い一方で、クロムやモリブデンが多く含まれています。バランスの取れた食事を心掛けるためには、甘酢れんこんを適度な量で摂取することが大切です。
甘酢れんこんに含まれるビタミンを解説!
甘酢れんこんのビタミンの特徴
甘酢れんこんに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの含有量はほとんど無し
甘酢れんこんに含まれるビタミンAは、レチノール、α-カロテン、β-クリプトキサンチンなどの成分がありますが、いずれもほとんど含まれていません。ビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たす栄養素ですが、甘酢れんこんからはほとんど摂取できません。
2. ビタミンEは普通の含有量
甘酢れんこんに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールのみが微量ながら含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化や酸化ストレスから身体を守る役割を果たします。甘酢れんこんからは普通の量のビタミンEを摂取することができます。
3. ビタミンCは多く含まれている
甘酢れんこんにはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは抗酸化作用や免疫力の向上に効果があり、また、コラーゲンの生成を促進するなど美肌効果も期待できます。甘酢れんこんを摂取することで、豊富なビタミンCを効果的に摂取することができます。
以上の特徴から、甘酢れんこんはビタミンAはほとんど含まれていないものの、ビタミンEは普通の量、ビタミンCは多く含まれていると言えます。ビタミンAを摂取したい場合には他の野菜を選ぶ必要がありますが、ビタミンEやビタミンCを摂取したい場合には甘酢れんこんを積極的に取り入れることができます。
なお、ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸・パントテン酸は甘酢れんこんには含まれていませんので、これらのビタミンを摂取したい場合には他の食材を選ぶ必要があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は甘酢れんこんの使用例としてレシピをご紹介します。
甘酢れんこんを使ったレシピ3選!
#1 甘酢れんこん炒め
れんこん、片栗粉、サラダ油、しょうゆ、みりん、砂糖、白いりごま、にんにく
れんこんを活用した、副菜におすすめの炒め物のレシピ。しょうゆと酢で、甘酢っぱい味わいに仕上げました。…
レシピを見る#2 韓国風野菜炒め弁当
牛こま切れ肉、にんじん、生しいたけ、たまねぎ、小松菜、焼き肉のたれ、春雨、こしょう、れんこん、等
忙しい朝でも時短で作れる韓国風野菜炒め弁当のレシピ。焼肉のたれを使うことで、簡単に味が決まる韓国風野菜炒め。…
レシピを見る#3 ちらしずし
米酢、砂糖、粗塩、にんじん、ごぼう、干ししいたけ、だし、しょうゆ、れんこん、等
お祝いメニューにもぴったりの、焼きあなごを使って丁寧に作るちらしずしのレシピ。にんじん、ごぼう、しいたけを「追い込み」という手法で煮ます。…
レシピを見る最後に、甘酢れんこんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「甘酢れんこん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 66 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 16.5 | g | |
└糖質 | 14.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「甘酢れんこん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 80.8 | g | 多い |
有機酸 | 0.5 | g | 多い |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「甘酢れんこん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 550 | mg | 多い |
カリウム | 14 | mg | 低い |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 1 | mg | 低い |
リン | 26 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | * | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | 0.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 7 | mg | 多い |
*ヨウ素: 第3章参照/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
甘酢れんこんと同じ野菜の野菜加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
茹でた枝豆 | 118 | 6.2 | 11.5 | 6.1 | 4.6 |
冷凍えだまめ | 143 | 5.6 | 13.0 | 7.6 | 7.3 |
グリンピースの水煮缶詰 | 82 | 13.8 | 3.6 | 0.4 | 6.9 |
じゅんさいの水煮びん詰 | 4 | 0 | 0.4 | 0 | 1.0 |
切干しだいこん | 280 | 51.3 | 9.7 | 0.8 | 21.3 |
たかなの葉 | 21 | 2.0 | 1.8 | 0.2 | 2.5 |
たけのこの水煮缶詰 | 22 | 2.6 | 2.7 | 0.2 | 2.3 |
めんま | 15 | 0.6 | 1.0 | 0.5 | 3.5 |
スイートコーンの缶詰 | 82 | 17.0 | 1.7 | 0.5 | 1.8 |
ホールトマト(食塩無添加) | 21 | 3.2 | 0.9 | 0.2 | 1.3 |
トマトジュース(食塩添加) | 15 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
べいなすの素揚げ | 177 | 5.1 | 1.0 | 17.0 | 1.8 |
にんじんジュース | 29 | 6.7 | 0.6 | 0.1 | 0.2 |
はくさいのキムチ | 27 | 2.7 | 2.3 | 0.1 | 2.2 |
ゆでブロッコリー | 30 | 2.3 | 3.9 | 0.4 | 4.3 |
切干しだいこんの油いため | 78 | 2.6 | 1.5 | 6.0 | 5.6 |
トマトジュース(食塩無添加) | 18 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩無添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
ナスの天ぷら | 165 | 11.5 | 1.6 | 14.0 | 1.9 |
にんじんグラッセ | 53 | 10.3 | 0.7 | 1.4 | 2.6 |
かんぴょうの甘煮 | 146 | 31.4 | 2.3 | 0.2 | 5.5 |
だいこんおろし | 25 | 3.0 | 0.6 | 0.2 | 5.1 |
だいこんおろし汁 | 12 | 2.7 | 0.3 | Tr | 0.1 |
甘酢れんこん | 66 | 14.2 | 0.6 | 0.2 | 2.3 |
冷凍ミックスベジタブル | 67 | 9.2 | 3.0 | 0.7 | 5.9 |
大根のいぶりがっこ | 76 | 13.9 | 1.1 | 0.3 | 7.1 |
電子レンジ加熱ブロッコリー | 56 | 8.4 | 5.7 | 0.7 | - |
野菜ジュース | 21 | 3.7 | 0.8 | 0.1 | 0.9 |
カットキャベツ | 15 | 1.9 | 1.1 | 0.1 | 1.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。