このページでは、野菜のれんこんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
れんこんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはれんこんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 66 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 15.5 | g | |
└糖質 | 14.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.0 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.9 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「れんこん 根茎 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、れんこんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
れんこんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
れんこんとは?どんな食材?
れんこんは、日本の伝統的な野菜であり、根菜類に分類されます。その特徴的な形状は、まるで鈴のような形をしており、その名前も「鈴根」という意味を持っています。
れんこんの特徴
れんこんは、外側は茶色くてゴツゴツとした皮を持ち、内側は白くてサクサクとした食感があります。形状や食感から、れんこんは水菜のような葉野菜ではなく、根菜として扱われることが多いです。
れんこんの風味と味わい
れんこんは、独特の風味と味わいを持っています。生のれんこんはさっぱりとした味わいで、シャキシャキとした食感が特徴です。加熱すると、れんこんは甘みが増し、ほくほくとした食感に変わります。
まとめ
れんこんは、鈴のような形状を持ち、外側はゴツゴツとした茶色の皮、内側は白くてサクサクとした食感が特徴的な野菜です。さっぱりとした味わいとシャキシャキとした食感があり、加熱すると甘みが増し、ほくほくとした食感に変わります。日本料理や和食の一部でよく使われる食材であり、さまざまな料理に活用することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はれんこんがダイエットにどう役立つか説明します!
れんこんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
れんこんの栄養データ
れんこんの栄養データ(可食部100gあたり)は以下の通りです。
- カロリー:66kcal(低い)
- 炭水化物:15.5g
- 糖質:14.1g(普通)
- 食物繊維:2g(普通)
- タンパク質:1.9g(低い)
- 脂質:0.1g(低い)
- 塩分:0.1g(低い)
れんこんの健康的な食事への役立ち方
れんこんは、以下の3つの理由から健康的な食事に役立つ食材です。
1. 低カロリーであるため、ダイエットや体重管理に適しています
れんこんは100gあたり66kcalと低カロリーです。カロリーを抑えた食事を心がけることは、ダイエットや体重管理に欠かせません。れんこんを食事に取り入れることで、満腹感を得ながらカロリーを抑えることができます。
2. 糖質と食物繊維のバランスが良く、血糖値の上昇を抑えます
れんこんに含まれる糖質は14.1gで、食物繊維は2gです。糖質と食物繊維のバランスが良いため、血糖値の上昇を抑える効果があります。血糖値の急激な上昇は、糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクを高めるため、れんこんを摂取することで血糖値のコントロールができます。
3. 脂質や塩分が低いため、健康的な食事に適しています
れんこんに含まれる脂質は0.1g、塩分は0.1gと低いです。脂質や塩分の摂り過ぎは、生活習慣病のリスクを高める要因となります。れんこんを積極的に摂取することで、健康的な食事のバランスを保つことができます。
以上の理由から、れんこんは低カロリーでありながら糖質と食物繊維のバランスが良く、さらに脂質や塩分も低いため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:れんこんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
れんこんに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムとマンガンが多い
れんこんは可食部100gあたりにカリウムが440 mg、マンガンが0.78 mg含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の機能をサポートする重要な栄養素です。また、マンガンは抗酸化作用があり、骨の形成や糖代謝にも関与しています。
2. ヨウ素が多い
れんこんには可食部100gあたりにヨウ素が9 μg含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、正常な代謝や成長に不可欠です。ヨウ素は他の食材ではあまり多く含まれていないため、れんこんはヨウ素の良い供給源となります。
3. ナトリウムが普通
れんこんには可食部100gあたりにナトリウムが24 mg含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与する栄養素ですが、摂り過ぎると高血圧や心臓病のリスクが高まることがあります。れんこんのナトリウム含有量は普通であり、バランスの取れた食事に適しています。
以上のように、れんこんはカリウムやマンガン、ヨウ素などの栄養素が豊富に含まれており、健康に良い影響を与える食材と言えます。また、ナトリウムの含有量も適度であるため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。
れんこんに含まれるビタミンを解説!
ビタミンA
れんこんに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンなどがあります。しかし、れんこんにはこれらの成分はほとんど含まれていません。特にレチノールやα-カロテンは無しです。一方、β-カロテンは3 μg含まれており、普通の量と言えます。レチノール活性当量も無しです。
ビタミンE
れんこんに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.6 mg含まれています。他の成分であるβ-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無しです。したがって、れんこんはビタミンEを摂取するためにはあまり適していないと言えます。
その他のビタミン
れんこんにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCが含まれています。ビタミンB1は0.1 mgで多い量ですが、ビタミンB2は0.01 mgで低い量です。ナイアシンとビタミンB6は0.4 mg、0.09 mgと普通の量です。パントテン酸、ビオチン、ビタミンCはそれぞれ0.89 mg、2.9 μg、48 mgと多い量です。
なお、れんこんにはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸は含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はれんこんの使用例としてレシピをご紹介します。
れんこんを使ったレシピ20選!
#1 おつまみにぴったり!キャベツとれんこんのアンチョビ炒め
キャベツ、れんこん、オリーブオイル、アンチョビ、にんにく、ブラックペッパー、白ワイン、粉チーズ
キャベツとれんこんを使った、アンチョビ炒めのレシピ。れんこんは薄切りにして酢水にさらし、キャベツはザク切りにします。…
レシピを見る#2 鶏むね肉とれんこんがあったらこれ!「鶏むね肉とれんこんのきんぴら」
鶏むね肉、人参、玉ねぎ、れんこん、ごま油、みりん、濃口醤油、三温糖、白ごま、等
鶏むね肉とれんこんを使った、きんぴらのレシピ。玉ねぎと人参を細切りにし、れんこんはイチョウ切りにします。…
レシピを見る#3 大きめカットが正解!基本の「れんこん・にんじんのきんぴら」
れんこん、人参、輪切り唐辛子、ごま油、和出汁、上白糖、白ごま、みりん、濃口醤油、等
れんこんと人参を使った、れんこんのきんぴらのレシピ。れんこんは酢水につけて変色を防ぎ、ごま油で炒めてから出汁で炒め煮にします。…
レシピを見る#4 れんこんのはさみ揚げ青のり風味
鶏ひき肉、れんこん、長ねぎ、お酢、生姜チューブ、ブラックペッパー、片栗粉、薄力粉、こめ油、等
鶏ひき肉と青のりを使った、お弁当のおかずにも使えるれんこんのはさみ揚げレシピ。衣は薄く漬けるのがオススメ。…
レシピを見る#5 魚肉ソーセージとれんこんのハーフパスタ
スパゲッティ、魚肉ソーセージ、れんこん、えのき、しそ、オリーブオイル、塩コショウ、白いりごま、味噌、等
えのきと魚肉ソーセージを使った、主食になるパスタのレシピ。パスタの半量をえのきに置き換えているので、カロリーは控えめ。…
レシピを見る#6 2種類の食感が楽しい!れんこんガレット
れんこん、小麦粉、粉チーズ、オリーブオイル、パセリ(みじん切り)
2種類の食感が楽しい!れんこんガレットのレシピは、角切りとすりおろしたれんこんを使って作るレシピです。小麦粉、粉チーズ、塩を混ぜ合わせ、4等分に分けて丸くて薄いガレット状に形を整えて、オリーブオイルを塗り、パセリを散らして20分焼くだけで簡単に作ることができます。…
レシピを見る#7 れんこんとズッキーニの鶏胸肉ハンバーグ
鶏胸肉、蓮根、ズッキーニ、玉ねぎ、牛乳、パン粉、塩胡椒、ナツメグ、クミン、等
鶏胸肉と蓮根を使った、メインにぴったりなハンバーグのレシピ。ズッキーニと蓮根でシャキシャキとした食感が楽しめるハンバーグに。…
レシピを見る#8 れんこんとえびのフワフワ揚げ団子
れんこん、むきえび、片栗粉、粗びき黒こしょう、揚げ油、ポン酢しょうゆ
れんこんとむきえびを使った、フワフワに仕上がる揚げ団子のレシピ。えびは冷凍のむきえびを使って簡単に。…
レシピを見る#9 れんこんとさつまいもの秋野菜酢豚風炒め
さつまいも、れんこん、しめじ、豚もも切り落とし、砂糖、しょうゆ、片栗粉、サラダ油
れんこんとさつまいもを使った、フライパン一つで作れる酢豚風炒めのレシピ。豚肉は丸めて使用。…
レシピを見る#10 ツナれんこんのパクチーもち
ノンオイルツナ缶、れんこん、にんじん、パクチー、ごま油、しょうゆ、お酢、輪切り唐辛子、ピーナッツ、等
れんこんとパクチーを使用した、主菜にぴったりなおもちのレシピ。片栗粉とすりおろしたれんこんを合わせておもちの様な食感に。…
レシピを見る#11 野菜の大量消費に!れんこん&ブロッコリーと彩り野菜のデリ風サラダ
れんこん、ブロッコリー、枝豆、ツナ缶、粉チーズ、マヨネーズ、オリーブオイル、こしょう
れんこんを使った、シャキシャキれんこんと彩り野菜のデリ風サラダのレシピ。れんこんは酢水にさらしてシャキシャキ食感に仕上げ、ブロッコリーや枝豆も茹でて彩り豊かにします。…
レシピを見る#12 豚肉とれんこんの炒め煮
豚肉、れんこん、サラダ油、しょうゆ、みりん、砂糖
豚肉とれんこんを使った、甘味のある炒め物レシピ。ジューシーな豚肉にれんこんの食感がマッチした一品で、牛肉や鶏肉、ごぼうで作るのもオススメ。…
レシピを見る#13 れんこんつみれのあったか煮
鶏ミンチ肉、れんこん、しめじ、にんじん、青梗菜、しょうがのしぼり汁、しょうゆ、こしょう、鶏ガラスープの素、等
鶏肉のつみれを野菜と一緒に煮込んだレシピ。すりおろしたれんこんをつなぎに使うことで、ふんわりした食感の鶏つみれに仕上がります。…
レシピを見る#14 れんこんと手羽のポトフ
れんこん、にんじん、玉ねぎ、ベーコンブロック、手羽元、ブロッコリー、粗挽き黒こしょう、ローリエ、コンソメキューブ、等
れんこんと手羽のポトフのレシピ。定番のコンソメスープに黒胡椒で味をしめるオーソドックスな調理方法のレシピ。…
レシピを見る#15 れんこんハンバーグ カレー風味
れんこん、合挽き肉、こしょう、卵黄、小麦粉、サラダ油、しょうゆ、みりん、カレー粉、等
れんこんを最大限に活用したカレー風味の「ハンバーグ」レシピ。薄切りにしたれんこんがそのままハンバーグと一体になっており、サクッとした感覚とお肉のジューシーさが楽しめます。…
レシピを見る#16 れんこんの青のり炒め
れんこん、サラダ油、青のり
青のりは焦げやすいので必ず最後に火を止めてから絡めます。冷めても美味しさが変わらないので、お弁当の副菜にもぴったり。…
レシピを見る#17 サラダチキンと新れんこんの梅マヨ和え
切らずに使えるサラダチキン」、新れんこん、梅干し、マヨネーズ、砂糖
サラダチキンを活用した新れんこんの梅マヨ和えのレシピ。酸味の効いた梅とまろやかなマヨネーズが合わさったソースが味のポイント。…
レシピを見る#18 豚バラれんこん
豚バラ肉(薄切り)、れんこん、ごま油、しょうゆ、みりん、青ねぎ(小口切り)
豚バラ肉とれんこんを使った炒め物のレシピ。ごま油と醤油が香ばしい一品。…
レシピを見る#19 ブロッコリーとれんこんのたらこマヨネーズディップ
ブロッコリー、れんこん、たらこ、キユーピーマヨネーズ
ブロッコリーとれんこんに、たらこのマヨネーズディップを添えていただくレシピ。マヨネーズとたらこの割合を調節することで、大人向けの味わいにもなります。…
レシピを見る#20 れんこんのきんぴら
れんこん、白いりごま、赤唐辛子、ごま油、うどんスープ、砂糖
和食の定番料理、きんぴらごぼうをれんこんにアレンジしたレシピ。れんこんのシャキシャキとした食感がやみつきに。…
レシピを見る最後に、れんこんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「れんこん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 66 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 15.5 | g | |
└糖質 | 14.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.0 | g | 普通 |
たんぱく質 | 1.9 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「れんこん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 81.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「れんこん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 24 | mg | 普通 |
カリウム | 440 | mg | 多い |
カルシウム | 20 | mg | 普通 |
マグネシウム | 16 | mg | 普通 |
リン | 74 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.78 | mg | 多い |
ヨウ素 | 9 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.89 | mg | 多い |
ビオチン | 2.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 48 | mg | 多い |
廃棄部位: 節部及び皮/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。