このページでは、野菜の大根のいぶりがっこを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
大根のいぶりがっこのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは大根のいぶりがっこの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 76 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 21.0 | g | |
└糖質 | 13.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 7.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 3.5 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(だいこん類) 漬物 いぶりがっこ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、大根のいぶりがっこがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
大根のいぶりがっこはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
大根のいぶりがっことは?どんな食材?
大根のいぶりがっこは、野菜加工品の一種であり、主に大根を使用して作られます。いぶりがっこは、大根を長時間燻製し、塩漬けにしたものです。そのため、独特の香りと風味を持ち、食べるとシャキシャキとした食感が楽しめます。
大根のいぶりがっこの特徴
大根のいぶりがっこは、主に日本料理で使われることが多く、おせち料理やおつまみとして人気があります。その特徴は以下の通りです。
1. 香りと風味: 燻製された大根は、独特の香りと風味を持ちます。この香りは、食欲をそそり、食事をより一層楽しませてくれます。
2. シャキシャキとした食感: いぶりがっこは、大根を塩漬けにすることで、シャキシャキとした食感を持ちます。そのため、歯ごたえがあり、食べ応えがあります。
3. 栄養価: 大根は低カロリーでありながら、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。そのため、大根のいぶりがっこは、ヘルシーな食材としても知られています。
大根のいぶりがっこの使い方
大根のいぶりがっこは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に活用することができます。以下に代表的な使い方を紹介します。
1. 単品での食べ方: いぶりがっこはそのまま食べることができます。おつまみとして、ビールや日本酒のお供にぴったりです。
2. おにぎりの具材: いぶりがっこをおにぎりの具材として使うことで、おにぎりの風味を引き立てます。また、シャキシャキとした食感がアクセントになります。
3. 和風サラダのトッピング: いぶりがっこを和風サラダのトッピングとして使うことで、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。大根の風味がサラダにアクセントを与えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は大根のいぶりがっこがダイエットにどう役立つか説明します!
大根のいぶりがっこはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
大根のいぶりがっこは、可食部100gあたり76kcalと、比較的低カロリーです。ダイエット中の方やカロリー摂取を気にされている方にとって、大根のいぶりがっこは優れた食材と言えます。低カロリーながらも食べ応えがあり、満腹感を得ることができるため、食事制限中でも満足感を得ながら摂取することができます。
2. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
大根のいぶりがっこは、可食部100gあたり7.1gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は、腸内環境を改善する効果があります。腸内の善玉菌の活性化を促し、便通を改善することで、健康的な腸内環境を保つことができます。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする効果もあり、糖質の摂取量を調整することができます。
3. 塩分の摂り過ぎに注意が必要
大根のいぶりがっこは、可食部100gあたり3.5gの塩分を含んでいます。塩分の摂り過ぎは、高血圧や体の水分バランスの乱れなどの健康リスクを引き起こす可能性があります。塩分の摂取量は個人差がありますが、健康を考える上で適切な範囲内で摂取するように心掛けましょう。大根のいぶりがっこを食べる際には、他の塩分の摂取量を考慮し、バランスの良い食事を心掛けることが重要です。
おすすめ:大根のいぶりがっこのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
大根のいぶりがっこに含まれる無機質の栄養を解説!
大根のいぶりがっこの特徴
1. ナトリウムとカリウムの含有量が多い
大根のいぶりがっこは、ナトリウムとカリウムの含有量が多い特徴があります。可食部100gあたりには、ナトリウムが1400 mg、カリウムが350 mg含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整する役割を持ちますが、摂りすぎると高血圧のリスクが高まることが知られています。一方、カリウムは細胞内の水分バランスを調整し、心臓の正常な機能を維持する役割があります。
2. マンガンとヨウ素の含有量が多い
大根のいぶりがっこには、マンガンとヨウ素の含有量が多い特徴があります。可食部100gあたりには、マンガンが0.47 mg、ヨウ素が2 μg含まれています。マンガンは酵素の働きをサポートし、骨の形成や血糖値の調整に関与しています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、甲状腺の正常な機能を維持するために重要です。
3. 銅の含有量が低い
大根のいぶりがっこには、銅の含有量が低い特徴があります。可食部100gあたりには、銅が0.03 mg含まれています。銅は酵素の働きをサポートし、鉄の吸収を助ける役割がありますが、過剰摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。大根のいぶりがっこは銅の含有量が低いため、銅に対する過剰摂取の心配が少ない食材と言えます。
大根のいぶりがっこに含まれるビタミンを解説!
大根のいぶりがっこのビタミン含有量
大根のいぶりがっこに含まれるビタミンの特徴について、以下の3つを論じます。
1. ビタミンAの含有量
大根のいぶりがっこには、ビタミンAのレチノールやα-カロテンは含まれておらず、その量は0 μgです。しかし、β-カロテンやβ-カロテン当量は1 μg含まれており、普通の量と言えます。
2. ビタミンB群の含有量
大根のいぶりがっこには、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。ビタミンB1は0.08 mgで普通の量ですが、ビタミンB2は0.02 mgで低い量となっています。ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンの含有量はいずれも普通の量と言えます。
3. その他のビタミンの欠如
大根のいぶりがっこには、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは他の食品から摂取する必要があります。
最後に、大根のいぶりがっこの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「大根のいぶりがっこ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 76 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 21.0 | g | |
└糖質 | 13.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 7.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.1 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「大根のいぶりがっこ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 73.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.9 | g | 多い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 3.5 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「大根のいぶりがっこ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1400 | mg | 多い |
カリウム | 350 | mg | 多い |
カルシウム | 42 | mg | 普通 |
マグネシウム | 31 | mg | 普通 |
リン | 77 | mg | 普通 |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.47 | mg | 多い |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 6 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.12 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.22 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.5 | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
硝酸イオン:0.2g/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
大根のいぶりがっこと同じ野菜の野菜加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
茹でた枝豆 | 118 | 6.2 | 11.5 | 6.1 | 4.6 |
冷凍えだまめ | 143 | 5.6 | 13.0 | 7.6 | 7.3 |
グリンピースの水煮缶詰 | 82 | 13.8 | 3.6 | 0.4 | 6.9 |
じゅんさいの水煮びん詰 | 4 | 0 | 0.4 | 0 | 1.0 |
切干しだいこん | 280 | 51.3 | 9.7 | 0.8 | 21.3 |
たかなの葉 | 21 | 2.0 | 1.8 | 0.2 | 2.5 |
たけのこの水煮缶詰 | 22 | 2.6 | 2.7 | 0.2 | 2.3 |
めんま | 15 | 0.6 | 1.0 | 0.5 | 3.5 |
スイートコーンの缶詰 | 82 | 17.0 | 1.7 | 0.5 | 1.8 |
ホールトマト(食塩無添加) | 21 | 3.2 | 0.9 | 0.2 | 1.3 |
トマトジュース(食塩添加) | 15 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
べいなすの素揚げ | 177 | 5.1 | 1.0 | 17.0 | 1.8 |
にんじんジュース | 29 | 6.7 | 0.6 | 0.1 | 0.2 |
はくさいのキムチ | 27 | 2.7 | 2.3 | 0.1 | 2.2 |
ゆでブロッコリー | 30 | 2.3 | 3.9 | 0.4 | 4.3 |
切干しだいこんの油いため | 78 | 2.6 | 1.5 | 6.0 | 5.6 |
トマトジュース(食塩無添加) | 18 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩無添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
ナスの天ぷら | 165 | 11.5 | 1.6 | 14.0 | 1.9 |
にんじんグラッセ | 53 | 10.3 | 0.7 | 1.4 | 2.6 |
かんぴょうの甘煮 | 146 | 31.4 | 2.3 | 0.2 | 5.5 |
だいこんおろし | 25 | 3.0 | 0.6 | 0.2 | 5.1 |
だいこんおろし汁 | 12 | 2.7 | 0.3 | Tr | 0.1 |
甘酢れんこん | 66 | 14.2 | 0.6 | 0.2 | 2.3 |
冷凍ミックスベジタブル | 67 | 9.2 | 3.0 | 0.7 | 5.9 |
大根のいぶりがっこ | 76 | 13.9 | 1.1 | 0.3 | 7.1 |
電子レンジ加熱ブロッコリー | 56 | 8.4 | 5.7 | 0.7 | - |
野菜ジュース | 21 | 3.7 | 0.8 | 0.1 | 0.9 |
カットキャベツ | 15 | 1.9 | 1.1 | 0.1 | 1.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。