このページでは、野菜のだいこんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
だいこんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはだいこんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 15 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 4.1 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(だいこん類) だいこん 根 皮つき 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、だいこんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
だいこんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ニッスイ
だいこんとは?どんな食材?
だいこんは、日本の伝統的な野菜の一つです。その特徴は、長い形状と白い皮です。だいこんは、日本料理や和食でよく使われ、多くの人々に親しまれています。
だいこんの特徴1:爽やかな風味
だいこんは、爽やかな風味が特徴です。その香りは、独特でありながらもさっぱりとした味わいがあります。この風味は、料理にアクセントを与えることができます。さらに、だいこんは生でも食べることができ、そのままでも美味しくいただけます。
だいこんの特徴2:栄養価の高さ
だいこんには、栄養価が豊富に含まれています。ビタミンCやカリウム、食物繊維などが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えます。特に、食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の改善にも役立ちます。
だいこんの特徴3:多彩な使い方
だいこんは、多彩な使い方ができる食材です。まず、生のままサラダやおつまみとして楽しむことができます。また、煮物や炒め物、漬物など、さまざまな料理に活用することができます。そのため、料理の幅を広げることができ、食卓に彩りを添えることができます。
以上のように、だいこんは爽やかな風味、栄養価の高さ、多彩な使い方が特徴の野菜です。ぜひ、様々な料理に取り入れて、健康的で美味しい食事を楽しんでください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はだいこんがダイエットにどう役立つか説明します!
だいこんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 低カロリーでダイエットに適している
「だいこん」は可食部100gあたりのカロリーが15kcalと非常に低いです。これは、食事制限をしている方やダイエット中の方にとって非常に魅力的な特徴です。低カロリーなため、摂取エネルギーを抑えながら満腹感を得ることができます。また、食物繊維も含まれているので、消化を助けると同時に便秘の予防にも役立ちます。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える
「だいこん」の糖質は可食部100gあたり2.9gと非常に低いです。糖質の摂り過ぎは血糖値の急激な上昇を引き起こすため、糖尿病の予防や血糖値のコントロールには重要な要素です。また、糖質が低いため、ダイエット中の方や糖質制限をしている方にも適しています。
3. 脂質や塩分が少なく健康的な食材
「だいこん」は脂質が可食部100gあたり0.1g、塩分が0gと非常に少ないです。脂質や塩分の摂り過ぎは生活習慣病のリスクを高めるため、健康的な食事を心掛ける方には特におすすめの食材です。脂質や塩分を抑えながら、栄養素を摂取することができます。
以上のように、「だいこん」は低カロリーでダイエットに適しており、糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果があります。さらに、脂質や塩分が少なく健康的な食材としても利用することができます。健康への配慮をしながら、美味しく食事を楽しむことができる食材です。
おすすめ:だいこんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
だいこんに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ニッスイ
1. ナトリウム、カリウム、カルシウムの含有量が普通
「だいこん」はナトリウム、カリウム、カルシウムの含有量が普通です。これらの無機質栄養素は、体内の水分バランスや神経伝達物質の働きに関与しています。普通の含有量であるため、バランスの良い食事に取り入れることで、健康な体を維持することができます。
2. マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅の含有量が低い
「だいこん」にはマグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅の含有量が低いです。これらの栄養素は、骨や血液の形成、免疫機能の維持などに重要な役割を果たしています。しかし、低い含有量であるため、他の食材と組み合わせて摂取する必要があります。
3. ヨウ素の含有量が多い
「だいこん」にはヨウ素の含有量が多いです。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長に関与しています。ヨウ素は普通の含有量であるため、甲状腺の健康を維持するためには、適切な量を摂取することが重要です。
以上のように、「だいこん」はナトリウム、カリウム、カルシウムの含有量が普通であり、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅の含有量が低く、ヨウ素の含有量が多いという特徴があります。バランスの良い食事に取り入れることで、健康な体を維持することができます。
だいこんに含まれるビタミンを解説!
引用元:ニッスイ
「だいこん」のビタミン含有量の特徴
「だいこん」に含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンB1とビタミンB2の含有量は低い
「だいこん」にはビタミンB1が0.02 mg、ビタミンB2が0.01 mg含まれています。これは他の野菜と比べると低い量です。ビタミンB1とビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、健康な皮膚や粘膜を維持するために必要です。
2. ナイアシンとビタミンB6の含有量は普通
「だいこん」にはナイアシンが0.3 mg、ビタミンB6が0.04 mg含まれています。これらの量は普通の範囲に入ります。ナイアシンはエネルギー代謝に関与し、ビタミンB6はタンパク質の代謝や神経伝達物質の合成に必要です。
3. パントテン酸とビオチンの含有量は低い
「だいこん」にはパントテン酸が0.12 mg、ビオチンが0.3 μg含まれています。これらの量は他の野菜と比べると低いです。パントテン酸はエネルギー代謝に関与し、ビオチンは健康な皮膚や髪の成長に関与します。
4. ビタミンCの含有量は多い
「だいこん」にはビタミンCが12 mg含まれています。これは他の野菜と比べると多い量です。ビタミンCは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持やコラーゲンの生成に必要です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はだいこんの使用例としてレシピをご紹介します。
だいこんを使ったレシピ20選!
#1 活ちくわとだいこんのゆずみそ炒め
活ちくわ」、だいこん、だいこん葉、サラダ油、ゆず、みそ、みりん
活ちくわとだいこんを活用した副菜になる炒めもののレシピ。味付けにはみそ、みりんを活用することで、甘辛い和風の味わいに。…
レシピを見る#2 豚だいこん
豚バラ肉(かたまり)、大根、サラダ油、黒こしょう、貝割れ菜、めんつゆ
豚バラのかたまり肉と大根を使った煮物のレシピ。材料を炒めてから煮るのがポイント。…
レシピを見る#3 海からサラダフレークとだいこんの梅ドレッシングサラダ
海からサラダフレーク」、だいこん、にんじん、かいわれ大根、白ごま、梅肉、みりん、しょうゆ、ごま油、等
梅ドレッシングサラダでさっぱりヘルシーにいただける、和風サラダのレシピ。カニカマとシャキシャキ食感のだいこん、梅肉の酸味の組み合わせが相性抜群な一品です。…
レシピを見る#4 ぶりだいこん
ぶり(あら)、だいこん、しょうゆ、みりん、ゆずの皮
一手間、二手間かけて煮込んだぶりだいこんのレシピ。ぶりは臭みや汚れを取り除くため、ねかしたり、お湯にかけたりします。…
レシピを見る#5 ほたての切干だいこん
切干大根、にんじん、ほたて(ボイル)、ごま油
ボイルほたてで食べ応えのある切干だいこんのおかずレシピ。水でさっと切り干し大根の風味を残すように戻すことがポイント。…
レシピを見る#6 ぶりだいこん
ぶり(切り身)、だいこん、しょうが、めんつゆ、きぬさや
めんつゆのみでしあげる簡単なぶり大根です。深い香りとコクが出るので、調味料を合わせる手間が省けます。…
レシピを見る#7 活ちくわとだいこんの梅風味炒め
活ちくわ」、だいこん、いんげん、しいたけ、しょうが、梅干し、サラダ油、みりん、砂糖、等
ちくわとだいこんを活用した梅風味の炒め物のレシピ。梅が食欲をそそるお弁当のおかずにもぴったりな副菜です。…
レシピを見る#8 おさかなのソーセージとだいこんの彩りサラダ
魚肉ソーセージ、だいこん、水菜、赤パプリカ、黄パプリカ、サラダ油、めんつゆ
さかなのソーセージを使った、彩りの美しさが目を惹くサラダのレシピ。だいこんのさっぱりとした瑞々しさと、パピリカの独特の甘さが嬉しい一品です。…
レシピを見る#9 大根・だいこん・ダイコン
大根、貝割れ菜、切り干し大根、大根(すりおろし)、ゆずポン酢
名前のとおり、3種類の大根をふんだんに使ったレシピ。同じ「だいこん」ですが、それぞれに違った風味や食感が楽しめるユニークな一品。…
レシピを見る#10 海からサラダフレークとだいこんのシャキシャキサラダ
海からサラダフレーク」、だいこん、にんじん、みつば、塩蔵わかめ、たまねぎ、みりん、サラダ油、しょうゆ、等
ジューシーなカニカマとシャキシャキのせん切り野菜で作るサラダのレシピ。わかめと醬油ベースのドレッシングがカニカマとベストマッチ。…
レシピを見る#11 サーモンとだいこんのサラダ
サーモン(刺身用)、いくら、だいこん、かいわれ大根、和風ドレッシング(市販品)、マヨネーズ
サーモンと大根を使ったサラダのレシピ。大根のシャキシャキ感とサーモンのもっちり食感がくせになる一品です。…
レシピを見る#12 洋風だいこんロール
オイル、サーディン」、まぐろ(刺身)、スモークサーモン、かに、いくら、だいこん、レモン汁、はちみつ、等
「奉書巻き」を洋風にアレンジしたオードブルレシピ。「奉書巻き」とは魚介類を薄く切っただいこんやかぶで巻く料理です。…
レシピを見る#13 海からサラダフレークとだいこんの香味ドレッシングサラダ
海からサラダフレーク」、だいこん、きゅうり、水菜、もみのり、大葉、みょうが、しょうゆ、サラダ油、等
シャキシャキ大根とキュウリの食感を楽しめる「海からサラダフレークとだいこんの香味ドレッシングサラダ」レシピ。海からのサラダフレークの味がより一層サラダの味をグレードアップ。…
レシピを見る#14 ソーセージとだいこんのガーリックバター炒め
真あじの旨味ソーセージ」、だいこん、エリンギ、にんにく(薄切り)、サラダ油、バター、カレー粉、あらびき黒こしょう、だいこんの葉(あれば)、等
魚肉ソーセージ入り野菜炒めのレシピ。だいこんはあらかじめ電子レンジで火を通しておきます。…
レシピを見る#15 簡単すぎる材料1つ!やみつき無限シャキッとだいこんのナムル
大根、鶏がらスープの素、おろしにんにく、砂糖、ごま油、白すりごま、白炒りごま、青ねぎ
大根を使った、副菜におすすめの簡単レシピ。やや太めにせん切りすると食べ応え抜群です。…
レシピを見る#16 ポリ袋で簡単!即席柚子だいこん
大根、塩昆布、砂糖、健やかごま油、ゆずこしょう
大根を使ってサッと作れる、さっぱりとした即席漬けのレシピ。柚子胡椒を使えば、柚子がない季節でも手軽に柚子だいこんを作れます。…
レシピを見る#17 無限だいこん ガーリック風味
だいこん、醤油、鰹節、にんにくチューブ
にんにくチューブを使った副菜になる無限だいこんのレシピ。にんにくチューブの風味が、食欲をそそります。…
レシピを見る#19 だいこんのサラダ風炒め
だいこん、だいこんの葉、ベーコン、サラダ油、こしょう、ケチャップ
トマトケチャップの味を活かした根菜のレシピ。使用する大根は丸ごと一本使い切り。…
レシピを見る#20 だいこんジャムと鶏のサンドウィッチ!
鶏もも肉、だいこんジャム、だいこん、バター、伊勢たくあん、白ワインビネガー、レタス、トマト(幅1cmにスライス)、粒マスタード、等
だいこんジャムを使った鶏肉のサンドウィッチレシピ。だいこんジャムにたくわんを使っただいこんのコラボレーションメニュー。…
レシピを見る最後に、だいこんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「だいこん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 15 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 4.1 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「だいこん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 94.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「だいこん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 19 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 24 | mg | 普通 |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 18 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 3 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.12 | mg | 低い |
ビオチン | 0.3 | μg | 普通 |
ビタミンC | 12 | mg | 多い |
廃棄部位: 根端及び葉柄基部/硝酸イオン: 0.1 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。