このページではだいこんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
だいこんのカロリーは15kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
だいこんの可食部100gあたりのカロリーは、15kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1515位です。これは多い順にすると上位95%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルのでだいこんのカロリーを評価すると、221件中186位です。これは上位から84%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 15Kcal |
全体での評価 | 1515位 / 1592件中(上位95%…かなり低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 186位 / 221件中(上位84%…低い) |
だいこんはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜだいこんのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
なぜだいこんのカロリーはかなり低いのか?
だいこんは野菜の中でもカロリーがかなり低い食材として評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
カロリーが低い
だいこんのカロリーは可食部100gあたり15kcalと非常に低いです。これは他の食材と比較してもかなり低い値です。カロリーが低いため、ダイエットや健康管理をしている人にとっては嬉しい食材と言えるでしょう。
糖質が低い
だいこんの糖質も可食部100gあたり2.9gとかなり低いです。糖質が低いことは、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。また、糖質を摂りすぎると肥満や糖尿病のリスクが高まるため、糖質を抑えた食事を心掛けたい人にとっては適した食材と言えます。
食物繊維が普通
だいこんには食物繊維が1.4g含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えたい人にとっても役立つ栄養素です。
タンパク質が低い
だいこんのタンパク質は可食部100gあたり0.5gと低いです。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に関わる重要な栄養素ですが、だいこんにはそれほど多く含まれていません。タンパク質を多く摂りたい場合には、他の食材との組み合わせを考える必要があります。
脂質が低い
だいこんの脂質は可食部100gあたり0.1gと低いです。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。だいこんは脂質が低いため、健康的な食事を心掛けたい人にとって適した食材と言えます。
以上のように、だいこんはカロリーや糖質、タンパク質、脂質が低いという特徴があります。これらの栄養データからもわかるように、だいこんはダイエットや健康管理に適した食材と言えるでしょう。日常の食事に取り入れて、バランスの良い食生活を心掛けましょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「だいこん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.9g | 4 | 11.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 1.4g | 2 | 2.8kcal |
たんぱく質 | 0.5g | 4 | 2kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「だいこん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、11.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
だいこんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ニッスイ
だいこんは、低糖質ダイエットに使える?
野菜の中でも、糖質量が低いとされる「だいこん」。その糖質量は2.9gと、他の野菜に比べて非常に低いです。このことから、「だいこんは低糖質ダイエットに少し効果的」と言われています。
だいこんの糖質量は2.9g
だいこんは、一般的には白い根菜として知られていますが、その糖質量は非常に低いです。100gあたりの糖質量はわずか2.9gと、他の野菜に比べても低い値です。このことから、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、だいこんは適した食材と言えるでしょう。
だいこんは食物繊維も豊富
だいこんには、糖質だけでなく、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果や、満腹感を持続させる効果があります。そのため、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、だいこんは満足感を得るための食材としても役立ちます。
だいこんの調理方法
だいこんの調理方法はさまざまですが、低糖質ダイエットを意識するなら、蒸すや煮るなどのシンプルな調理がおすすめです。また、だいこんは生で食べることもできます。生のままだいこんをスライスして、サラダに加えるなどの使い方もあります。
まとめ
だいこんは、糖質量が2.9gと低いため、低糖質ダイエットを実践している人にとっては適した食材です。また、食物繊維も豊富に含まれており、満腹感を持続させる効果も期待できます。だいこんの調理方法もさまざまですが、低糖質ダイエットを意識するなら、シンプルな調理がおすすめです。ぜひ、だいこんを活用して、低糖質ダイエットを成功させてください。
だいこんは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ニッスイ
だいこんは、低脂質ダイエットに使える?
野菜の中でも、だいこんは低脂質であることが知られています。だいこんには、たんぱく質や脂質、炭水化物などの栄養素が含まれていますが、その中でも脂質の含有量は0.1gと非常に低いです。
だいこんの低脂質がダイエットに効果的な理由
だいこんの低脂質は、ダイエットに特に効果的です。なぜなら、脂質はカロリーの主要な源であり、高脂質の食品を摂取することは、体重増加や肥満の原因となるからです。しかし、だいこんの低脂質は、カロリー摂取を抑えることができます。
また、だいこんには食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘の改善にも役立ちます。ダイエット中には、便秘になりやすいことがありますが、だいこんの食物繊維は腸内の働きを促進し、スムーズな排便をサポートします。
だいこんの低脂質ダイエットの方法
だいこんを活用した低脂質ダイエットの方法はいくつかあります。まずは、だいこんを生で食べることです。生のだいこんは、そのまま食べるだけでもおいしいですし、サラダやスムージーの材料としても利用できます。
また、だいこんを蒸して食べることもおすすめです。蒸すことでだいこんの風味が引き立ち、さっぱりとした食感を楽しむことができます。蒸しただいこんは、煮物や炒め物の具材としても使えます。
さらに、だいこんをスライスして酢漬けにする方法もあります。酢漬けにすることで、だいこんのシャキシャキとした食感が残り、さっぱりとした味わいに仕上がります。酢漬けのだいこんは、おつまみやおかずとして楽しむことができます。
まとめ
だいこんは低脂質であり、ダイエットに特に効果的です。低カロリーでありながら、食物繊維も豊富に含まれているため、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。さまざまな調理方法で楽しむことができるため、飽きずに続けることができます。ぜひ、だいこんを活用して低脂質ダイエットを始めてみてください。
最後に、だいこんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「だいこん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 15 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 4.1 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.4 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.5 | g | かなり低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「だいこん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 94.6 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「だいこん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 19 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 24 | mg | 普通 |
マグネシウム | 10 | mg | 低い |
リン | 18 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 3 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.12 | mg | 低い |
ビオチン | 0.3 | μg | 普通 |
ビタミンC | 12 | mg | 多い |
廃棄部位: 根端及び葉柄基部/硝酸イオン: 0.1 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。