このページでは、野菜の切干しだいこんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
切干しだいこんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは切干しだいこんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 280 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 69.7 | g | |
└糖質 | 51.3 | g | 多い |
└食物繊維 | 21.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.7 | g | 普通 |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(だいこん類) 切干しだいこん 乾」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、切干しだいこんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
切干しだいこんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
切干しだいこんとは?どんな食材?
切干しだいこんは、野菜加工品の一つであり、主に大根を使用して作られます。大根は収穫後、切り干しにされ、乾燥させることで作られる食材です。
切干しだいこんの特徴
切干しだいこんは、乾燥させることで水分が抜け、軽くてパリッとした食感になります。また、乾燥させることで長期間保存することができるため、保存食としても利用されます。
切干しだいこんの使い方
切干しだいこんは、主におかずやおつまみとして利用されます。食感がパリッとしているため、そのまま食べるだけでなく、炒め物や煮物にも利用することができます。また、スープや鍋料理にも加えることで、風味や食感をプラスすることができます。
以上、切干しだいこんの特徴や使い方についてご説明しました。この食材は乾燥させることで長期間保存することができ、さまざまな料理に活用することができます。ぜひ、お料理のバリエーションを広げるためにも、切干しだいこんを試してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は切干しだいこんがダイエットにどう役立つか説明します!
切干しだいこんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 食物繊維が豊富なので便秘の予防に役立つ
「切干しだいこん」は食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果があります。また、食物繊維は水分を吸収して膨張するため、腸内の動きを活発にし、便通を促進します。そのため、「切干しだいこん」を摂取することで、便秘の予防に役立つと言えます。
2. カロリーが高く糖質も多いため、エネルギー補給に適している
「切干しだいこん」はカロリーが高く、糖質も多く含まれています。これはエネルギー源として利用することができます。特に運動をする前や疲労回復のためには、十分なエネルギーが必要です。そのため、「切干しだいこん」を摂取することで、エネルギー補給に役立つと言えます。
3. 脂質が低いため、ダイエット中にも適している
「切干しだいこん」は脂質が低いため、ダイエット中にも適しています。脂質は摂りすぎるとカロリーが高くなり、体重増加の原因となります。しかし、「切干しだいこん」は脂質が低いため、カロリーを抑えながら満腹感を得ることができます。そのため、ダイエット中の食事に取り入れることで、健康的な食事を維持することができます。
おすすめ:切干しだいこんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
切干しだいこんに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ミネラル豊富な食材
切干しだいこんは、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、クロム、モリブデンなどのミネラルを多く含んでいます。特にカリウムやカルシウム、マグネシウムなどは豊富に含まれており、健康維持や体の機能をサポートする役割を果たします。
2. ナトリウムが適量
切干しだいこんに含まれるナトリウムは、普通の量とされています。適度なナトリウム摂取は、体内の水分バランスを保つために重要ですが、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。切干しだいこんはナトリウムが適量であるため、バランスの取れた食事に適しています。
3. 栄養バランスが良い
切干しだいこんは、様々な栄養素をバランスよく含んでいます。ミネラルだけでなく、食物繊維やビタミンなども含まれており、健康的な食事に欠かせない要素です。特に食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立ちます。切干しだいこんは栄養バランスが良いため、健康を意識した食事に取り入れることがおすすめです。
以上のように、切干しだいこんはミネラル豊富な食材であり、ナトリウムが適量であるという特徴があります。また、栄養バランスも良く、健康維持や体の機能をサポートする効果が期待できます。健康を考えた食事に取り入れることで、バランスの取れた食生活を実現することができます。
切干しだいこんに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAはほとんど含まれていない
切干しだいこんに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-クリプトキサンチンなど、ほとんど含まれていません。ビタミンAは、視力の維持や皮膚の健康に重要な役割を果たす栄養素ですが、切干しだいこんではその恩恵を受けることはできません。
2. ビタミンB群は豊富に含まれている
一方、切干しだいこんにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンなどのビタミンB群が多く含まれています。これらのビタミンB群は、エネルギーの代謝や神経機能の維持に関与し、健康維持に欠かせない栄養素です。切干しだいこんを摂取することで、ビタミンB群を効率的に摂ることができます。
3. ビタミンCも豊富に含まれている
切干しだいこんにはビタミンCも多く含まれています。ビタミンCは、免疫力の向上や抗酸化作用による老化防止など、さまざまな健康効果がある栄養素です。切干しだいこんを食べることで、ビタミンCを摂取することができ、健康維持に役立てることができます。
最後に、切干しだいこんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「切干しだいこん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 280 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 69.7 | g | |
└糖質 | 51.3 | g | 多い |
└食物繊維 | 21.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.7 | g | 普通 |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
「切干しだいこん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 8.4 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 8.5 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「切干しだいこん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 210 | mg | 普通 |
カリウム | 3500 | mg | 多い |
カルシウム | 500 | mg | 多い |
マグネシウム | 160 | mg | 多い |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 3.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.1 | mg | 多い |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.74 | mg | 多い |
ヨウ素 | 20 | μg | 多い |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 29 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.35 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.29 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.24 | mg | 多い |
ビオチン | 5.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 28 | mg | 多い |
硝酸イオン: 2.9 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
切干しだいこんと同じ野菜の野菜加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
茹でた枝豆 | 118 | 6.2 | 11.5 | 6.1 | 4.6 |
冷凍えだまめ | 143 | 5.6 | 13.0 | 7.6 | 7.3 |
グリンピースの水煮缶詰 | 82 | 13.8 | 3.6 | 0.4 | 6.9 |
じゅんさいの水煮びん詰 | 4 | 0 | 0.4 | 0 | 1.0 |
切干しだいこん | 280 | 51.3 | 9.7 | 0.8 | 21.3 |
たかなの葉 | 21 | 2.0 | 1.8 | 0.2 | 2.5 |
たけのこの水煮缶詰 | 22 | 2.6 | 2.7 | 0.2 | 2.3 |
めんま | 15 | 0.6 | 1.0 | 0.5 | 3.5 |
スイートコーンの缶詰 | 82 | 17.0 | 1.7 | 0.5 | 1.8 |
ホールトマト(食塩無添加) | 21 | 3.2 | 0.9 | 0.2 | 1.3 |
トマトジュース(食塩添加) | 15 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
べいなすの素揚げ | 177 | 5.1 | 1.0 | 17.0 | 1.8 |
にんじんジュース | 29 | 6.7 | 0.6 | 0.1 | 0.2 |
はくさいのキムチ | 27 | 2.7 | 2.3 | 0.1 | 2.2 |
ゆでブロッコリー | 30 | 2.3 | 3.9 | 0.4 | 4.3 |
切干しだいこんの油いため | 78 | 2.6 | 1.5 | 6.0 | 5.6 |
トマトジュース(食塩無添加) | 18 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩無添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
ナスの天ぷら | 165 | 11.5 | 1.6 | 14.0 | 1.9 |
にんじんグラッセ | 53 | 10.3 | 0.7 | 1.4 | 2.6 |
かんぴょうの甘煮 | 146 | 31.4 | 2.3 | 0.2 | 5.5 |
だいこんおろし | 25 | 3.0 | 0.6 | 0.2 | 5.1 |
だいこんおろし汁 | 12 | 2.7 | 0.3 | Tr | 0.1 |
甘酢れんこん | 66 | 14.2 | 0.6 | 0.2 | 2.3 |
冷凍ミックスベジタブル | 67 | 9.2 | 3.0 | 0.7 | 5.9 |
大根のいぶりがっこ | 76 | 13.9 | 1.1 | 0.3 | 7.1 |
電子レンジ加熱ブロッコリー | 56 | 8.4 | 5.7 | 0.7 | - |
野菜ジュース | 21 | 3.7 | 0.8 | 0.1 | 0.9 |
カットキャベツ | 15 | 1.9 | 1.1 | 0.1 | 1.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。