このページでは切干しだいこんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
切干しだいこんのカロリーは280kcal(100gあたり)!これってどうなの?
切干しだいこんの可食部100gあたりのカロリーは、280kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中381位です。これは多い順にすると上位23%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルので切干しだいこんのカロリーを評価すると、221件中3位です。これは上位から1%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 280Kcal |
全体での評価 | 381位 / 1592件中(上位23%…高い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 3位 / 221件中(上位1%…高い) |
切干しだいこんはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ切干しだいこんのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
切干しだいこんのカロリーが高い理由
切干しだいこんは、野菜の一種であるため、一般的には低カロリーのイメージがあります。しかし、実際には切干しだいこんのカロリーは可食部100gあたり280kcalと、他の食材と比較して高いと評価されています。
切干しだいこんの糖質と食物繊維の含有量
切干しだいこんは、糖質が51.3g含まれており、多いと評価されています。一方、食物繊維は21.3g含まれており、これも多いと評価されています。糖質はエネルギー源として利用されるため、糖質の含有量が多いとカロリーも高くなります。
切干しだいこんのタンパク質と脂質の含有量
切干しだいこんのタンパク質の含有量は9.7gで、普通と評価されています。一方、脂質の含有量は0.8gと低いと評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に関与し、エネルギー源としても利用されます。脂質はエネルギー源としても利用されますが、切干しだいこんは脂質の含有量が低いため、カロリーも低く抑えられています。
まとめ
切干しだいこんのカロリーが高い理由は、糖質の含有量が多いことが主な要因です。一方で、食物繊維の含有量が多く、タンパク質や脂質の含有量が低いため、他の野菜と比較しても比較的カロリーが高くなっています。切干しだいこんを食べる際には、そのカロリーの高さを考慮して適量を摂取することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「切干しだいこん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 51.3g | 4 | 205.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 21.3g | 2 | 42.6kcal |
たんぱく質 | 9.7g | 4 | 38.8kcal |
脂質 | 0.8g | 9 | 7.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「切干しだいこん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、205.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
切干しだいこんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
切干しだいこんは、低糖質ダイエットに使える?
切干しだいこんは、糖質量が51.3gということがわかっています。この数値から考えると、低糖質ダイエットにおいては不向きな食品と言えるでしょう。
切干しだいこんの糖質量について
切干しだいこんは、野菜の一種であり、野菜加工品としてもよく利用されます。しかし、その糖質量はなんと51.3gもあります。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、これはかなり高い数値です。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、炭水化物の摂取を制限し、血糖値の上昇を抑えることを目指すダイエット方法です。糖質を摂り過ぎると、余分なエネルギーとして蓄積され、体重増加の原因となります。そのため、糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。
切干しだいこんの糖質量は高い
切干しだいこんの糖質量が51.3gというのは、他の野菜と比べてもかなり高い数値です。例えば、にんじんの糖質量は7.2g、きゅうりの糖質量は2.2gとなっています。このように比べると、切干しだいこんの糖質量は非常に高いと言えます。
切干しだいこんは低糖質ダイエットには不向き
切干しだいこんの糖質量が高いため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては避けるべき食品と言えます。低糖質ダイエットでは、糖質量の少ない食品を選び、血糖値の上昇を抑えることが重要です。切干しだいこんはその目的には合致せず、逆に糖質を摂り過ぎてしまう可能性があります。
まとめ
切干しだいこんは、糖質量が51.3gという高い数値を持っています。そのため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては不向きな食品と言えます。低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質量の少ない食品を選ぶことが大切です。切干しだいこんの代わりに、糖質量の少ない野菜を積極的に摂取しましょう。
切干しだいこんは、低脂質ダイエットに使える!?
切干しだいこんは、低脂質ダイエットに使える?
切干しだいこんは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜加工品です。
切干しだいこんの低脂質な特徴
切干しだいこんは、その特徴的な乾燥させた姿からも分かるように、水分がほとんど含まれていません。そのため、脂質もほとんど含まれていないのです。実際、切干しだいこん100g中には、わずか0.8gの脂質しか含まれていません。この低脂質な特徴が、ダイエットにおいて非常に有益なのです。
低脂質ダイエットの効果
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することによって、体重を減らす効果があります。脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを含んでおり、他の栄養素に比べて高いカロリーを持っています。そのため、脂質の摂取量を減らすことで、カロリー摂取量を抑えることができます。
切干しだいこんの利点
切干しだいこんは、低脂質ダイエットにおいて利点が多くあります。まず、その低脂質な特徴から、カロリー摂取量を抑えることができます。また、食物繊維も豊富に含んでおり、食物の消化を助ける働きがあります。さらに、ビタミンやミネラルも含まれており、栄養バランスを保つことができます。
切干しだいこんの活用方法
切干しだいこんは、そのまま食べるだけでなく、料理にも幅広く活用することができます。サラダや炒め物、煮物など、様々な料理に加えることで、食事のバリエーションを豊かにすることができます。また、おやつとしても手軽に食べることができます。
まとめ
切干しだいこんは、低脂質ダイエットに特に効果的な野菜加工品です。その低脂質な特徴から、カロリー摂取量を抑えることができます。また、食物繊維や栄養素も豊富に含まれており、健康的な食事をサポートします。さまざまな料理に活用することで、食事のバリエーションを豊かにすることができます。ぜひ、切干しだいこんを取り入れて、低脂質ダイエットを始めてみてください。
最後に、切干しだいこんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「切干しだいこん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 280 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 69.7 | g | |
└糖質 | 51.3 | g | 多い |
└食物繊維 | 21.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.7 | g | 普通 |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
「切干しだいこん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 8.4 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 8.5 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「切干しだいこん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 210 | mg | 普通 |
カリウム | 3500 | mg | 多い |
カルシウム | 500 | mg | 多い |
マグネシウム | 160 | mg | 多い |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 3.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.1 | mg | 多い |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.74 | mg | 多い |
ヨウ素 | 20 | μg | 多い |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 29 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.35 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.29 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.24 | mg | 多い |
ビオチン | 5.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 28 | mg | 多い |
硝酸イオン: 2.9 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
切干しだいこんと同じ野菜の野菜加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
茹でた枝豆 | 118 | 6.2 | 11.5 | 6.1 | 4.6 |
冷凍えだまめ | 143 | 5.6 | 13.0 | 7.6 | 7.3 |
グリンピースの水煮缶詰 | 82 | 13.8 | 3.6 | 0.4 | 6.9 |
じゅんさいの水煮びん詰 | 4 | 0 | 0.4 | 0 | 1.0 |
切干しだいこん | 280 | 51.3 | 9.7 | 0.8 | 21.3 |
たかなの葉 | 21 | 2.0 | 1.8 | 0.2 | 2.5 |
たけのこの水煮缶詰 | 22 | 2.6 | 2.7 | 0.2 | 2.3 |
めんま | 15 | 0.6 | 1.0 | 0.5 | 3.5 |
スイートコーンの缶詰 | 82 | 17.0 | 1.7 | 0.5 | 1.8 |
ホールトマト(食塩無添加) | 21 | 3.2 | 0.9 | 0.2 | 1.3 |
トマトジュース(食塩添加) | 15 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
べいなすの素揚げ | 177 | 5.1 | 1.0 | 17.0 | 1.8 |
にんじんジュース | 29 | 6.7 | 0.6 | 0.1 | 0.2 |
はくさいのキムチ | 27 | 2.7 | 2.3 | 0.1 | 2.2 |
ゆでブロッコリー | 30 | 2.3 | 3.9 | 0.4 | 4.3 |
切干しだいこんの油いため | 78 | 2.6 | 1.5 | 6.0 | 5.6 |
トマトジュース(食塩無添加) | 18 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩無添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
ナスの天ぷら | 165 | 11.5 | 1.6 | 14.0 | 1.9 |
にんじんグラッセ | 53 | 10.3 | 0.7 | 1.4 | 2.6 |
かんぴょうの甘煮 | 146 | 31.4 | 2.3 | 0.2 | 5.5 |
だいこんおろし | 25 | 3.0 | 0.6 | 0.2 | 5.1 |
だいこんおろし汁 | 12 | 2.7 | 0.3 | Tr | 0.1 |
甘酢れんこん | 66 | 14.2 | 0.6 | 0.2 | 2.3 |
冷凍ミックスベジタブル | 67 | 9.2 | 3.0 | 0.7 | 5.9 |
大根のいぶりがっこ | 76 | 13.9 | 1.1 | 0.3 | 7.1 |
電子レンジ加熱ブロッコリー | 56 | 8.4 | 5.7 | 0.7 | - |
野菜ジュース | 21 | 3.7 | 0.8 | 0.1 | 0.9 |
カットキャベツ | 15 | 1.9 | 1.1 | 0.1 | 1.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。