このページでは切干しだいこんの油いためのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
切干しだいこんの油いためのカロリーは78kcal(100gあたり)!これってどうなの?
切干しだいこんの油いための可食部100gあたりのカロリーは、78kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1082位です。これは多い順にすると上位67%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルので切干しだいこんの油いためのカロリーを評価すると、221件中30位です。これは上位から13%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 78Kcal |
全体での評価 | 1082位 / 1592件中(上位67%…やや低い) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 30位 / 221件中(上位13%…高い) |
切干しだいこんの油いためはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ切干しだいこんの油いためのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
なぜ切干しだいこんの油いためのカロリーはやや低いのか?
「切干しだいこんの油いため」は、野菜(野菜加工品)の一種であり、そのカロリーは可食部100gあたり78kcalと評価されています。このカロリーは他の食材と比較して「やや低い」とされています。では、なぜ「切干しだいこんの油いため」のカロリーはやや低いのでしょうか?
糖質がかなり低い
「切干しだいこんの油いため」の糖質は可食部100gあたり2.6gと評価されており、「かなり低い」とされています。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーが低くなっています。
食物繊維が多い
「切干しだいこんの油いため」には、可食部100gあたり5.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収がゆっくりであり、満腹感を与える効果があります。そのため、食物繊維が多いことによって、カロリーの摂取量を抑えることができます。
タンパク質が低い
「切干しだいこんの油いため」のタンパク質は可食部100gあたり1.5gと評価されています。「低い」とされる理由は、タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを持つため、タンパク質の含有量が少ないとカロリーが低くなるからです。
脂質が普通
「切干しだいこんの油いため」の脂質は可食部100gあたり6gと評価されています。「普通」とされる理由は、脂質の含有量が適度であるため、カロリーも適度になっているからです。
以上の栄養データから、「切干しだいこんの油いため」のカロリーがやや低い理由が明らかになりました。糖質が少なく、食物繊維が多いことに加え、タンパク質と脂質の含有量も適度であるため、カロリーが抑えられています。健康を考えた食事に取り入れる際には、このような栄養データを参考にすることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「切干しだいこんの油いため」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.6g | 4 | 10.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 5.6g | 2 | 11.2kcal |
たんぱく質 | 1.5g | 4 | 6kcal |
脂質 | 6.0g | 9 | 54kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「切干しだいこんの油いため」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、54kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
切干しだいこんの油いためは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
切干しだいこんの油いためは、低糖質ダイエットに使える?
切干しだいこんの油いためは、低糖質ダイエットに少し効果的
切干しだいこんの油いためは、野菜加工品の一つです。その糖質量は、たった2.6gです。これは、低糖質ダイエットを実践している人にとっては朗報です。なぜなら、低糖質ダイエットでは糖質の摂取量を制限することが重要であり、そのためには低糖質の食材を選ぶ必要があるからです。
切干しだいこんの油いための特徴
切干しだいこんの油いためは、その名の通り、だいこんを切って油でいためたものです。だいこんは低糖質であり、食物繊維も豊富に含まれています。また、油でいためることによって、だいこんの風味が引き立ち、食べ応えもあります。
低糖質ダイエットにおける切干しだいこんの油いための効果
切干しだいこんの油いためは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的です。糖質量が2.6gと低いため、糖質制限をしている人でも安心して摂取することができます。また、食物繊維も豊富に含まれているため、満腹感を得ることができます。
切干しだいこんの油いための活用方法
切干しだいこんの油いためは、そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に活用することができます。例えば、サラダにトッピングすることで、食物繊維を摂取しながら食事を楽しむことができます。また、おつまみとしても最適です。油いためされただいこんの風味が、お酒との相性を良くし、食欲を満たしてくれます。
まとめ
切干しだいこんの油いためは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材です。その糖質量が2.6gと低く、食物繊維も豊富に含まれています。さまざまな料理に活用することができるため、食事のバリエーションも広がります。低糖質ダイエットを実践している人にとって、切干しだいこんの油いためはおすすめの食材です。
切干しだいこんの油いためは、低脂質ダイエットに使える!?
切干しだいこんの油いためは、低脂質ダイエットに不向き
切干しだいこんの油いためは、一見するとヘルシーな料理のように思えますが、実は低脂質ダイエットには不向きな食材です。以下にその理由を詳しく説明します。
切干しだいこんの油いための脂質量
切干しだいこんの油いための脂質量は、なんと6gもあります。一般的な低脂質ダイエットでは、食事全体の脂質摂取量を制限することが求められますが、この油いためによって一食分で既に6gもの脂質を摂取してしまうことになります。
脂質の種類
さらに問題なのは、この切干しだいこんの油いために含まれる脂質の種類です。この料理に使用される油は一般的に揚げ物に使用される植物油であり、主に飽和脂肪酸が含まれています。飽和脂肪酸は、健康に悪影響を及ぼすとされており、心臓病や高血圧などのリスクを増加させる可能性があります。
他の低脂質の野菜加工品の選択肢
低脂質ダイエットを実践する際には、切干しだいこんの油いための代わりに他の野菜加工品を選ぶことをおすすめします。例えば、切干しだいこんの素揚げや蒸し野菜などは、脂質量が少なく、よりヘルシーな選択肢となります。
まとめ
切干しだいこんの油いためは、低脂質ダイエットには不向きな食材です。脂質量が6gもあり、さらに飽和脂肪酸が含まれているため、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。低脂質の野菜加工品を選ぶことで、より健康的なダイエットが実現できます。
最後に、切干しだいこんの油いための各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「切干しだいこんの油いため」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 78 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 7.6 | g | |
└糖質 | 2.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 1.5 | g | 低い |
脂質 | 6.0 | g | 普通 |
「切干しだいこんの油いため」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 84.5 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | (Tr) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「切干しだいこんの油いため」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 8 | mg | 普通 |
カリウム | 110 | mg | 普通 |
カルシウム | 91 | mg | 多い |
マグネシウム | 22 | mg | 普通 |
リン | 18 | mg | 低い |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.14 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 1.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.07 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
水もどし後、油いため/植物油(なたね油)/調理による脂質の増減:第1章表14参照/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
切干しだいこんの油いためと同じ野菜の野菜加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
茹でた枝豆 | 118 | 6.2 | 11.5 | 6.1 | 4.6 |
冷凍えだまめ | 143 | 5.6 | 13.0 | 7.6 | 7.3 |
グリンピースの水煮缶詰 | 82 | 13.8 | 3.6 | 0.4 | 6.9 |
じゅんさいの水煮びん詰 | 4 | 0 | 0.4 | 0 | 1.0 |
切干しだいこん | 280 | 51.3 | 9.7 | 0.8 | 21.3 |
たかなの葉 | 21 | 2.0 | 1.8 | 0.2 | 2.5 |
たけのこの水煮缶詰 | 22 | 2.6 | 2.7 | 0.2 | 2.3 |
めんま | 15 | 0.6 | 1.0 | 0.5 | 3.5 |
スイートコーンの缶詰 | 82 | 17.0 | 1.7 | 0.5 | 1.8 |
ホールトマト(食塩無添加) | 21 | 3.2 | 0.9 | 0.2 | 1.3 |
トマトジュース(食塩添加) | 15 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
べいなすの素揚げ | 177 | 5.1 | 1.0 | 17.0 | 1.8 |
にんじんジュース | 29 | 6.7 | 0.6 | 0.1 | 0.2 |
はくさいのキムチ | 27 | 2.7 | 2.3 | 0.1 | 2.2 |
ゆでブロッコリー | 30 | 2.3 | 3.9 | 0.4 | 4.3 |
切干しだいこんの油いため | 78 | 2.6 | 1.5 | 6.0 | 5.6 |
トマトジュース(食塩無添加) | 18 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩無添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
ナスの天ぷら | 165 | 11.5 | 1.6 | 14.0 | 1.9 |
にんじんグラッセ | 53 | 10.3 | 0.7 | 1.4 | 2.6 |
かんぴょうの甘煮 | 146 | 31.4 | 2.3 | 0.2 | 5.5 |
だいこんおろし | 25 | 3.0 | 0.6 | 0.2 | 5.1 |
だいこんおろし汁 | 12 | 2.7 | 0.3 | Tr | 0.1 |
甘酢れんこん | 66 | 14.2 | 0.6 | 0.2 | 2.3 |
冷凍ミックスベジタブル | 67 | 9.2 | 3.0 | 0.7 | 5.9 |
大根のいぶりがっこ | 76 | 13.9 | 1.1 | 0.3 | 7.1 |
電子レンジ加熱ブロッコリー | 56 | 8.4 | 5.7 | 0.7 | - |
野菜ジュース | 21 | 3.7 | 0.8 | 0.1 | 0.9 |
カットキャベツ | 15 | 1.9 | 1.1 | 0.1 | 1.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。