このページでは茹でた枝豆のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
茹でた枝豆のカロリーは118kcal(100gあたり)!これってどうなの?
茹でた枝豆の可食部100gあたりのカロリーは、118kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中881位です。これは多い順にすると上位55%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「野菜」ジャンルので茹でた枝豆のカロリーを評価すると、221件中19位です。これは上位から8%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 118Kcal |
全体での評価 | 881位 / 1592件中(上位55%…平均的) |
「野菜」ジャンル内での評価 | 19位 / 221件中(上位8%…高い) |
茹でた枝豆はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ茹でた枝豆のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
茹でた枝豆のカロリーは平均的な理由
茹でた枝豆のカロリーは可食部100gあたり118kcalで、「平均的」と評価されています。この評価は、以下の栄養データを考慮して行われています。
糖質が低い
茹でた枝豆の糖質は6.2gと「低い」です。糖質の摂取量が多いと、血糖値の上昇や肥満のリスクが高まる可能性があります。そのため、茹でた枝豆は糖質制限を意識している方にも適していると言えます。
食物繊維が多い
茹でた枝豆には4.6gの食物繊維が含まれており、「多い」と評価されています。食物繊維は腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。食物繊維の摂取は健康にとって重要であり、茹でた枝豆はその点でも優れた食材と言えます。
タンパク質と脂質が普通
茹でた枝豆のタンパク質は11.5g、「普通」と評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素となる重要な栄養素です。また、脂質はエネルギー源として利用されますが、摂りすぎると肥満の原因となる可能性があります。茹でた枝豆の脂質は6.1gで「普通」と評価されており、バランスの取れた栄養素と言えます。
以上の理由から、茹でた枝豆はカロリーの面でも栄養バランスの面でも「平均的」と評価されています。食事の一部として取り入れることで、健康的な食生活をサポートすることができます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「茹でた枝豆」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.2g | 4 | 24.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 4.6g | 2 | 9.2kcal |
たんぱく質 | 11.5g | 4 | 46kcal |
脂質 | 6.1g | 9 | 54.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「茹でた枝豆」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、54.9kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
茹でた枝豆は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
茹でた枝豆は、低糖質ダイエットに使える?
茹でた枝豆は、野菜(野菜加工品)の一つであり、糖質量は6.2gとなっています。しかし、茹でた枝豆は低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材と言えます。ただし、糖質量は他の食材に比べて控えめです。
茹でた枝豆の糖質量
茹でた枝豆の糖質量は6.2gとなっています。この値は、100gあたりの糖質量です。一般的な低糖質ダイエットでは、1食あたりの糖質摂取量を20g以下にすることが推奨されています。そのため、茹でた枝豆の糖質量はやや高めと言えます。
茹でた枝豆の栄養価
茹でた枝豆は、糖質以外にも様々な栄養素を含んでいます。例えば、食物繊維やたんぱく質、ビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容にとって重要な役割を果たしています。
茹でた枝豆の低糖質ダイエットへの影響
茹でた枝豆は、糖質量がやや高めですが、他の食材と組み合わせることで低糖質ダイエットに取り入れることができます。例えば、茹でた枝豆をサラダや炒め物の一部として利用することで、糖質の摂取量を調整することができます。
まとめ
茹でた枝豆は、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材ですが、糖質量は他の食材に比べて控えめです。茹でた枝豆には、食物繊維やたんぱく質、ビタミンC、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれており、健康維持や美容にとって重要です。茹でた枝豆を低糖質ダイエットに取り入れる際には、他の食材との組み合わせや糖質の摂取量の調整に注意することが大切です。
茹でた枝豆は、低脂質ダイエットに使える!?
茹でた枝豆は低脂質ダイエットに不向き
茹でた枝豆は、野菜(野菜加工品)の一つとして、健康的な食材として知られています。しかし、低脂質ダイエットを行っている方にとっては注意が必要な食材でもあります。なぜなら、茹でた枝豆には意外にも多くの脂質が含まれているからです。
茹でた枝豆の脂質量
茹でた枝豆100gに含まれる脂質量はなんと6.1gもあります。一般的な野菜と比較しても、この脂質量は非常に高いと言えます。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、この数値はかなりの注意が必要です。
脂質の種類と健康への影響
脂質には飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸などの種類があります。飽和脂肪酸は、動脈硬化や心臓病のリスクを高めるとされています。一方、不飽和脂肪酸は、血液中の悪玉コレステロールを減少させる効果があり、心血管の健康をサポートします。
茹でた枝豆に含まれる脂質は、主に不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は健康に良いとされていますが、脂質の量が多い場合は摂取量に注意が必要です。特に低脂質ダイエットを行っている方は、茹でた枝豆の脂質量に気を付けるべきです。
低脂質ダイエットにおすすめの野菜
低脂質ダイエットを行っている方には、脂質量の少ない野菜を積極的に摂取することをおすすめします。例えば、キャベツやほうれん草、きゅうりなどは、茹でても脂質量が非常に少なく、ダイエットに適した食材と言えます。
まとめ
茹でた枝豆は、低脂質ダイエットを行っている方にとっては注意が必要な食材です。茹でた枝豆には6.1gもの脂質が含まれており、脂質量の少ない野菜と比較すると高い数値となります。低脂質ダイエットを成功させるためには、茹でた枝豆の摂取量に気を付けるだけでなく、他の脂質量の少ない野菜を積極的に摂取することが大切です。
最後に、茹でた枝豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「茹でた枝豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 118 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 8.9 | g | |
└糖質 | 6.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 4.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 11.5 | g | 普通 |
脂質 | 6.1 | g | 普通 |
「茹でた枝豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 72.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「茹でた枝豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 490 | mg | 多い |
カルシウム | 76 | mg | 多い |
マグネシウム | 72 | mg | 多い |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 2.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.3 | mg | 多い |
銅 | 0.36 | mg | 多い |
マンガン | 0.74 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 48 | μg | 多い |
└β-カロテン | 260 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 8 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 290 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 24 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 5.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 2.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 33 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.13 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.45 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 15 | mg | 多い |
廃棄部位: さや/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
茹でた枝豆と同じ野菜の野菜加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
茹でた枝豆 | 118 | 6.2 | 11.5 | 6.1 | 4.6 |
冷凍えだまめ | 143 | 5.6 | 13.0 | 7.6 | 7.3 |
グリンピースの水煮缶詰 | 82 | 13.8 | 3.6 | 0.4 | 6.9 |
じゅんさいの水煮びん詰 | 4 | 0 | 0.4 | 0 | 1.0 |
切干しだいこん | 280 | 51.3 | 9.7 | 0.8 | 21.3 |
たかなの葉 | 21 | 2.0 | 1.8 | 0.2 | 2.5 |
たけのこの水煮缶詰 | 22 | 2.6 | 2.7 | 0.2 | 2.3 |
めんま | 15 | 0.6 | 1.0 | 0.5 | 3.5 |
スイートコーンの缶詰 | 82 | 17.0 | 1.7 | 0.5 | 1.8 |
ホールトマト(食塩無添加) | 21 | 3.2 | 0.9 | 0.2 | 1.3 |
トマトジュース(食塩添加) | 15 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
べいなすの素揚げ | 177 | 5.1 | 1.0 | 17.0 | 1.8 |
にんじんジュース | 29 | 6.7 | 0.6 | 0.1 | 0.2 |
はくさいのキムチ | 27 | 2.7 | 2.3 | 0.1 | 2.2 |
ゆでブロッコリー | 30 | 2.3 | 3.9 | 0.4 | 4.3 |
切干しだいこんの油いため | 78 | 2.6 | 1.5 | 6.0 | 5.6 |
トマトジュース(食塩無添加) | 18 | 3.3 | 0.7 | 0.1 | 0.7 |
ミックスジュース(食塩無添加) | 18 | 3.7 | 0.6 | 0 | 0.7 |
ナスの天ぷら | 165 | 11.5 | 1.6 | 14.0 | 1.9 |
にんじんグラッセ | 53 | 10.3 | 0.7 | 1.4 | 2.6 |
かんぴょうの甘煮 | 146 | 31.4 | 2.3 | 0.2 | 5.5 |
だいこんおろし | 25 | 3.0 | 0.6 | 0.2 | 5.1 |
だいこんおろし汁 | 12 | 2.7 | 0.3 | Tr | 0.1 |
甘酢れんこん | 66 | 14.2 | 0.6 | 0.2 | 2.3 |
冷凍ミックスベジタブル | 67 | 9.2 | 3.0 | 0.7 | 5.9 |
大根のいぶりがっこ | 76 | 13.9 | 1.1 | 0.3 | 7.1 |
電子レンジ加熱ブロッコリー | 56 | 8.4 | 5.7 | 0.7 | - |
野菜ジュース | 21 | 3.7 | 0.8 | 0.1 | 0.9 |
カットキャベツ | 15 | 1.9 | 1.1 | 0.1 | 1.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。