このページでは、穀物のうどんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
うどんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはうどんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 249 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 56.8 | g | |
└糖質 | 54.2 | g | 多い |
└食物繊維 | 3.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.1 | g | 普通 |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
食塩相当量 | 2.5 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、穀物分類に所属する正式名称「こむぎ [うどん・そうめん類] うどん 生」(うどん(茹でる前で100gの状態))の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、うどんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
うどんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
うどんとは?どんな食材?
「うどん」とは、日本の伝統的な穀物で作られる麺類の一種です。主に小麦粉と水を主成分としており、独特のもちもちとした食感が特徴です。日本全国で親しまれ、多くの人々に愛されています。
うどんの主な材料
うどんの主な材料は小麦粉と水です。小麦粉は、小麦の実を粉砕して作られる粉末状の食材であり、うどんにモチモチとした食感を与える役割を果たしています。水は、小麦粉と組み合わせてうどんの生地を作る際に使用されます。この2つの材料を適切な割合で混ぜ合わせることで、うどんの特徴的な食感が生まれます。
うどんの特徴
うどんの特徴は、もちもちとした食感と喉越しの良さです。うどんは、しっかりとした弾力がありながらも、噛むと口の中でほどけるような食感があります。また、うどんは他の麺類と比べて太くて丸い形状をしており、スープやつけ汁との相性も良いです。さらに、うどんはシンプルな味わいでありながら、様々な具材や調味料と組み合わせることで、幅広いバリエーションの料理が楽しめます。
以上のように、うどんは日本の伝統的な食材であり、小麦粉と水を主な材料として作られています。その特徴的な食感や形状、そして幅広い料理のバリエーションが、多くの人々に愛される理由となっています。

ざっくり説明するとこんな感じです!次はうどんがダイエットにどう役立つか説明します!
うどんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 炭水化物の豊富さによるエネルギー補給
「うどん」は炭水化物が豊富に含まれており、可食部100gあたりに56.8gの炭水化物が含まれています。炭水化物は私たちの体にとって重要なエネルギー源であり、活動や運動をする際に必要な栄養素です。そのため、「うどん」を摂取することで、体に必要なエネルギーを補給することができます。
2. 食物繊維の摂取による腸内環境の改善
「うどん」には可食部100gあたりに3.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な役割を果たします。食物繊維は水分を吸収し、腸内で膨張することで便のかさを増やし、腸の動きを促進します。また、食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果もあります。そのため、「うどん」を摂取することで、腸内環境の改善に役立つことができます。
3. 脂質や塩分の低さによる健康への配慮
「うどん」は脂質が0.6gと低く、塩分が2.5gと多いです。脂質の摂取量が過剰になると、肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性がありますが、「うどん」は低脂肪の食材として選ばれることができます。また、塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓病のリスクを高めることが知られていますが、「うどん」は塩分の摂取量を抑えることができます。そのため、「うどん」を適度な量で摂取することで、健康への配慮をすることができます。
おすすめ:うどんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
うどんに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが多い
うどんはナトリウムが1000 mg含まれており、他の穀物と比べて多い特徴があります。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達物質の働きに関与していますが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。
2. マンガンやヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが多い
うどんにはマンガンやヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが多く含まれています。これらの栄養素は体内の代謝や酵素の働きに関与し、免疫力や骨の健康にも関係しています。うどんを摂ることでこれらの栄養素を補うことができます。
3. カリウムが低い
一方、うどんにはカリウムが90 mgしか含まれておらず、他の穀物と比べて低い特徴があります。カリウムは体内の水分バランスや神経伝達物質の働きに関与しており、不足すると筋肉の疲労や不整脈のリスクが高まる可能性があります。
以上のように、うどんはナトリウムが多く、マンガンやヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが豊富に含まれています。一方でカリウムは他の穀物と比べて低いです。これらの特徴を踏まえて、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
うどんに含まれるビタミンを解説!
「うどん」のビタミン含有量
「うどん」に含まれるビタミンの特徴について、以下の3つを論じます。
1. ビタミンEの特徴
「うどん」に含まれるビタミンEは、主にα-トコフェロールとβ-トコフェロールの2種類が含まれています。α-トコフェロールは0.2 mg含まれており、一般的な量です。一方、β-トコフェロールは同じく0.2 mg含まれており、比較的多い量です。また、γ-トコフェロールとδ-トコフェロールは「うどん」には含まれていません。
2. ビタミンB群の特徴
「うどん」にはビタミンB群も含まれています。ビタミンB1は0.09 mg含まれており、一般的な量です。ビタミンB2も0.03 mg含まれており、一般的な量です。また、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンも「うどん」に含まれており、それぞれ0.6 mg、0.03 mg、0.36 mg、0.8 μgと一般的な量です。
3. その他のビタミンの含有量
「うどん」にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸、ビタミンCは含まれていません。これらのビタミンは「うどん」には含まれないため、他の食材や栄養源から摂取する必要があります。

ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はうどんの使用例としてレシピをご紹介します。
うどんを使ったレシピ20選!
#1 基本の「きつねうどん」のレシピ!甘辛さがクセになる、メリハリある味の仕上げ方
冷凍うどん、油揚げ、長ネギ、かまぼこ、出汁、上白糖、みりん、薄口醤油、出汁、等
冷凍うどんを使った、きつねうどんのレシピ。油揚げを熱湯で油抜きし、出汁に味を染み込ませます。…
レシピを見る#2 プロのまかない風・具沢山焼きうどん
うどん、ベーコン、人参、玉ねぎ、椎茸、ニンニク、キャベツ、米油、和風顆粒出汁、等
うどん、ベーコン、野菜を使った、プロのまかない風具沢山焼きうどんのレシピ。具材は順番に炒め、酒と和風顆粒出汁を合わせておくことがポイント。…
レシピを見る#3 お手軽ランチにおすすめ!ピリ辛ニラだれうどん
冷凍うどん、薄切り豚ロース肉、ニラ、醤油、きび砂糖、ごま油、白ごま、コチュジャン、ラー油、等
冷凍うどんを使った、さっぱりピリ辛ニラだれうどんのレシピ。豚肉を茹でて冷まし、ニラだれを作ります。…
レシピを見る#4 牛肉とエリンギの具沢山うどん
牛肉、エリンギ、油揚げ、小松菜、顆粒だし、みりん、砂糖、しょうゆ、うどん、等
このレシピは、牛肉とエリンギの具沢山うどんの作り方です。まずは、エリンギを食べやすい大きさに切り、小松菜を3㎝幅に切り、油揚げを食べやすい大きさに切るところから始めます。…
レシピを見る#5 ランチにおすすめ!辛うま汁なし担々肉みそうどん
うどん、豚ひき肉、にんにく、しょうが、豆板醤、ごま油、しょうゆ、みそ、細ネギ、等
うどんを使った、汁なし担々肉みそうどんのレシピ。豚ひき肉を香ばしく炒め、調味料Aと一緒に炒め合わせます。…
レシピを見る#6 辛旨!コチュジャンで作る「うどんでビビン麺」
うどん、長ネギ、キュウリ、キムチ、コチュジャン、鶏ガラスープの素、ごま油、白ごま
うどんを使った、コチュジャンで作る「ビビン麺」のレシピ。温玉、長ネギ、キュウリ、キムチを用意し、うどんをレンチンして、タレを作ります。…
レシピを見る#7 明太子と白だしで簡単おいしい!冷たい明太子クリームうどん
明太子、大葉、生クリーム、白だし、うどん
明太子と生クリームを使った、冷製明太子クリームうどんのレシピ。明太子をホロホロに崩して、生クリームと白だしと混ぜます。…
レシピを見る#8 出汁をつないでしっかり麺に絡ませて!基本の「カレーうどん」
うどん、豚こま切れ肉、長ネギ、油揚げ、カレー粉、片栗粉、米油、上白糖、濃口醤油、等
うどんを使った、カレーうどんのレシピ。豚こま切れ肉と長ネギを炒め、カレー粉と片栗粉でトロミをつけた合わせ調味料を加えます。…
レシピを見る#9 つゆが決め手!冷水でしめてコシを出す!基本の「サラダうどん」
うどん、かいわれ大根、きゅうり、人参、乾燥ワカメ、トマト、ホールコーン、和出汁、みりん、等
うどんを使った、サラダうどんのレシピ。さっぱりとしたぶっかけうどんつゆを作り、茹でたうどんを冷水でしめます。…
レシピを見る#10 電子レンジで簡単5分でお店の味★明太クリームうどん
冷凍うどん、明太子、牛乳、白だし、有塩バター、小ねぎ、刻み海苔
明太子をほぐして、冷凍うどんをレンジで加熱して、牛乳と白だし、バターを加えて和え、小ねぎや刻んだ明太子の皮、刻みのりをのせて完成。5分でできる時短レシピです。…
レシピを見る#11 豆乳冷やし坦々うどん
冷凍うどん、あいびき肉、生姜、にんにく、ごま油、コチュジャン、味噌、砂糖、醤油、等
豆乳を使った、電子レンジで簡単に作れる冷やし担々うどんのレシピ。鍋やフライパンは使わないので後片付け楽々。…
レシピを見る#12 冷凍うどんで時短♪鶏と野菜と赤味噌でコク旨な基本の「味噌煮込みうどん」
冷凍うどん、鶏もも肉、長ネギ、油揚げ、椎茸、人参、大根、出汁パック、みりん、等
冷凍うどんを使った、味噌煮込みうどんのレシピ。鶏もも肉や野菜を具材として使い、赤味噌を加えてコクと深みを出します。…
レシピを見る#13 ゆでうどんと肉野菜で香り良し!「豚肉入り焼きカレーうどん」
ゆでうどん、豚こま切れ肉、キャベツ、人参、ピーマン、白胡椒、米油、カレーパウダー、濃口醤油、等
豚肉入り焼きカレーうどんのレシピ。キャベツ、人参、ピーマンを炒め、豚肉を加え、バットにあけて冷ます。…
レシピを見る#14 ピリ辛豆乳坦々うどん
冷凍うどん、豚ひき肉、チューブにんにく、豆乳、白すりごま、鶏がらスープの素、味噌、豆板醤、ラー油、等
冷凍うどんを使った、ボウル一つで作れる担々麺のレシピ。麺をうどんで代用しています。…
レシピを見る#15 簡単時短!甘辛牛肉と出汁がよく合う基本の「肉うどん」
うどん、牛こま切れ肉、細ねぎ、かまぼこ、みりん、濃口醤油、上白糖、出汁パック、みりん、等
うどんを使った、肉うどんのレシピ。甘辛く煮た牛肉と出汁を合わせて、冷凍うどんを加えて調理します。…
レシピを見る#16 基本の「鍋焼きうどん」のレシピ!手作り出汁でアツアツ風味豊かな一品を
冷凍うどん、鶏もも肉、長ネギ、椎茸、しめじ、かまぼこ、出汁パック、みりん、薄口醤油、等
冷凍うどんを使った、鍋焼きうどんのレシピ。鶏もも肉や椎茸、かまぼこなどを具材として使い、出汁パックや調味料で味付けします。…
レシピを見る#17 めんつゆでお手軽!栄養満点あんかけ肉うどん
うどん、豚肉、ニンジン、ほうれん草、舞茸、めんつゆ、片栗粉、料理酒
うどんを使った、栄養満点あんかけ肉うどんのレシピ。豚肉を茹でて臭みを取り、ニンジンと舞茸を加えて煮込みます。…
レシピを見る#18 基本の「肉汁うどん」のレシピ!肉たっぷりの濃厚つけ汁が食欲そそる埼玉の郷土料理
うどん、豚バラ薄切り肉、油揚げ、長ねぎ、ごま油、和風だしの素、砂糖、みりん、醤油、等
うどんを使った、肉汁うどんのレシピ。豚バラ肉と油揚げを入れた濃い醤油ベースのつけ汁が特徴です。…
レシピを見る#19 野菜嫌いさんもよく食べる!保育園で人気の具沢山けんちんうどん
大根、人参、しいたけ、里芋、長ネギ、油揚げ、木綿豆腐、煮干し、ごま油、等
大根、人参、しいたけなどを炒めて煮干し出汁を加え、具沢山のけんちんうどんを作ります。大根や人参は小さめに切って、見た目も美しく仕上げましょう。…
レシピを見る#20 冷やしてもおいしい!たぬきうどん
冷凍うどん、揚げ玉、細ネギ、乾燥わかめ、しょうゆ、みりん、和風顆粒だし、しょうが
冷凍うどんを使った、冷やしたぬきうどんのレシピ。調味料を作り、冷ましておきます。…
レシピを見る
最後に、うどんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「うどん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 249 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 56.8 | g | |
└糖質 | 54.2 | g | 多い |
└食物繊維 | 3.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.1 | g | 普通 |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「うどん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 33.5 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.0 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 2.5 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「うどん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1000 | mg | 多い |
カリウム | 90 | mg | 低い |
カルシウム | 18 | mg | 普通 |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 49 | mg | 普通 |
鉄 | 0.3 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.39 | mg | 多い |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 6 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 7 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.36 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.8 | μg | 普通 |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
きしめん、ひもかわを含む/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
うどんと同じ穀物の麺類ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
大麦めん | 343 | 63.2 | 12.9 | 1.7 | 6.3 |
うどん | 249 | 54.2 | 6.1 | 0.6 | 3.6 |
そうめん・冷や麦 | 333 | 71.0 | 9.5 | 1.1 | 2.5 |
中華めん | 249 | 50.4 | 8.6 | 1.2 | 5.4 |
沖縄そば麺 | 266 | 52.5 | 9.2 | 2.0 | 2.1 |
マカロニ・スパゲッティ | 347 | 68.9 | 12.9 | 1.8 | 5.4 |
蕎麦(生) | 271 | 50.3 | 9.8 | 1.9 | 6.0 |
冷麺 | 249 | 57.1 | 3.9 | 0.7 | 1.1 |
でん粉めん | 129 | 31.4 | 0.1 | 0.2 | 0.8 |
緑豆はるさめ | 78 | 19.1 | Tr | 0.1 | 1.5 |
春雨 | 76 | 19.1 | 0 | Tr | 0.8 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。